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詩集

17
日常に一時の休息を。
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記事一覧

【詩】💛

【詩】💛

17時夕暮れ 秋深まる

鮮やかに染まった木木 イチョウの黄

暮ゆく一年に 感謝を込めて

幸せの色 はためく

【詩】異値秒

【詩】異値秒

  午前2時 吐く息は白く
仲間と笑い 頬は赤く

  今を刻み続ける針の音
振り向けばすぐそこにあると思っていた

あの日から もう何周?

  悲鳴にも似た一定のリズム
重なる 僕らの落胆の声
流れの速さに頭は揺られ
一秒の価値が遠くなる

  針は今も叫び続ける
流れ落ちる一秒を掬ってくれる
その人を待って

 そうだ 僕らが掬わなくちゃ
僕らが代わりに大声上げて
心の熱を叫ばなくちゃ

 

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【詩】    勝負

【詩】    勝負

勇敢な背中が列成し進む

響くはファンファーレ

迎える観衆

拍手うねり轟く

一挙手一投足

固唾を飲む

鎬削る

闘志激る

入り混じる

歓喜と落胆

決勝。降りそそぐ賛美

全ての勇姿に喝采を。

【詩】   ふんわり

【詩】   ふんわり

花はうたう

陰と日向の歌

全てを包む夕焼け

揺れる数多の背中

繋ぐ手

結ぶ小指

今日が暮れていく

悲しみも含んだ
淡い幸せを運ぶ列車

それぞれの家路

あの日見た夢に突き動かされる者へ
現実を見ない自分を慰める者へ
その青さに想い馳せる物へ

道を知らせる調べ

今日も
花はうたう

【詩】再起のうた

【詩】再起のうた

この世界に落ちてから
どれくらい経ったかな?

もう、どこから来たかも忘れてしまった

もといたところに帰ろうか
そう思って振り返ってもそこに道はない

帰り道のない僕はこの世界で独りきり

この世界で息をして
何が自分にできるかな?

もう、何がしたかったかも忘れてしまった

これからどこに向かおうか
そう思って前を向いてもそこに道はない

目指す場所がない僕はこの世界で独りきり

この世界に飽

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【詩】ファンファーレ

【詩】ファンファーレ

君が目に涙を浮かべてこちらを見てる。

飛び起きる。窓の外はまだ暗い。

すやすや寝てる君

「、、、、ふぅ、、、ゆめ」

君にだけは泣いてほしくない。
悲しい思いなんてさせたくない。

君が笑うためなら
ぼくは何度だって冗談を言う。
「バカね」って笑う君が好き。

君が悲しくなるから
ぼくは泣かない。

『でも、、、、、、。』

白いドレスとベール
いつもと違って固い表情。

胸が張り裂けそう。

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【詩】駄馬なりに前へ

【詩】駄馬なりに前へ

あの人に振り向いて欲しくて、
自分の魅力を考える。

考えれば考えるほど深くなる
ココロにできた劣等感。

自分だって気付いてる。
でも、受け入れたくない結論。

そうやって自分から目をそらし続け、
今日も訪れる焦燥感。

そう、僕は誰かが怖かったんじゃない
自分を知るのが怖かったんだ。

勇気を出して目を向ける。
そして、認める。

『自分にはなにもない』

今僕は道の途中にいるのだ。
人生とい

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【詩】Dear my Bad point

【詩】Dear my Bad point

  僕の未熟さが明るみに出る
言葉を介して 可視化された奴は
ずっと こちらを見ている
  生まれてからの時間が
奴をここまで立派にしたようだ

  たまにしか出て来れないのだから
めいいっぱい光合成させてやろう
それが飼い主の役割だろう

ここで恥ずかしがっちゃいけない
隠した分だけ 後が怖いから

そして次会うその日を楽しみに
どんな風に変わっているか

  奴は決して裏切らない
陽に当てた分

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【詩】羨望

【詩】羨望

いつからこんな生活を始めたんだろう。

数字が僕らを縛り上げ、
勝ち負けで作られた柵の中、
僕らは今日も生きていく。

あたかもそれが当たり前かのように。

僕らは囚われることに慣れ過ぎた。

争いって何だろう。
誰かに勝たないと生きていけないの?
誰かの上でないと生きていけないの?

僕らは囚われることに慣れ過ぎた。
自分に翼があることも忘れて。
自分で考えることも忘れて。

そうしてまた君は言

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【詩】名付け親のように

【詩】名付け親のように

夢見る理由を教えてくれないか
きっと私にしか聞こえていないから
そっとたしかな声で

僕は誰かのためにこのだだっ広い世界に
種を蒔いている訳じゃない
ましてや 誰かに振り向いてもらうためでもない

その花が綺麗であることが 
うれしくて うれしくて

名前は知ろうとしても
誰も名付け親を知ろうとはしない

それはとてつもなくうつくしいこと
僕にとっては それがすべて

変わらぬ日常の中に
移り行く

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【詩】束縛

【詩】束縛

「変わらないなんて詰まらない。」

変わらぬ愛を誓おうとした僕は呆気に取られた。

「変わることを楽しめないのならいらないわ。」

殴られたみたいに視界がぐわっと揺れる。

変わることを楽しむ、、、?

ぼくは考えたこともなかったが、

変わらないものなど無いと彼女は知っていたのだ

そして、
「詰まらない」と言い切ることもできた。

どんな経験をしたら
彼女のような考えに至るんだろう。

自分と

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【詩】魅惑の報酬

【詩】魅惑の報酬

スマホからは沢山の情報やゲームでの勝敗、
SNSのつぶやきの数々
いろんな刺激を受ける。
言い換えればそれは動作の代価であり、
報酬を得ているようなもの。

スマホに関する動作なんて、
タップかスワイプ程度のもの。
それなのにあまりに与えられるものが多過ぎる。
その割に、報酬そのものに実態がない。
手に触れられない、食べることもできない。

リアルな報酬を獲得しに行くべきだ。
料理を作って食べる、

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【詩】ハッピーエンド

【詩】ハッピーエンド

雨が降っていた。
冷えていく感覚だけが
意識を繋ぎ止めていた。

やっとの思いで出した声
だが行く宛ても、貰い手もない。

寒い、、身も心も凍えるほど。
誰かに手を握ってほしい
隣に居てくれるだけでもいい
手を伸ばしても人々は退いていった。

目から溢れ流れた涙が
その一筋だけを温めた。

世界平和が謳われた日、ぼくは死んだ。

【詩】手手

【詩】手手

 この手で 強く強く握ったもの
一緒にここまで歩いてきた
ずっと これからも 一緒にいよう

 絡めた指と指の間には
おだやかな時間が流れてく
カーテン開けて 陽の光 浴びて
今日も一日 元気に頑張りましょう

 君のね 入れてくれたコーヒーと
笑顔で出してくれた ハムエッグ
ずっと これからも 一緒に食べよう

 いつの日か 君と僕の間にさぁ
小さな 笑顔が光ってさ
両手広げて 肩組み合って

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