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日本画家の中井智子と申します。幼いころから絵が好きで自然と絵描きになりました。ハープ弾…

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日本画家の中井智子と申します。幼いころから絵が好きで自然と絵描きになりました。ハープ弾きの夫、猫と一緒に暮らしています。京都市生まれ。2004年東京藝術大学美術学部卒業、2006年同大学院修了。各地で個展開催、絵本など挿画も手掛けています。

最近の記事

作品解説 流れる水

賀茂川のせせらぎ、神社の小川、湘南の海。 お風呂の湯気、水滴。 さまざまな水はとどまらず、流れていきます。 そんな水の要素を絵に入れたいと思っています。

    • 作品解説 花々

      花はすべて好きです。 描きたいと思う花は牡丹、薔薇、芍薬など。 薄い花びらが幾重にも重なっている花が、イメージを運んでくれます。 写生していると花が変化していく様子をありありと感じます。やがてはしおれるのですが、なお美しさの余韻があります。 そんな花の空気感、透明感を出したいなと思っています。 花だけの絵にしようと思っても、鳥や天女が登場してくるのが私の絵。

      • 日本画教室について

        自宅(横浜市)にて日本画教室を開講しています。 以前はカルチャーセンターや会議室にて、決まった曜日で大人数に指導していましたが、みなさんに目が行き届かないことやしっかり教えられないことにストレスがありました。そこで、プライベートレッスンに切り替えて予約制で自宅でやることにしました。自宅兼アトリエなので、絵具や道具は揃っていますし、参考になりそうな画集や本もご覧頂けます。 私の教室は「描きたいものを自由なペースで描く」というやわらかめの教室です。日本画というと敷居が高い感じがあ

        • 作品解説 天女と箜篌

          正倉院の宝物からインスピレーションを受けることが多々あります。 動物や人の文様、古代裂、螺鈿、ガラスなど。 美しい色がのびのびと時を超えてきて、いつみても新しい発見があります。 その中でも箜篌は、いろいろと想像が膨らむモチーフです。古代の日本のハープのような楽器で、実物の残欠や絵にも描かれています。 軽やかで、美しい。そんな音を表現したいです。

        作品解説 流れる水

          作品解説 麒麟と一角獣

          「貴婦人と一角獣」の素敵なタペストリーや、中世の時祷書に出てくるユニコーンが好きです。 ユニコーンに似ているような、瑞獣の麒麟も最近作品に登場させています。実際にいたらこんな感じかなぁと思いながら絵にしています。 静かで優しい鹿っぽいイメージです。

          作品解説 麒麟と一角獣

          作品解説 獅子と狛犬

          狛犬(獅子)も描きたくなるモチーフのひとつです。 犬のような、ライオンのような、モフモフでまるい動物のイメージ。 神社の狛犬さんも、それぞれ個性があって面白いなぁと思います。 日本画教室の生徒さんがシーサーづくり(陶芸)の達人で、その作品をモデルに描いている絵もあります。

          作品解説 獅子と狛犬

          作品解説 絵巻の人々

          源氏物語絵巻の模写や、はちかづきひめの絵本を描く以前から「むかしのお姫様」が好きです。 いにしえの人々の衣装は、今はないからこそ、さまざまに想像が膨らみます。特に描きたいなと思うのは奈良時代や平安時代。 そのころの衣装や文様の本を集めて眺めて、絵に取り入れています。 「日本常民生活絵引」や「日本絵巻大成」、櫛祭りや時代衣装の本にお世話になっています。 絵巻物の中でゆったりと流れていく風景と人々、動物。 ゆるやかなものがたりを絵で表現したいです。

          作品解説 絵巻の人々

          作品解説 乙女たち

          ボッティチェリのヴィーナスや、上村松園の美人画に憧れていました。 髪や肌の美しさ、優しい雰囲気、柔らかな表情を描きたいと思っています。 良く「自画像ですか?」と言われますが、まさかまさかです。 自分の中の理想の女性像をモデルさんの力も借りて表現しているつもりです。 最近では、紙よりも絹に描くことに挑戦しています。 より繊細な女性の美を目指していきたいです。

          作品解説 乙女たち

          作品解説 猫の絵

          常にそばにいるのは猫。一緒に人生を歩んできました。 実家にもいて、夫の実家にもいます。 私が飼っているのは、大学時代にクラスメイトからもらった雌猫です。 今年23歳(推定)で、シナモンという名前です。 彼女に触れるたび、幸せを感じます。 猫の素晴らしさについては言うまでもないですが、 そのフォルムや柔らかさ、瞳の美しさを絵に描きたくなります。

          作品解説 猫の絵

          ハープに描いた絵たち

          夫(寺本圭佑)の作ったハープに絵付けをしています。 楽器がシンプルで素朴すぎるなぁと思い、デコレーションしたくなったのが始まりです。演奏を聴くとき、耳だけでなく目で見ても楽しみたい。 昔のアイリッシュハープには宝石がはめ込んであったり、装飾模様が彫刻されているものもあったようです。 夫の作るハープはひざに乗るくらいの小型のハープです。 主に金属の弦が貼られていて、静かで豊かに響きます。 そんな楽器と音の世界観を壊さず、マッチするような絵をつけています。 彫ったように浮き上が

          ハープに描いた絵たち

          作品解説 龍の絵

          ときどき龍の絵を無性に描きたくなります。 好きなのは、丸山応挙の龍やネバーエンディングストーリーの龍。 龍を思い浮かべると、緩やかな曲線とともに水や雲、星のイメージも立ち上がってきます。 実際にこの目で見たことはないので、自由に描けますね。 小さな龍、可愛い龍、かっこいい龍、いろんな龍を表現しました。

          作品解説 龍の絵

          作品解説 時計シリーズ

          むかしは、日本画だからこうあるべき、こうしなきゃみたいな縛りを作っていました。最近はいかに自由になれるか、自分の素直な絵を描けるかという意識になってきました。自分が表現したいものを描くのに合う素材が、日本画材だと思っています。 絵の中に入れるような作品を描いていきたいです。 遊んだり、物語があるような… ドイツの鳩時計からイメージした作品を紹介します。 実際の時計は、1時間ごとに鳩が飛び出し、音楽が流れ、ビールを持ったおじさんがくるくる回る木でできた素朴なものです。 自

          作品解説 時計シリーズ

          写生帖の中身

          私の絵のネタ帳。 自分が綺麗だと感じたもの、気に入ったものなどなんでも写生帖に描きます。描くことで、自分の引き出しに入るのです。 写生帖を後で見返すことで、さまざまな絵の構想が浮かんできます。 写生と文様の組み合わせや、古典からの引用など… だいたいは透明水彩で直に描いています。 2014年ごろの写生帖の中身です。自分だけのために描いています。 (画像17枚)

          有料
          300

          写生帖の中身

          挿画を描いた絵本など

          これまで、さまざまな挿画を描かせていただいてきました。 原画は、主に日本画材や水彩を使用して描いています。 絵本は一枚の絵とは違って、全体のお話の流れがあります。 編集者と相談しながら、どのシーンを絵にするかなど構図や色の雰囲気を決めていきます。あえて絵にせず、読者に想像してもらう方が良い場面もあるのが難しい部分かと思います。最初に大まかなラフ画を描いて、修正しながら最終ラフを描き、その後、本画制作に取り掛かります。絵本として刊行されるまで1年~2年ほどかかるものもあります

          挿画を描いた絵本など

          略歴 これまでの展覧会など

          初めての個展は14歳の頃、京都の吉象堂2階で開催しました。 和紙に水彩絵の具で描いたファンタジックな絵を展示しました。 今振り返ると、そのころ描いていたモチーフが現在までつながっているような気がします。 日本画家としての最初の個展は、銀座の柴山画廊で開催しました。 その後、さまざまなギャラリーにお世話になり、絵を発表してきました。 最近では毎年、渋谷ギャラリールデコで、夫のハープと一緒にコラボ展覧会を開催しています。 略歴 京都市に生まれる 2000年 東京藝術大学美術学

          略歴 これまでの展覧会など

          自己紹介

          はじめまして。日本画家の中井智子と申します。 幼い頃から絵を描くことが好きでした。 実家は絵画教室をやっていて、父は油画、母はガラス絵を描いていました。 常にそばに画材があり、いつでも描き始められ、絵を評価してくれる人々に囲まれた恵まれた環境で育ちました。 自然な流れで絵描きを志し、さまざまな画材を経験していく中で、いちばん描きやすかったのが水彩絵の具でした。大学の専攻を選ぶ際には、絵画系は油画か日本画の二択だったので、何となく水彩っぽい(と思われる)日本画専攻を希望しま

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