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働きがいを持とう!―三浦知良「サッカー人として―「99%無理」も恐れぬ15歳のように

就活モチスキゼミの山内康義(やまうちやすよし)です。
 
今日は、サッカーのキングカズこと三浦知良選手(ポルトガル2部オリベイレンセ)が30日、海外5カ国目の挑戦となったシーズンを終えて帰国した
記事に目が留まりました。

「来月初旬からは大阪府内で自主練習を行う予定。
「(最終節後に)最低でも60(歳)までやるって言いましたけど
それは半分冗談。実際は一日一日、一週間一週間、一カ月一カ月、
やっていくことになる
」。キングは愚直に、走り続けていく。」
(スポーツニッポンより)

「20代のころは眠る時間さえ惜しかった。延長戦になったら女性との約束に間に合わないじゃないか、と頭によぎった試合もあったっけ。褒められたものでないけれど、何も恐れずに「俺はできる」と突っ走れた自分が懐かしくもある。許される範囲内で、あの常軌を逸したエネルギーを取り戻してみたいとも思う。

オリベイレンセでの挑戦も残り1試合。
5試合でベンチ入りして2試合に出場したけれども、
充実感は得られていない。
ただ、結果がどう転ぶにせよ、そこへ立ち向かうエネルギーは残っている。

生活が豊かになって余裕ができれば、心にもぜい肉がつきがちになる
だけど僕の心は相変わらず聞き分けがよくないみたいだ。
「99%無理」だとみなされようが、望むものに挑み、手にしてみたい。
とらわれずに生きていきたい。あの15歳のころのようにね。
(三浦知良「サッカー人として―「99%無理」も恐れぬ15歳のように」
日本経済新聞2023年5月26日付)

「生涯現役」と宣言されたのは、野村克也さんですが、
カズの心構えは15歳にサッカー本場ブラジルに渡ろうとして、
高校の先生から「99%、無理だよ」といわれて以来
それからは皆さんご存じの通りの活躍です。

まさに「働きがい」とは、
「仕事のやりがい」(仕事・学びに対するやる気やモチベーション)次第であると思い知りますね。

これからの時代は、
まさにカズをお手本として「仕事のやりがい」をいつまでも持って、
チャレンジ精神をもって生きていけるかが、
大きなポイントとなりましょう。
 
その根拠として、我が国の現況と未来予測をみてみましょう。

2020年(人口1億2,600万人、就業人口7,500万人、高齢化率28.6%)
→2070年(人口9,000万人、就業人口4,500万人、高齢化率38.7%)の予測から、人口減少、高齢化が顕著となります。
厚生労働省サイトより: 我が国の人口について (mhlw.go.jp)

●人手不足は深刻です。
その手立てとして、高齢者層がいつまでも働けることが 求められ、
定年制度は65歳から撤廃されることになりそうですね。
元気でやる気のある人は、いくつでも働いてもらえる世の中になることでしょう。
これから若い人たちは、
60歳からのセカンドキャリア、さらに80歳からのサードキャリアに何をするか、目的・目標をたてて、積極行動することが大切でしょう。

●現在、平均年齢・健康年齢が先進7か国で長寿トップ
(男性:平均寿命82歳、健康寿命73歳、女性:平均寿命87歳、健康寿命76歳)であり、将来、2007年生まれは、107歳まで生きる確率は50%だそうです。(米国カルフォルニア大学、独マックス・ブランク研究所発表)

AI、IoTを使って医療機関に行かなくても24時間、常時健康状況を測定できるようになり、がんの早期発見の徹底、認知症、精神疾病の予防により、
健康状態で生き続けることができますね。
そうなると「何を生きがいに長生きするか」が重要になります。

●働く人手不足をAI、IoT、ロボットが代替するといいますが、
デジタル技術を操ることができる人材が不足しており、社会人に対する
「学び直し」、子供たちへのデジタル「早期教育」が活発になるでしょう。

経済産業省の調査では、IT人材の需要ギャップは2030 年に、
最大で約 79 万人に拡大する可能性があると試算されています。

昨日の日経新聞1面トップは、
「ホンダ、ソフト人材倍増―トヨタは9,000人再教育」でした。

最近は、キャノン、三菱商事など
デジタル教育を全社員が受講する記事が目立ちます。

技術・製造系は、生産性向上、業務効率化について意識して、常時改善活動を進めようと、QCサークルを通じて進んでいますが、営業・事務系人材は
遅れていました。

社員一人ひとりが、
意識・業務・組織・制度改革する「やる気」を持ち、システム化手法を
学び、ノーコード・ローコード開発するITをシステムエンジニアに任せっぱなしにせずに、自ら考え・仕組みつくることでDX、働き方改革をやり遂げようとチャレンジする段階を迎えました。

就活モチスキゼミでは、
「なぜ、働くのか」探求から採用試験までサポートする、
従来のカリキュラムから拡張して「仕事のやりがい」探しを併せてサポートするため、
「マーケティング入門読書会」
「ITシステム化の手ほどき&ITパスポート資格取得勉強会」
「業務分析・DXのためにSAP勉強会」
「プログラミング入門・JAVA勉強会」
「流通システム化・ノーコード勉強会」を修了生向けに始めました。

今年、7月からは本格的に一般募集します。

●自学自習ではなく少人数寺子屋式
●新しいトモダチ・人脈づくり
●新卒対策、入社前教育、転職対策、社内DXエキスパート人材育成
みんなで、ワイガヤ楽しく学んでいきましょう。

そんな私も
カズの足元にも及びませんが、毎年・毎日積み重ねて80歳までは、
高校生、大学生、若い社会人のために、自信を持って、
はつらつと、しなやかに生きてもらえるよう道しるべとなる
キャリア教育に勤しんでまいります。

※日経新聞に感謝。
日経新聞電子版を購読することをおすすめします。
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ご精読、どうもありがとうございます。
毎日コツコツ進めていきましょう!
就活モチスキゼミコーチ 山内康義

1.「99%無理」も恐れぬ15歳のように(三浦知良)

2023/5/26 5:00 日本経済新聞 電子版

<引用>
「99%、無理だよ」
静岡学園を中退してブラジルでプロになると宣言した15歳の僕に、
サッカー部の監督はそう言った。

いま振り返れば、至極まっとうな大人の意見だと思う。
ただ、何しろ当時の僕はうまくいかないなんて考えもしないし、
リスクという発想もない。

1%あるんだろ、という無鉄砲な熱意しかなかったのだから。
ブラジルに来てみて、監督の言葉は正しかったかも、という現実に気づく。

自分が属したのは16歳までで構成されるチーム。
その上に17歳のジュベニール、そしてプロの1つ手前の18歳から20歳までのジュニオールのカテゴリーがあった。

寮の6人部屋では5人がジュベニールの先輩。
体つき、技術、スピード、何もかも自分とはレベルが違う。
その人たちでさえプロになれるかは分からない。

その一段上、
またその上にあるプロは、
とてつもなく先にかすむ世界だった。

あの時の途方のなさを、挫折感というのかな。

この春、ポルトガルにきた巡り合わせで、あのときに同部屋だった先輩らとも話す機会ができた。
現役を続ける僕を「俺たちにとってお前は誇りだ」と言ってくれた。

「1%」から始まったことを思い返せば
信じられないし、これほど光栄な励ましもない。

ある意味で、大人になるということはつまらないね。
「しっかりした人間」という足かせを自分にはめ、なくてもいい常識やつまらないものにとらわれがちになって。

物事を分かってきた今の僕は、15歳の三浦青年に
「むちゃをするなよ」と忠告しかねないんだろうな。

20代のころは眠る時間さえ惜しかった。
延長戦になったら女性との約束に間に合わないじゃないか、と頭によぎった試合もあったっけ。

褒められたものでないけれど、何も恐れずに「俺はできる」と突っ走れた
自分が懐かしくもある。

許される範囲内で、
あの常軌を逸したエネルギーを取り戻してみたいとも思う。

オリベイレンセでの挑戦も残り1試合。

5試合でベンチ入りして2試合に出場したけれども、充実感は得られていない。ただ、結果がどう転ぶにせよ、そこへ立ち向かうエネルギーは残っている。
生活が豊かになって余裕ができれば、心にもぜい肉がつきがちになる。
だけど僕の心は相変わらず聞き分けがよくないみたいだ。

「99%無理」だとみなされようが、望むものに挑み、手にしてみたい。
とらわれずに生きていきたい。あの15歳のころのようにね。
(元日本代表、オリベイレンセ)

2.ホンダ、ソフト人材倍増 トヨタは9000人再教育電動化の競争左右

2023/5/30付 日本経済新聞 朝刊

<リード文>
ホンダは車載ソフトウエア(総合2面きょうのことば)人材を2030年に
現在の2倍の1万人に引き上げる。

インドIT(情報技術)企業と連携し、採用も増やす。

トヨタ自動車も25年までに9000人を再教育しソフト人材に転身させる。

電動化や自動運転が普及すると、車の競争力はハードよりもソフトが左右する。業態転換に近い変化を迫られるなか、各社は専門人材の確保を急ぐ。

<引用>

ホンダはインドの開発会社、KPITテクノロジーズと連携を深め、
30年までにホンダの開発を担う人材を1100人増やし2000人強とする。
ホンダでは現在、社内外で計約5000人が車載ソフト開発を担う。
自社人材の採用も増やす。

ホンダは車載基本ソフト(OS)を独自開発し、25年に北米で発売予定の
電気自動車(EV)に載せる計画。
車の「走る」「止まる」「曲がる」といった基幹機能のソフト設計はホンダが担い、プログラミング作業や実効性の検証などの単純業務は協業先と連携する。

トヨタは25年までに9000人にリスキリング(学び直し)を促し、
ソフト人材を増やす。講座を受講してもらったり、プログラミング言語を
身につけたりといったことを想定しているようだ。

既存の製造や販売といった部門の社員を電動化や自動運転に関する新領域に転換させる。


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