見出し画像

簡単に幸せになる方法は、朝日を浴びること。〜学びnote⑧〜

・自殺する人は100%孤独です。
 自分のことを助けてくれる人がいないと
 思い込んで孤独になってしまうから自殺が
 起きる
というのが私の考えです。
人に悩みを相談のは大事。
 話して方向性を示してもらうだけで、
 ストレスのほとんどは解消されます。
 カウンセリングにくる患者さんも、状況は
 何も変わっていないはずなのに、笑顔に
 なって帰っていく人が大勢いますからね。
・お金持ちが幸せになれないワケは、
 それ以上、お金持ちになれないからです。
 お金を手に入れることで感じられる幸せは、
 上昇が必要。階段を上っていく過程で
 得られるものなんです。
 ドラクエでいうとレベルが上がって「タララ
 ラッタッタッタ」って音が鳴りますよね。
 その瞬間が大事。
・10億円を手に入れて、一瞬は幸せに
 なったとしても今度はもっともっと大きな
 金額を手に入れないと満足できなくなる。
 これは個性の話ではないです。
 人間の脳の仕組みと関係があるんですよ。
 大金を得ると、「ドーパミン」という
 幸福の一種を感じる脳内物質が出ます。
 しかしドーパミンによる幸福感は慣れやすく
 長続きしません。

 より多くのお金を得ないと、脳は幸福感を
 味わえなくなってくる。
 そうやって“成長”するように人間は
 設計されているんですよ。
・ここまではお金を事例として話しましたが、
 なにかしらで成功したときにも
 「ドーパミン」が出ます。
 だからお金持ちになれたら、
 また別の“山”を登り始めればいいんですよ。
 新しいことにチャレンジすれば、
 また上を目指せます。
人に親切にすると、飽きずに“幸せ”を
 感じられる脳内物質が出る。

・「アドレナリン」が放出されることで
 感じられる幸福感もあります。
 クラブで朝まで騒いだりジェットコースター
 に乗ったりと、心拍数が上がる刺激によって
 放出される脳内物質です。
 ただし疲れてしまうので、この方法で幸福感
 を得るのはほどほどにしておきましょう。

人に親切に接したり、ペットやパートナーと
 コミュニケーションをとったりすると、
 「オキシトシン」
という脳内物質が出ます。
 これは長く続く幸福感のもとになります
・「ドーパミン」は目標を設定/達成したとき
 に出ます。だから“高嶺の花”みたいな人を
 頑張って捕まえるというのは、
 設定した目標を達成することが目的に、
 つまりドーパミン型の恋愛になりやすい。
・一方で「オキシトシン」は
 心拍数を下げる効果があります。つまり
 リラックスできるんですね。
 これは慣れることなく長続きします。

 なので長く続く関係を望むのなら、
 リラックスできるか、つまりオキシトシンが
 出ているかどうかを判断基準にするといい。

「もっとも手軽に幸せを感じられる物質は、太陽を5分浴びるだけで出る」

・ドーパミン、アドレナリン、オキシトシンと
 挙げてきましたが、
 もっと手軽に幸せを感じられる脳内物質が
 「セロトニン」
です。これは
 太陽の光を5分ほど浴びると放出されます
・早起きして太陽の光を浴びながら歩いてると
 清々しい気分になるのは、目から入った
 光によって「縫線核」という細胞が刺激され
 セロトニンが放出されているからなんです。
・また、15分以上の軽い運動や咀嚼でも、
 セロトニンは出ます。早起きして朝ごはんを
 しっかり食べ、通勤のために歩きながら太陽
 を浴びるようにしましょう。
 ただし、睡眠不足などで疲れがたまると、
 セロトニンの出る量が減ってしまう
ので注意
 してください。
・セロトニンが減るとうつ病の状態になり、
 やる気や食欲などいろんな意欲が低下して
 しまいます。連休中ずっと家にいるとダルく
 なってくるのもそうです。
・もうひとつは、感情のコントロールができな
 くなり、ひどくなると自殺につながります。
 自殺してしまう人は、不調が続いたある日、
 突発的に死にたいという感情が湧き上がって
 くるといわれています。
 自殺衝動が湧いたときにセロトニンが少なか
 ったり、お酒を飲んで酔っ払っていたりと、
 感情のコントロールができない状態になって
 いると、衝動に身を任せて亡くなってしまう
 というわけです。
・自殺は本人の意志が弱いとかそういうこと
 ではなく、ほとんどの人は「死にたい」と
 思っても勇気がないからできません。
 一方で実行できてしまう人は、むしろ意志が
 強すぎたり、コントロールできない状態に
 なっていたりするといえるでしょう。
幸せを感じるにはトレーニングが必要。
 毎日3つ楽しかったことを書き出すといい。

 脳科学的に感じられる“幸せ”について語りま
 したが、もうひとつ大事なことがあります。
・幸せを感じるにはトレーニングが必要です。
 誰だって程度の差はあれど、幸せなことと
 不幸せなことの両方に出会っているはず。
 それなのに「毎日つまらない」と感じると
 したら、幸せにつながることを発見する
 能力が低いせい。
 “プチ幸せ”を見逃してしまっているんです。
 そういう人は幸せにはなれません。
 いま幸せでない人は、そのままだと一生
 幸せになれないんです。簡単です。
・寝る前に、その日あった楽しいことを1行で
 いいので3つ書き出してみてください。
 頭に思い浮かべるだけではダメ。
 考えるのと書くのでは記憶の定着に圧倒的な
 差が出ます。
・そうやって書き出す習慣をつけると、
 幸せだった記憶が頭に残ってポジティブに
 なってくるので、周りにもポジティブな人が
 集まる。
 すると連鎖的に楽しいことが次々に起きる
 ようになるはずです。

・幸せを感じる脳内物質が出る行動とセットで
 “プチ幸せ”を書き出す習慣をつけましょう。

「笑いのセンスは磨ける?」

・笑いは恐怖や不安などのマイナスをプラスに
 転換するために脳が発達して生まれた説が
 あります。そして、笑いとは「脳の緊張が
 緩和することで引き起こる現象」
です。
・笑いで一番古典的だと言われれているのが、
 “くすぐり”です。くすぐりって自分で自分の
 体を触ってもくすぐったくないですよね。
 でも、他人にすぐられると笑ってしまう。
 脳にとって「他人に体を触られる」のは、
 怖いことなんです。それが、
 「これは悪いことではないんだ」って解釈が
 好転して緩むので、つい笑ってしまう。
 脳内が緊張しやすいのは、
 わからないものに直面したときです。答えが
 わからないものに直面すると脳は強張り、
 それが何ものかわかったときに緩みます。
 そのギャップで笑いが起こるんですよ。
 だから、笑いは人が持っている「不安」と
 結びついている。
 それぞれの人生のステージにおける
 「新しい不安」に伴うことが多いんです。
・たとえば、子どもってトイレネタでゲラゲラ
 笑うじゃないですか。それはトイレや排泄が
 子どもにとっては新たな発見であり、
 不安だから。お年寄りなら年金や老いとか。
 それぞれの世代で必ず“課題”になる旬ネタが
 あるんですよ。
・笑いは本能だけでなく、文化によっても
 成立する。日本は「同調圧力の笑い」が多い
 漫才だと、ボケがわけわからないことを
 言って観客の脳を緊張させ、それをツッコミ
 が緩和させているんです。
・世界のなかでも日本は「同調圧力」を使った
 笑いの文化が優れていますね。
・笑いのセンスとは、自分が相手から
 どう思われているのか客観視できる能力

・笑いのセンスは存在します! 僕らの領域では
 「メタ認知」と呼んでいますね。
 脳の前頭前野が行う、
 自分を客観的に見る能力のことです。
・人に面白いと思われるには、意外性を突かない
 といけません。自分がどんなことを言えば、
 相手の脳を緊張させられるか…これには
 メタ認知が優れていないといけません。
(例えば、自分が周りから怖いと思われている
 としたら、意外性を狙って“自虐ネタ”を言え
 ばいいってことですね。)
・笑いのセンスというのは、ドーパミン系の
 働きなど一部遺伝で決まると言えそうですが
 メタ認知能力は磨くことができますよ。
 その方法は教科書的になっちゃうけど、
 「他人という鏡」を使わないといけません。
・ボクの場合は、落ち着きがないっていうのが
 圧倒的な欠点なんですが、ずっと自分の
 中では「普通だろ」って思っていたんです。 
 他人と比べて初めて欠点だとわかった。
・人に指摘されて初めて自分の欠点を知ること
 って多いですよね。だから、なるべく自分と
 違うタイプの人と出会わなければいけない。

 そこで、違和感を抱くことで、自分を客観視
 するきっかけが出てくるんですよ。

 その蓄積で、自分が周りからどう見られて
 いるのか、どう思われやすいのか、を
 確実にしていくと。
 そうすれば、相手の脳を緊張させる意外性を
 生み出しやすくなるってことですね。
・あと笑いを生み出すには、センスに加えて
 IQが必要です。IQは、笑いのパターンを
 どのくらい知っていて、それをちゃんと
 アウトプットできるかで測れます。
 その場に合わせた笑いを提供できる人は、
 笑いのIQが高いと言えますね。
・あとは、“間”をちゃんととれる人も笑いの
 IQが高いです。
 最初に言った通り、「笑い」とはもともと、
 危機やリスクなどネガティブな状況と密接に
 関係していいます。だから強いて言うなら、
 笑わせたい人が不安に思っていることを
 いじれば、笑いが起こりやすいんです。

この記事が参加している募集

習慣にしていること

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?