記事一覧
#5 C.I.P./西山敦子
静岡県三島市にあるオルタナティブスペース〈CRY IN PUBLIC〉。ここは、翻訳家の西山敦子さんと彼女の友人たちが立ち上げた「人が集まることを主体とした場所」だ。西山さんは、男性文学者の妻やパートナー、声を抑えられた女性たちの物語からはじまる『ヒロインズ』というアメリカで出版された作品に魅了され、自ら邦訳し、C.I.P.を拠点に出版した。思いと場所と翻訳をシームレスにつないで活動する彼女に話を
もっとみる#4 ATELIER/早水香織
デザイン、タイポグラフィ、美術、写真集といったアートブックが揃う古書店〈ATELIER〉。NEW COLORSが考えるコンセプトブックショップNEW COVERのATELIER回では、「印刷」をテーマに選りすぐりの貴重な古書が並んだ。手に取った人々は緊張気味に、でも愛おしそうにページを捲っていた。ATELIERをひらくに至った道のりと、外からは見えない古書業界の仕組みを、店主の早水さんに聞いた。
#3 BOOKNERD/早坂大輔
“独立系”書店が増えているのは周知の事実。独自の棚づくりでその地域のカルチャーを変える力がある。でもその内実はあまり知られていない。どのように書店を仕事として成立させているのか?盛岡BOOKNERD早坂さんに話を聞いた、どこにも載っていない独立系本屋さんの本音。
盛岡にBOOKNERDあり
加藤:オープンから何年目ですか?
早坂:5年目です。41歳ではじめて、いま46歳です。
加藤:5年で
#2 誠光社/堀部篤史
創刊前にNEUTRAL COLORSのモックアップを持って誠光社の扉を開いてから、店主の堀部篤史さんには種々のアドバイスをもらってきた。本の内容だけでなく、流通の仕方やプロモーション施策まで。自分の中でなにか悩むととりあえず堀部さんに聞いてみるというルーティンができているほど。どうしたらNCを仕事として成立 させられるか?イコール本を販売することだから、堀部さんに“売る仕事”について聞いてみた。
『第11回 BOOK DAY とやま』に参加します
北陸を中心に、全国から古書店・書店・本のつくり手が集まる、年に1度のブックイベント「BOOK DAY とやま」。
NEUTRAL COLORSは、5月26日(日)に出店します。
▼古本・新刊・リトルプレス
【香川】
古本YOMS (25日のみ)
【大阪】
SUS~くらしと本のみせ スウス~/LVDB BOOKS
【兵庫】
1003
【京都】
空き瓶books/古書ダンデライオン/開風社 待賢ブッ
#1 文化沼 “How to Book in NC”
NEUTRAL COLORSは、2023年11月にNYの出版社Small Editionsによる『How to Book』の日本版『How to Book in Japan』を発表した。「はじめて本をつくる人に向けた、本のつくり方のガイドブック」を掲げた本書は、日本各地で出版活動をする20のパブリッシャー、書店、アーティストの持つ答えやアドバイスを集めてつくられた。この日本版には、NEUTRAL
もっとみるNCのメンバーシップがスタートします
オルタナティブな出版の形を模索する試みとして、NEUTRAL COLORSは、5月1日からつくり手に焦点をあてたnoteメンバーシップをはじめます。
出版社、書店、自ら出版するアーティストは、本や商品そのものだけでなく、制作や流通を持続可能にする仕組み、出版を実現させるコミュニティなど、自分たちにとってベストな「背景」をもつくり出しながら活動しています。このメンバーシップでは、NCが可能な限り現
NEW COVER第5回はすばらしき古書店《ATELIER》です
春に向かう横浜に《ATELIER》が期間限定オープン
「印刷」をめぐる、めくるめく古書の世界に浸ってみよう
NEUTRAL COLORSが考えるコンセプトブックショップ “NEW COVER”。2月23日(祝)より、第5回「ATELIER」がスタートします。
ATELIERは、2018年より開始されたオンラインを中心とした古書店。デザイン、タイポグラフィ、美術、写真集といったアートブックが揃っ
NEW COVER 第4回《Idea Books》が新年1月4日(木)からスタート
NEUTRAL COLORSが考えるコンセプトブックショップ “NEW COVER”。2024年は、1月4日(木)第4回「Idea Books」からスタートします。
Idea Booksは、NEUTRAL COLORSのヨーロッパ流通を担うアートブックパブリッシャーです。いつもは選ばれる方ですが、今回はNEUTRAL COLORSがIdea Booksの豊富な新作ラインナップからアートブックの可
NC制作の景色 #7 「How to Book」のトークショーを振り返って
先日開催された東京アートブックフェア(以下 : TABF)で新刊2冊を発表したNEUTRAL COLORS。そのうち小さなZINE『How to Book in Japan』はNC史上異例のセールスを記録し、4日間のフェアで400冊を売り上げた。
TABF会期中に行われた出版記念のトークショーでは、この本の元となる『How to Book』を制作したSmall Editions(New York
NC制作の景色 #6 『Vanishing Workflows』第2版を共同出版する【後編】
エルメス・シンガポールにて開催されたグザヴィエ・アンティンによる展覧会をもとに、Temporary Pressがつくりあげた『Vanishing Workflows』初版。幸運にもこの第2版の制作を担うこととなったNEUTRAL COLORS。11月23日から開催される東京アートブックフェアでの発表に先駆け、NCのウェブサイトでは予約販売が開始された。
この無二の本の制作プロセスを振り返る記事後
NC制作の景色 #5 『Vanishing Workflows』第2版を共同出版する【前編】
ページをめくるたび、リソグラフの淡い色で表現された美しい花々が表出する『Vanishing Workflows』——初版はエルメス・シンガポールで開催されたフランス人アーティストXavier Antinの展覧会をもとに、Temporary Pressによって制作された。
シンガポールを拠点に活動するTemporary PressはNew Cover第1回目のセレクターであり、そのデザインや出版に
NEW COVER 第3回《オフショア》が10月18日(水)からはじまります
NEUTRAL COLORSが考えるコンセプトブックショップ “NEW COVER”。10月18日(水)から始まる第3回の選書ゲストは『オフショア』。「やすい」や「おいしい」ではない、一歩踏み込んだアジアを標榜する雑誌です。
同じインディペンデント雑誌を編む者どうし、毎号共感とともに発売を楽しみにしていました。今回は「ほんとうのアジア」を知るための17冊を編集長の山本さんがセレクト。まさにNEW
NC制作の景色 #4 「NC和紙でつくるWASHI BOX」
「ルリユール」——フランスやベルギーで脈々と受け継がれてきた、ヨーロッパの伝統的な製本・装丁を行う職人を意味する、なんとも優美なこの語音。NEUTRAL COLORSの制作メンバーには、この技術を身につけた女性がいる。「WASHI BOX」などのグッズ制作面からNCを支えてくれている、製本家の中川京子さんだ。
現代に生きるルリユールの技
中川さんが知人のアートブックの制作を手伝っていると聞き、
NEW COVER 第2回《誠光社》 9月12日よりオープンします
7月末から始動したNEUTRAL COLORSが考えるコンセプトブックショップ “NEW COVER”。第1回目《Temporary Press 》は猛暑にも関わらず、沢山の方に来店いただき、好評のうちに終了しました。
9月12日(火)から始まる第2回は、京都の独立系書店「誠光社」でテーマは「メディア論」。店主の堀部篤史さんがセレクトした本が並びます。その他、誠光社が出版元の本、NCが発行する雑
MAKING MAGAZINE “丁合イベント”をsame gallery で開催
NEUTRAL COLORSは7月に名古屋の書店ON READINGにて、NC第4号の制作過程を追ったMAKING MAGAZINEの滞在制作イベントを開催。ギリギリのスケジューリングにも関わらず、多くの来場者の方々に手伝っていただき、無事に丁合、製本作業を終えました。しかし、実はこの500部限定の黒い雑誌は、まだ制作を終えておりませんでした…。というより、東京の皆さまとぜひ一緒に丁合をしたいと考
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