渡部芳奈子

美術展レポート / 読んだ本 / 日々のとりとめない思考 / いけばな日記 になる予定…

渡部芳奈子

美術展レポート / 読んだ本 / 日々のとりとめない思考 / いけばな日記 になる予定。 多趣味すぎる、AI技術の研究開発者

記事一覧

【総まとめ】パンツスタイルのウェディングドレスが手に入るお店の情報

*サムネイルはこちらの記事の画像を使わせていただきました (はじめに)なぜ、パンツドレス?こんにちは、なべかなです。 実は昨年末に結婚し、せっかくなので結婚式を…

渡部芳奈子
3か月前
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モンゴル人に喜ばれる手土産【モンゴル旅行記1/3】

時間がない人向けに結論から言うと、 ・化粧品 ・紅茶(ティーバッグ) ・子ども向けおもちゃ だと思います。 サバノ!(モンゴル語で「こんにちは」) 先日モンゴルへ…

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デジタルアーカイブは果たして人類の資産となるのか(恵比寿映像祭で気になった作品の感想と共に)

第14回恵比寿映像祭(2022年)で、心に留まった作品があった。 《三千年後への投写術》 暗室に入ると、iPadの大きさほどの石が6つ置いてあり、デスクライトのようなもの…

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ジェームス・タレル《光の館》宿泊レポ

”空は青い”なんて嘘では? 最初に感想を。日没に刻々と変わっていく空の色を、それを囲む天井の照明が際立てて、目の前の光景から一瞬も目が離せなかった。 空が空では…

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-『ミスなか』最終話を見て- 素朴な疑問を持ってしまうことの生きづらさ

先週、菅田将暉さん主演のドラマ『ミステリと言う勿れ』が最終回だった。賛否両論あるようだが、私は原作を読んでいなかったこともあり、菅田将暉さん演じる久能整の常識に…

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ボルタンスキー『最後の教室』@大地の芸術祭 レポート

廃校という場所が相まって、無名の、無数の個人の"不在"がこれ以上ないほど際立っていた。 見て周る怖さも含め、忘れられない作品。 はじめに昨年(2021年)に亡くなったフ…

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ロニホーン展@POLA美術館 レポート

全作品、非常にコンセプチュアル。 そして作品は共通して、「シンプルさと添えられた物語」が特徴的だった。 1. 《エミリのブーケ》 Bouquet of Emily5本の柱それぞれの1…

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【総まとめ】パンツスタイルのウェディングドレスが手に入るお店の情報

【総まとめ】パンツスタイルのウェディングドレスが手に入るお店の情報

*サムネイルはこちらの記事の画像を使わせていただきました

(はじめに)なぜ、パンツドレス?こんにちは、なべかなです。

実は昨年末に結婚し、せっかくなので結婚式を挙げることに決めました。

会場はわりとサクッと決まったものの、プランナーさんとの打ち合わせが始まって自分たちで決められることの多さに驚き。私たちの選んだ会場はかなり柔軟な会場だったようで、テーブルのクロスの色から当日入場の仕方までそれ

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モンゴル人に喜ばれる手土産【モンゴル旅行記1/3】

モンゴル人に喜ばれる手土産【モンゴル旅行記1/3】

時間がない人向けに結論から言うと、

・化粧品
・紅茶(ティーバッグ)
・子ども向けおもちゃ

だと思います。

サバノ!(モンゴル語で「こんにちは」)

先日モンゴルへ6泊7日の旅行に行ってきました。これから3回に渡ってモンゴル旅行に関することを書いていく予定です。
1回目は、モンゴル人に喜ばれる手土産について。

今回はテレルジで泊まるゲルのホストファミリーへ渡すために、日本から手土産を持って

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デジタルアーカイブは果たして人類の資産となるのか(恵比寿映像祭で気になった作品の感想と共に)

デジタルアーカイブは果たして人類の資産となるのか(恵比寿映像祭で気になった作品の感想と共に)

第14回恵比寿映像祭(2022年)で、心に留まった作品があった。

《三千年後への投写術》

暗室に入ると、iPadの大きさほどの石が6つ置いてあり、デスクライトのようなもので照らされている。石を見ようと近づくと、壁側を向いて置かれているのでよく見えない。そこでやっと壁に反射して映っている像に目が行き、合点。

その映像によーく目を凝らすと、マスクをして交差点を渡る人、”緊急事態宣言のため8月5日

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ジェームス・タレル《光の館》宿泊レポ

ジェームス・タレル《光の館》宿泊レポ

”空は青い”なんて嘘では?

最初に感想を。日没に刻々と変わっていく空の色を、それを囲む天井の照明が際立てて、目の前の光景から一瞬も目が離せなかった。

空が空ではないみたいで、でも、とてもきれいだった。

こんなにシンプルな装置で、自然を”人間の知覚能力について考えさせる道具”にしてしまうとは、ジェームス・タレルよ、あっぱれ。

ご存知「光の芸術家」、ジェームス・タレル

ジェームス・タレルは、

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-『ミスなか』最終話を見て- 素朴な疑問を持ってしまうことの生きづらさ

-『ミスなか』最終話を見て- 素朴な疑問を持ってしまうことの生きづらさ

先週、菅田将暉さん主演のドラマ『ミステリと言う勿れ』が最終回だった。賛否両論あるようだが、私は原作を読んでいなかったこともあり、菅田将暉さん演じる久能整の常識にとらわれない発想力や観察力に毎話驚きながら、謎解きを楽しんでいた。

中盤で、久能整がこんなことを言っていたのを覚えている方はいるだろうか。

これは、ある女の人が結婚式で会ったことのない父親にバージンロードを歩いてもらおうとお願いしに名古

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ボルタンスキー『最後の教室』@大地の芸術祭 レポート

ボルタンスキー『最後の教室』@大地の芸術祭 レポート

廃校という場所が相まって、無名の、無数の個人の"不在"がこれ以上ないほど際立っていた。
見て周る怖さも含め、忘れられない作品。

はじめに昨年(2021年)に亡くなったフランスを代表する現代アーティスト、クリスチャン・ボルタンスキーの作品を、新潟で拝んできた。

ボルタンスキーは世界中で個展を行うアーティストではあるが、2000年の第1回芸術祭より3年ごとに開催されるこのトリエンナーレに、2015

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ロニホーン展@POLA美術館 レポート

ロニホーン展@POLA美術館 レポート

全作品、非常にコンセプチュアル。

そして作品は共通して、「シンプルさと添えられた物語」が特徴的だった。

1. 《エミリのブーケ》 Bouquet of Emily5本の柱それぞれの1面に、アメリカの伝説的な詩人Emily Dickinsonの手紙の一節が引用されている。

こんなにシンプルな方法で言葉が物質として溶けていくのを表現できるのかと驚いた。

同時に、言葉はある1面から見れば言葉とし

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