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演技がどんどん上手くなる人のマインドセット2「ダメ出しをポジティブに受け取る」

「自分らしい演技力が確実に伸びていく人」の4つの特徴について、このあいだ書いた「自立」の項目の続きです

4つの特徴とは、
1 自立している
2 ダメだしをポジティブに受け取る
3 同じクラスを受けている人に対してポジティブな印象を持っている,他人と比べない
4 スポンジのように吸収できる

上達するためのマインドセットを整えていきましょう!
ということで、今日は「ダメ出しをポジティブに受け取る」についてです。

芸能をやったことのない人でも、「ダメ出し」という業界用語を耳にしたことがある方は多いと思います。ダメ出しって、「ダメ」を言われてるわけですからとっても怖い言葉ですよね;;なので私は授業でもワークショップ講座でも「フィードバック」という言葉を使います。「出されたもの(演技の場合はその人なりの表現)に対して、次にステップアップするために評価・指摘をしていく」という意味合いで使っています。まあ、ダメ出しも本来そうなんですけどね。「ダメ」という言葉がちょっと乱暴なので、ダメ出しを出す方も自分の立場が偉くなったと考えてしまうのが恐ろしいところです。演者も演技指導もお互いリスペクトを持ってやっていきたいところ(でもそうじゃない人が多いのも業界ならではですよね。最近はハラスメント問題が明るみになってきたので、そういう人は減ったかな?もしそういう人に会っちゃったら急いで逃げようね)。

ポジティブに受け取るとは

もしあなたがお芝居に対して情熱があり、もっと上手く、もっといい役を掴みたいと思うなら。そして長く活躍したいと思うなら。
自分を大切にして自分の気持ちに正直に、それでいて周りには謙虚でいてください。
悪いことが起きた時、簡単に自分のせいにしないこと。簡単に誰かのせいにしないこと。悪いことの根源を探すことも大切ですが、まずやるべきは俯瞰して客観的に「悪いこと」の事実を眺めることです。とりあえず何かのせいにしていては先に進めません。
ネガティブに陥ったら、這い上がるのも一苦労。フラットに眺めましょう。
さて、ダメ出し(フィードバック)で思いも寄らない意見をもらったとします。
「ああ、私が下手くそだから」なんて思うのは思考停止しています。
「この先生、全然わかってないんだから!」それも思考停止です。
「なるほど・・・この指摘ですか。じゃあどうしたら良くなるかな」←これです。ただこれだけ。
落ち込む事はありません。だって未来を良くするためにもらったヒントです。このヒントをどういかしていくか、ただそれだけに注力してください。それだけ!!

また、フィードバックを適切にそしてなるべくたくさん受け取りたいと思ったら、「良い聞き手」になってください。ディレクターや演技講師が話している間、なるべくその人の瞳を見ながら、その人が言わんとしていることを一生懸命探ってください。良い聞き手の演者には、「話そう」という気持ちが湧き上がるのが人情です。ディレクターや演技講師も人間ですので・・・

以上、演技がどんどん上手くなる人のマインドセット2「ダメ出しをポジティブに受け取る」でした。続きはまた!

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