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ヨガインストラクターのための指導ポイント

ヨガ指導におけるヒントや有益な知識情報をお伝えします。特にヨガの解剖学や安全安心な指導への情報を中心にお送りします。
ヨガの解剖学の第一人者直伝のヨガ指導のポイントをお伝えします。他ではあまり伝えない内容もここではお…
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【マガジン】「安心・安全なヨガ」WSのシェア

【マガジン】「安心・安全なヨガ」WSのシェア

先日あるクリニック併設のヨガスタジオさんで「安心・安全なヨガ」というお題でWSを担当させていただきました。
2時間と言いつつ大幅に延長し、3時間近くのの時間を使ってしまいましたが、指導者として熟練の方々に受講いただき、質問もとても的をえた素晴らしいもので、僕も大変勉強になりました。

前半は古典的なアーサナを体験して頂き、緊張と弛緩のバランスや、自然呼吸の意義、長時間の保持による効果などから、快適

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【マガジン】アーサナは沢山あるけど、、、何が「健康」で何が「探求」なのか?

【マガジン】アーサナは沢山あるけど、、、何が「健康」で何が「探求」なのか?

関節には正常可動域というものがあります。1995年に日本整形外科学会と日本リハビリテーション学会によって定められています。

これは理学療法士は国家試験に出るので全て暗記しています。
医療ではこれを基準にして基本的に正常か異常かということを判断しています。
この基準をもとに障害度の判定もされている非常に信頼度の高いものです。

例えば股関節の屈伸を見てみますと屈曲は125度、伸展は15度です。そう

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ポリヴェーガル理論とヨガ

ポリヴェーガル理論とヨガ

2019年のヨガセラピーデイの中で、アーサナはコミュニケーションスキルを高める方法だという講演をしました。

この時にはポリヴェーガル理論は知らなかったのですが、最近ポリヴェーガル理論を勉強してあぁこれはリンクするなと思ったので紹介を兼ねて簡単にこの理論とヨガの関連について書きます。

2019年の発表内容はこちらの記事を参照して下さい。

まさしく主題と同じ題名の論文があります。著者は2018年

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ヨガによる有害事象〜文献的考察〜

ヨガによる有害事象〜文献的考察〜

ヨガは睡眠障害を軽減する、ストレスを低下しQOLを高める、血圧を低下させるなど様々な効果が報告されています。

ヨガの愛好家もインストラクターもヨガの良い部分を広めたいと、その良い点を強調します。

一般的にもヨガはなんとなく体にいいというイメージがありますね。最近は医師にヨガがいいと推奨されてヨガスタジオにいらっしゃる方も増えてきました。

しかし、ヨガによる怪我や症状の悪化なども実はあるのです

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講師としてのポイント;「空気を読む」

講師としてのポイント;「空気を読む」

今回は講師として「空気を読む」ことの重要性をお伝えします。講座はライブですので、その場の空気感はとても重要です。

僕の今までの失敗から得た教訓を今回はお伝えします。

【参加者を見る】講座では伝える内容が決まっていますので、その内容を所定の時間で伝えなければいけないというプレッシャーがあります。

時間を守ることは重要ですが、それよりも大切なことがあります。

それは、生徒さんの好奇心と満足度で

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インストラクター業は登山のガイドに関連させると役割が分かりやすい

インストラクター業は登山のガイドに関連させると役割が分かりやすい

僕は学生時代に、夏休み登山ガイドのアシスタントのバイトをしていました。登山部だったのでそれがこうじて、好きな山に仕事で登れるなんて最高!という思いで関わっていました。

今はヨガやピラティスのインストラクターもしていますが、この時の経験がとてもいきていますし、周りのインストラクター業の方々がどこまでプロ意識を持って仕事に当たっているのか疑問を感じることがあるので、敢えてガイド業とインストラクター業

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前捻角が強い人が避けるべきストレッチ

前捻角が強い人が避けるべきストレッチ

皆んながみんな同じストレッチをすればいいというわけではありません。特に前捻角が強い方には避けるべきストレッチがあります。知らないということは怖いです。運動指導者なら知っておくべき事実です。

【前捻角とは?】前捻角は大腿骨にある前方へのねじれ角度のことで、概ね20度前後といわれています。

詳細はAll Aboutの僕の記事を参照下さい。