記事一覧
演じる体験で、自分の可能性をひろげる、実験のはなし
大人になると社会生活のなかで「とにかく影響を与えない言動」を身につける人も多いと思います。ことに現代社会の中で、自分の視界に入らないはずの全方向にまで気をつけて生きていくことは、必須スキルの様相です。しかし考えねばならないのは、全方向に気を使い過ぎて何も表現できなくなり、自分を見失っていると感じる人の多さです。
あらゆる方向に気を使う必要はないのだと私は思っています。他人を敬うと言う気持ち一つがあ
今年のお礼と1月のワークショップのお知らせ
2023年が終わりますね。ワークショップにご参加いただいたり、事務所レッスンに来てくださったり、お心を寄せてくださった皆様、本当にありがとうごさいました!
春からマスクが必須ではなくなり、数年ぶりに演技中の顔が見られるようになってとても嬉しかった今年。慣れとは怖いもので、対面ワークショップを開催できなかった日々やマスクをつけることが必須だった日々があったことなんてゴソッと忘れてしまったような気もす
「俳優の音声訓練」より、俳優になるための素質について
(先日音声配信した内容から、AI記事にして一部修正したものです。)
富田浩太郎先生の「俳優の音声訓練」という本をご紹介しました。
富田先生と初めてお会いしたのは18歳の時でしたが、実は私はその2年前にこの本と出会っています。元教員で脳梗塞を患い、発語のリハビリ中だった父が持っていたのを読ませてもらっていたのです。
内容を少しだけご紹介させていただきます。
配信内容は以下↓
こんにちは、あ
演技がどんどん上手くなる人のマインドセット3「同じクラスを受けている人に対してポジティブな印象を持っている,他人と比べない」
「自分らしい演技力が確実に伸びていく人」の4つの特徴について、このあいだ書いたダメだしをポジティブに受け取るの項目の続きです
4つの特徴とは、
1 自立している
2 ダメだしをポジティブに受け取る
3 同じクラスを受けている人に対してポジティブな印象を持っている,他人と比べない
4 スポンジのように吸収できる
上達するためのマインドセットを整えていきましょう!
ということで、今日は「同じクラス
演技がどんどん上手くなる人のマインドセット2「ダメ出しをポジティブに受け取る」
「自分らしい演技力が確実に伸びていく人」の4つの特徴について、このあいだ書いた「自立」の項目の続きです
4つの特徴とは、
1 自立している
2 ダメだしをポジティブに受け取る
3 同じクラスを受けている人に対してポジティブな印象を持っている,他人と比べない
4 スポンジのように吸収できる
上達するためのマインドセットを整えていきましょう!
ということで、今日は「ダメ出しをポジティブに受け取る」
我々がパンプスを履かなくなった、12年前の出来事
今はどうなんですかね、周りの方はパンプス履いてます??数年前から若者のお洒落さんの中では少し復活の兆しがあるのかなという感じですが、ここしばらくの流行りはリバイバルのマーチン波から始まった厚底(爪先からかかとまでが同じ高さの)でしようか。
私(40さい)が子供の頃、成人女性の皆さんはヒールのパンプスを履いてらっしゃいました。手元に「ファッションインジャパン1945-2020」の図録があるのですが
演技がどんどん上手くなる人のマインドセット1「自立」
おはようございます(業界挨拶)、演技講師です。
俳優・モデル・声優の事務所や養成所でお芝居を教えることを生業にしています。そしてもう一つ、ライフワークとして「役者になりたいわけじゃないんだけど演劇が人生の役に立つような気がする」という方向けの講座をストアカでやっております。↓こういうの
様々な演劇メソッドがありますが、私のクラスの特徴は「自分の武器を磨いて自分らしい表現を追求する」というところに
夜の帳を下ろされ続けている
ダジャレ禁止令
世にも奇妙な物語の中で、私の心に深く残っている作品「ダジャレ禁止令」(今調べたら1998年の作品だった)。
「ダジャレ禁止令」という法ができてしまった時代、ダジャレが大好きなおじさんが言いたくて言いたくてしょうがない日々を送っていたときにとあるビルの地下にある秘密クラブ?でダジャレを言いたい人たちが集まって夜な夜なダジャレを言いまくっていることを知る。そこに通っては日頃言えないダ
「戦争が終わって、メロンパンが小さくなったわけじゃないのよね」の話
大正の終わりに生まれた祖母は泉下の人となって10年以上経ちますが、私が生まれて数ヶ月で仕事に戻った母の代わりに赤ちゃん時代から小学校高学年くらいまでを一番長い時間一緒に過ごしました。
母は彼女の実の母である祖母について「同じ話ばっかり」と言いましたが、私は1エピソードにつき3回話されるのなら少ない方、という祖母の話を繰り返し繰り返し聞いて育ったのでかなり祖母について詳しい、多分祖母が出会った人の中
何が終わるのを待っているの、人生
サミュエル・ベケットの書いたゴドーとはなんであるか、ちょっと掴めてきてしまった気がする38歳春。ミッドライフクライシスど真ん中なのかも知んない。自分を見つめてしばし反抗的になったり俯瞰的になったりする人生の成長期だ、多分。
さて、あなたは何を待っているのですか。子供が帰ってくる時間を、それによって終わる一人の時間を、おやつの時間を、夕方のチャイムを、お風呂の沸く音、夕飯からのぼる湯気、お布団に潜り
カメラアイとか、私の記憶方法の話
おはようございます。今日は私のカメラアイについて書こうと思います。
カメラアイってご存知ですか?記憶の保存方法は人によって異なりますが、私はどうも聴覚保存がよくないらしく、視覚での記憶保存に頼って生きています。カメラアイとは、一度見たものをそのまま写真みたいにして頭の中に記憶することです。
これは私にとって時々良いもので、時々悪いものです。
人より聴覚弱め、視覚強めな元役者・現在演技講師のわたしの
それは表現で得られる癒しなのかもしれない
古代ギリシャの哲学者アリストテレスは書きました、「悲劇が観客の心に怖れと憐れみの感情を呼び起こすことで精神を浄化する効果」を「カタルシス」と。医学領域でも使われるカタルシスという言葉の始まりは演劇用語で、特にギリシャ悲劇なんかを観てね「悲劇ー、かなしみー、えーん」と泣いたりして観客は心の浄化を図るわけです。
演劇と心理学、そして哲学は紐づいていると思うです。私は演劇を教える仕事をしています。元々