マガジンのカバー画像

ヨガインストラクターのための指導ポイント

ヨガ指導におけるヒントや有益な知識情報をお伝えします。特にヨガの解剖学や安全安心な指導への情報を中心にお送りします。
ヨガの解剖学の第一人者直伝のヨガ指導のポイントをお伝えします。他ではあまり伝えない内容もここではお…
¥980 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

#指導者

【マガジン】執着を捨てるためのヨガで執着が増大するのは何故か?

【マガジン】執着を捨てるためのヨガで執着が増大するのは何故か?

ヨガは快適な人生を送るためのヒントが詰まった素晴らしい実践の心の養生法です。
その大きなポイントは、執着を捨てること。
執着はモノやコトに対して、特別なこだわりを持つことです。
当然、その執着の根源は自分という自我意識です。

自分のもの。
自分に起こったこと。
自分に関係するもの、こと。

自分、自分、自分、、、。

自分の大切にしていたものが壊れたら誰でも悲しいですね。
自分の大事な方に不幸が

もっとみる
【マガジン】アーサナアナトミカルアプローチの視点から推薦する〜シニアヨガのためのアーサナ集〜

【マガジン】アーサナアナトミカルアプローチの視点から推薦する〜シニアヨガのためのアーサナ集〜

ヨガのクラスでシニアの方が多いという話をよく聞きます。
シニアヨガのティーチャートレーニングコースも多々ありますが、今回は僕がアーサナアナトミカルアプローチの視点で、どのアーサナがおすすめなのかをご紹介したいと思います。

その前にまずはシニアの特徴を理解することが必要です。
シニアの特徴などの概論に関しては、以前アーサナアナトミカルアプローチでオンライン講座を実施していますのでそちらを見てもらえ

もっとみる
【マガジン】非暴力は概念だけではなく実践する事が大切

【マガジン】非暴力は概念だけではなく実践する事が大切

ヨガとは何か?
と問われれば、ポーズや瞑想、呼吸法などたくありますが、倫理的な戒律と答える人もいるでしょう。

これはヤマ、ニヤマといわれるヨガの段階的修行法の一、二段階を指すもので、日本語では禁戒、勧戒と呼ばれます。

ヤマ(禁戒)は社会的な中での身の振り方であり、以下の5つが含まれます。

アヒムサー(非暴力)…暴力を振るわない

サティア(正直)…嘘をつかない

アスティア(不盗)…人のもの

もっとみる
【マガジン】レッスンの違い〜パーソナル vs グループ〜

【マガジン】レッスンの違い〜パーソナル vs グループ〜

前回に引き続き、度々インストラクターについての記事です。

インストラクターというと、大きく二つのレッスンがあります。
パーソナルとグループです。

マンツーマンで行うパーソナルと多数を相手に行うグループとは、指導や経営においても違いがあります。

今回は、二つの違いを比較しながら、どの様なところを意識していけばいいのかを検討したいと思います。
インストラクターとしての経営的な部分も少し触れたいと

もっとみる
【マガジン】依存が不安と苦しみを増強させる

【マガジン】依存が不安と苦しみを増強させる

ヨガでは依存からの脱却を促します。
自立しろと。
依存はこの異常な世界情勢の中でもよく確認できます。

ギャンブル依存症は日本で約70万人。
アルコール依存症は約57万人と言われています。

国という単位でも、食料自給率が37%と異常に低い日本は、海外に食料を依存しています。

親子関係でよくある問題が、子離れできない親と、親離れできない子、、、。
依存が強すぎで自立できないのでしょう。
引きこも

もっとみる
依存と自律

依存と自律

ヨガは「依存」と「自律」のどっちを先生という立場は提供すべきでしょうか?

僕には先生がいます。当然のことですね。ヨガを自分で作ったわけではありませんから。

その先生を尊敬していますし、常にヨガを行うときや伝える時にはその先生に感謝の気持ちを持ちながら行っています。

厳密ではないですが、伝わってきたものですので、暖簾分け的な部分があるわけです。

でもまた同時に、僕にとって先生は一人ではありま

もっとみる
指導者として検証することの大切さ〜鵜呑みにしない〜

指導者として検証することの大切さ〜鵜呑みにしない〜

ヨガの勉強は今はほぼ流派を通してというのが現状です。

〇〇ヨガを勉強することがヨガの勉強の様になっています。これはこれで仕方のないことですが、伝わっているヨガには主に以下のものがあります。

①古典文献の様な古くから書物として伝承されているもの
②ある特定の人物がまとめた流派としてのヨガ
③ヒマラヤなどで修行者のみに伝えられている秘伝的ヨガ

①の代表はカイヴァルヤダーマヨーガ研究所でしょう。

もっとみる