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ヨガによる有害事象〜文献的考察〜

ヨガは睡眠障害を軽減する、ストレスを低下しQOLを高める、血圧を低下させるなど様々な効果が報告されています。

ヨガの愛好家もインストラクターもヨガの良い部分を広めたいと、その良い点を強調します。

一般的にもヨガはなんとなく体にいいというイメージがありますね。最近は医師にヨガがいいと推奨されてヨガスタジオにいらっしゃる方も増えてきました。

しかし、ヨガによる怪我や症状の悪化なども実はあるのです。

なんでもそうですが、適切な使用法ならば安全なものも用い方を間違えると危険になることはあります。

どんな商品にも注意書きって書いてありますよね。ではヨガの注意ってなんなのでしょうか?

2012年のNew York Timesの記事「How Yoga Can Wreck Your Body」は衝撃的でしたね。脳損傷、筋断裂、軟骨損傷、靭帯の弛緩による脱臼のリスクの向上、回旋筋腱板、椎間板の損傷、胸郭出口症候群などについて指摘されていました。

この記事は、アメリカでセンセーショナルに取り上げられ、イントラ間でも賛否両論が繰り広げられました。僕も当時米国のこの騒動を見て他人事ではないなぁと思ったのを覚えています。

さて以下からは、文献的にヨガの有害事象に関する報告をみいていきたいと思います。

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