約60社落ちた私による「就活体験記」④
前回の話はこちら▼
④ 企業説明会/就活イベント/適性検査
ここまでESについて述べてきたが、今回は、これまでの部分で述べそびれてしまった、
・企業説明会
・就活イベント
・適性検査、SPI
について、軽く触れていこうと思う。
●企業説明会
大体の企業では、エントリー後、「企業説明会」が開かれていた。
説明会は、コロナ禍以降ということもあり、オンラインと対面の両方あり、企業によって様々だった。
個人的には、オンラインは同じ日に2社以上の説明会を聞くこともできたり、電車賃や電車に乗る時間を省くことができたり、体力や気力もそこまで使わなくて良かったりするので楽だった。
しかし、実際の会社の雰囲気や駅からの通いやすさなど、対面でないとわからないことも多かった。
また、形あるモノを作っているような会社では、実際に会社に行くことで実物を見ることもできた。
企業説明会は、基本的にESを出す前に行われることが多かったが、企業によってはES提出後に行われることもあった。
そんな時は、「説明会を聞いた上で志望動機をまとめたかったのにな」と思った。
●就活イベント
就活サイトが主催する就活イベントにも、いくつか参加をしてみた。
様々な企業が参加する就活イベントでは、1つの会場で一度に沢山の企業の説明を受けることができたので、とてもありがたかった。
ただ、「とりあえず行ってみよう」という気持ちで詳細を確認しないまま行ってしまった就活イベントは、自分の興味のない業界だらけだし、歩いているだけで会社のパンフレットを押し売りかのように渡されまくるし、といった感じで少し微妙だった。
自分の興味のある業界に特化した就活イベントは、一度に色々な企業の説明を受けることもできるし、その業界内で比較しながら聞くこともできるし、聞いているだけでワクワクして「絶対にこの業界に行きたい!」という思いが強くなるし、とにかく最高だった。
なので、当たり前のことかもしれないが、事前にどういったイベントなのかを調べた上で、行くかどうか考えることが大切だと思う。
(とりあえず行けば良い!というものでもない。)
就活イベントも、対面とオンライン(配信型)両方あったので、それぞれをうまく活用していくことが大切だと思う。
また、就活イベントでは、企業説明以外にも、就活(自己分析・ES・面接・その他)の対策の仕方や気をつけるポイントなどを説明してくれるものもあった。
就活を始めたてで何もわからなかった頃の自分にとっては、これもかなり役立ったと思う。
また、私は就活用のノートを作り、1年目の就活では4冊、2年目は2冊、の合計6冊分使った。
企業説明会や就活イベント、大学のキャリアカウンセラーさんへ相談した際にもらった答えなどは、ノートにとにかくメモ。言われたことほぼすべてメモする勢いでメモ。
また、説明会などで聞いたこととは別の欄に分けて、自分の意見を書いていった。
「この企業のこういうところが自分に向いていそう!」とか、「自分がやってきたこの活動をアピールできそう!」とか、「この業界は自分には向いてなさそう」とか、「説明会のこういう雰囲気に惹かれた」とか、「私がやってみたい職種がある!」とか。
これらを書き起こしておくことで、後々(ESや面接の時)に役立つ。
それらを一目見るだけで、どんな会社だったかを思い出しやすくなるし、ESや面接のモチベーションにも繋がる。
また、ESの提出締め切りが被った際などに、どちらの会社を優先させるかを決めるための、志望度の指標にもなる。
●適性検査、SPI
会社によっては、適性検査や、SPIなどの学力検査があるところもあった。
学力検査の方は、そもそも選考フローに入っていない会社の方が多かったので、対策にそこまで時間は割かなかった。
先輩から譲っていただいたSPI対策の本があったので、それを活用して少しだけ勉強をした程度だ。
数学など、高校の頃はできていたはずなのに、今は解き方が一切わからなくなってしまっているものも多く、それが少し虚しく感じたりもした。
学力検査はそもそも、問題自体はそこまで難しくないが、回答時間が限られており、時間内に全然解き終わらない、といったことの方が多かった。
このことへの対策としては、時間が足りないと思ったら、選択式のものはとりあえず適当に選んでおく。
難しそうな問題は飛ばして(適当に選んで)、簡単な問題をしっかり解くのに時間を割く、といった感じだ。
高校くらいまでのテストや受験と、全く同じような考え方だと思う。
適性検査は、基本的に性格診断だけのものが多かった。
私は元々、性格診断や心理テストのようなものが大好きなので、答えるのがとても楽しかった。
適性検査では、できるだけ正直に答えつつ、少しだけ盛ったり、「これを選んだら絶対に印象は良くないな」と思ったものだけ避けたり、といった感じで答えていくのが良いと個人的には思う。
偽りの回答をして、他の回答との矛盾が出てきてしまったらややこしいし、正直に答えて落ちるような会社なら、そもそも自分と合わなかったということだし、といった考え方から、私は基本的には馬鹿正直に答えていた。
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