記事一覧
作品解説 描かれたハープ
絵の中に時々登場する楽器たち。
いつも目にしているからでしょうか。
なかでも、ハープ的な楽器を描きたくなります。
支柱、ネック、共鳴胴からなる三角のかたちは三日月のようです。
三角形のなかの空間と、たくさんの弦から物語が生まれます。
また、夫のつくるハープはあらゆる形のものがあります。
丸い形のものや長細いもの、ライア型など…
作品解説 木に描いた絵
日本画材は和紙だけでなく、絹、そして木にも描くことができます。
それでハープにもたくさん描いてきました。
夫がハープ製作で木を買うお店には、さまざまな木が並んでいます。
その中で木目が綺麗なもの、形が面白いものなど、魅力的なちいさな板や木片が見つかります。持って帰って眺めて、触れていると湧くイメージ。
杢目や木の雰囲気と一体となった作品たちです。
作品解説 いつかの風景
旅行に行ったとき、帰省したとき。
日常の景色、車窓からの風景。空模様。
心に残るさまざまな風景の印象のかけら。
鮮明なものもあれば、ぼーっとした雰囲気だけのものもある。
それらがいつしか組み合わさった時に、絵で表現したくなります。
作品解説 幻獣たち
龍や麒麟、狛犬。ほかにも、さまざまな幻獣を描きたくなります。
昔の宝物や裂の文様の中の動物たちからインスピレーションを受けて、絵の中に登場させています。
さわったら温かく、フワフワしてそうな感じを出したいです。
作品解説 天女と箜篌
正倉院の宝物からインスピレーションを受けることが多々あります。
動物や人の文様、古代裂、螺鈿、ガラスなど。
美しい色がのびのびと時を超えてきて、いつみても新しい発見があります。
その中でも箜篌は、いろいろと想像が膨らむモチーフです。古代の日本のハープのような楽器で、実物の残欠や絵にも描かれています。
軽やかで、美しい。そんな音を表現したいです。
作品解説 麒麟と一角獣
「貴婦人と一角獣」の素敵なタペストリーや、中世の時祷書に出てくるユニコーンが好きです。
ユニコーンに似ているような、瑞獣の麒麟も最近作品に登場させています。実際にいたらこんな感じかなぁと思いながら絵にしています。
静かで優しい鹿っぽいイメージです。