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演技がどんどん上手くなる人のマインドセット3「同じクラスを受けている人に対してポジティブな印象を持っている,他人と比べない」

「自分らしい演技力が確実に伸びていく人」の4つの特徴について、このあいだ書いたダメだしをポジティブに受け取るの項目の続きです

4つの特徴とは、
1 自立している
2 ダメだしをポジティブに受け取る
3 同じクラスを受けている人に対してポジティブな印象を持っている,他人と比べない
4 スポンジのように吸収できる

上達するためのマインドセットを整えていきましょう!
ということで、今日は「同じクラスを受けている人に対してポジティブな印象を持っている,他人と比べない」についてです。

事務所レッスンなどで感じるのは「自分以外みんなライバルと思わなきゃいけない!」というレッスン生の熱い思いです。・・・でもそれだけになっていませんか?いえね、ライバルと思い込みすぎて自分に謎のプレッシャーをかけてしまっては自分らしい素敵な表現から離れていってしまいますし、誰かを馬鹿にして自分が優位になろうと思ったり足を引っ張り合うような人ははっきり言って現在のアーティストマインドからはひどく離れたものになります。うーん…半世紀くらい前だったら、そういう人たちも表現の場に残っていらしたかもしれないけど。とにかく令和向きじゃありません。

尊敬できる人と切磋琢磨することで、自分では気づかなかった「伸びるポイント」や「できる人が習慣化していること」に気づくと思います。
自分の成長のために、周りの人たちの尊敬できるポイントやその人ならではのストロングポイントに気づく=フラットな目線と観察力を強化することにつながっていきます。
同志とのつながりを持てる場はそもそもレアです。みんながみんな表現者になりたいと思っている場において、それぞれの尊敬できるところを見出していくこと自体が自分自身の底上げになります。
あとさ、人間性が可愛らしい方が周りに受け入れられる(=仕事につながる)ってのは分かるわよね。人をフラットに観察するとき、オープンマインドな自分でいないと偏った見方しかできなくなってしまうもの。オープンマインドでいれば自然と「ひととしてかわいいな」「素直だな」「信頼できるな」と周りからの評価は上がっていきます。

「みんながライバル」は哲学でもなんでもありません。一つのゴールです。ゴールということはそこに到達してしまったら一旦終わりです。自分自身を伸ばすために、周りを受け入れ自分の成長を促していきましょう。
↑って書いてから気づいたんだけど、鉢植えを想像してください。あなたはそこに蒔かれた種。肥料たっぷりのふかふかな土もあります。しかしそれだけでは育ちません。水や日光を浴びることなく、伸びていくことはできないんです。土の中は心地よいものですし、外の世界はときに自分が傷つくこともあるかもしれない。だけど勇気を持っていろんなものを受け入れた先に、次につながる種が見つかるはずです。

でもさー、「あの子のここがいいと思う。自分にはそれがないんだよなあ」っていうのあるじゃないですか。まあ人間だもの、ありますよね。次の思考が肝で、「どうせ自分なんて」っていうのが湧いてきたら試合終了です。ピピーッ!
「自分にはないんだよなあ」の次の展開でおすすめな思考は「どうしてあの子はこんなにいい感じなのか観察してみよう」です。冷静に学びに変えていくことで、自分の血となり肉となります。
「あの子」と「自分」という比較を一旦外さない限り、フラットに観察出来ないものです。あの子と自分はそもそも違うものなんだから、同じ土俵で考えてはいけません。「違うところをいっぱい観察して、自分でも使いこなせるようになろう!」というマインドの時、他人との比較はマジで不要です。

たくさんコミュニケーションをとって、いろんな人を受け入れた先には、必ず引き出しが増えていきますよ。
以上「同じクラスを受けている人に対してポジティブな印象を持っている,他人と比べない」についてでした!
ではまた

↑事務所系レッスンのほかに市民向け演劇ワークショップもやってるよ!

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