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【マガジン】アーサナは沢山あるけど、、、何が「健康」で何が「探求」なのか?
関節には正常可動域というものがあります。1995年に日本整形外科学会と日本リハビリテーション学会によって定められています。
これは理学療法士は国家試験に出るので全て暗記しています。
医療ではこれを基準にして基本的に正常か異常かということを判断しています。
この基準をもとに障害度の判定もされている非常に信頼度の高いものです。
例えば股関節の屈伸を見てみますと屈曲は125度、伸展は15度です。そうすると前後開脚として合わせて140度ということになります。
では、前後開脚のアーサナであるハヌマーンアーサナはどうでしょうか、、、?
伸展はいっても20度でしょうから、屈曲160度ということになります、、、。そうです、異常ですね。
これは健康に必要な可動域なのでしょうか?
ヨガ=健康的と思って初められる方や通われている方は多いと思います。でもですね、健康のためという名目で異常な可動域を必要とするポーズを練習しているという自覚のある方はどれくらいいるのでしょうか?
または、生徒さんに教えているアーサナの可動域が、異常可動域であるという自覚のあるインストラクターはどれくらいいるのでしょうか?医学的には異常可動性は関節の不安定性を表し、多くの関節疾患のリスクとなります。つまり健康的な体を作るというのと真逆ですね、、、。
今回は、関節可動域からみた、ヨガのアーサナの分類をしてみたいと思います。
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