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わたしを構成しているといっても過言ではない作品
#私を構成する5つのマンガ というタグが一時期流行ってましたね⠉̮⃝ 読書が心を豊かにしてくれるとは思わないけど、確実にわたしの一部分を作り上げた作品は小説も漫画…
計画的に本は読めない
思った通りでした⠉̮⃝
読書計画を立ててみようと思い書いた記事ですが、守り人シリーズ以外は全く計画外の読書でした。
『時計館の殺人』『マークスの山』『この世の春』『はてしない物語』『失われた時を求めて 全一冊』、勾玉三部作どれも一切手をつけてません。自分でもびっくりするくらい計画通りにはいかなかった…。予定外に図書館の本がきたり、読みたい新刊が出て借りたりでミステリーをほぼ読めてません。大河ド
読書|『十角館の殺人』綾辻行人
2023年、74冊目⠉̮⃝
言わずと知れたミステリーの名作。映像化不可能と言われてましたがまさかの実写映像化ということで再読しました。
全てを覆す“衝撃の1行”を知って読むとどんな感じかと思ってたけどはじめて読んだときよりおもしろかった。これがデビュー作ですよ。36年売れ続けているのも納得です。とにかくこれはネタバレ踏む前に読んでほしい!一生に一度の読書体験になりますよ。
ちなみに例の一文のア
読書|『彼女は頭が悪いから』姫野カオルコ
2023年、73冊目⠉̮⃝
姫野カオルコははじめてです。このタイトルがずっと気になってました。東大生5人による強制わいせつ事件をモチーフにした作品でした。
夜に男性の部屋に行った女子も悪いでしょって事件の記事だけを見たら思わなくもないですが背景を知ると全然事件の印象が違ってきます。だってごく普通の女の子が恋をしただけ。引っかかった男が悪かったにしてもあんな扱い受けていいわけではない!
しかし
読書|『ヒロイン』桜木紫乃
2023年、72冊目⠉̮⃝
女は強いなと思いました。したたかな女たちの物語でした。
作者はモデルはいないと答えていましたが、あの教団の爆弾娘から発想を得たんでしょうね。
グイグイ引き込まれたのに実際の事件がモチーフとなってるからか物語への没入感は得られませんでした。逃亡劇としては弱い気がしますが、見つからないように普通に暮らすというのがリアルなんでしょうね。だからこそ桐野夏生の『OUT』を彷彿と
読書|『十二国記絵師 山田章博の世界』山田章博
2023年、71冊目⠉̮⃝
山田章博の絵がなければ十二国記にこれほどハマってなかったと思うのです。それくらい十二国記シリーズと山田章博の絵は密接でその世界観に合っているだけではなく、物語の世界を広げてくれていると思うのです。
ハマるととことんな性格なので画集も2冊買ってしまいましたし、ガイドブックももちろん買ってます。2021年に発売予定だと告知されていた短編集はもう2023年が終わるというの
読書|『精霊の木』上橋菜穂子
2023年、70冊目⠉̮⃝
上橋菜穂子のデビュー作です。
環境破壊で地球が滅び人類が様々な星へ移住したあとの物語。いわゆるSFファンタジーですが、歴史の隠蔽など最近の作品にも通じるような内容にもなっていて古さは感じなかったです。デビュー作がこの仕上がりってすごいですね。すごくよかったです。
あとがきに15年前、30年前の作品を世に送り出す葛藤が書かれてましたが、根底は今の上橋菜穂子と同じものが流
読書|『レーエンデ国物語 喝采か沈黙か』多崎礼
2023年、69冊目⠉̮⃝
『レーエンデ国物語』3作目です。
序章でホテルとレストランという言葉が出てきて読む気失せたけど最後まで読んでよかった。おもしろかったです。
ある仕掛けがされていてなんとなく違和感を感じながら読んでたけどちゃんと回収されて、物語も前2作のラノベ風味がなくなってグッと引き込まれました。アーロウとリーアンの双子もはじめはイライラさせられたけど魅力的で兄弟愛に胸が痛かったです
読書|『天璋院篤姫』宮尾登美子
2023年、67、68冊目⠉̮⃝
大河ドラマ『篤姫』の原作です。ドラマを観終えたので読みました。途中途中に説明みたいな文章が入るので読みにくさはかなりありましたがなんとか読み切れました。時間かかりました。
原作といえどドラマとは違いました。ドラマよりも遥かに厳しさがありましたが、篤姫の矜持、生き様はかっこよかった。この人がいなかったら江戸城無血開城も徳川家存続もなかったでしょうね。家定が後を託
わたしを構成しているといっても過言ではない作品
#私を構成する5つのマンガ というタグが一時期流行ってましたね⠉̮⃝
読書が心を豊かにしてくれるとは思わないけど、確実にわたしの一部分を作り上げた作品は小説も漫画も含めいくつかあります。
そのひとつが『あさきゆめみし』です。源氏物語の出会いは杉井ギサブロー監督の『紫式部 源氏物語』というアニメだと記憶しています。そこから源氏物語を好きになり『あさきゆめみし』に出会ったんだと思います。まだ子供だっ
読書|『正欲』朝井リョウ
2023年、65冊目⠉̮⃝
確かにこれは読む前には戻れない。こんなにも読後言語化しづらい本はない。多様性って言葉を耳にするたびうんざりした気持ちになってたけど、それを代わりに言ってもらえた気になりました。多様性をわかった気になって言うのが一番ダメだと思った。
わたしの語彙力ではすごかった!としか言えません。ほんとにすごかった。
読書|『殺戮にいたる病』我孫子武丸
2023年、64冊目⠉̮⃝
Twitterで#絶対に読んどけっていうミステリー小説 というおもしろそうなタグがあってランキング集計されてるのですが(去年はタグが違いましたが)、それで10位に入ってたので読みました。ちなみに1位はぶっち切りで”衝撃の一行”のあの作品です。
グロ高純度なミステリーでごさいました。グロに気を取られて衝撃のラストを迎えました。確かに読んでる間違和感はあって、何度も冒頭
読書|『木挽町のあだ討ち』永井沙耶子
2023年、63冊目⠉̮⃝
直木賞、山本周五郎賞ダブル受賞作品。
仇討ちする話と思ってたらそうではなくて、しかも各章で語り口が違うので読みにくかったです。アニメ『十二国記』にハマったのもあって途中でやめようかと思いましたが最後まで読んでよかったです。4・5幕のお話がよかった。
作中は仇討ちってなってるのにタイトルはなぜ“あだ”討ち?って思って読んでたけど納得でした。
永井沙耶子作品は確か3冊目
読書|『大奥づとめ よろずおつとめ申し候』永井沙耶子
2023年、62冊目⠉̮⃝
朝井まかての『残り者』の解説にあって気になって積んでました。
11代将軍徳川家斉時代の大奥のお仕事小説。今放送してるドラマ『大奥』と同じ時代ですがこちらはさっぱりしてて読みやすかった。短編でどの話も読んだあとはほっこりします。最後の「ねこめでる女」だけはちょっと泣けました。これは猫飼いは仕方ないですね。
ドラマ『大奥』がおもしろすぎてハマってます。仲間由紀恵が怖すぎ
読書|「守り人」シリーズ 上橋菜穂子
2023年、55・58・60・61冊目⠉̮⃝
8月から読みはじめた「守り人」シリーズをついに読み終えました。
これで終わりとはもったいないです。是非ともチャグムのその後を書いてほしいです。個人的には狩人のジンが好きなのでその辺も深掘りしてほしいですが、上橋菜穂子という作家は書こうと思って書ける人ではないようなのでいつかまた「守り人」の世界を書きたいと思ってくれることを読者は待つのみですね。
ロ