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2分で読める子育てエッセイ【親】

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#育児

2分で読める子育てエッセイ№930『なくバイバイ』

2分で読める子育てエッセイ№930『なくバイバイ』

大昔、まだ娘が小学生になったばかりの頃の話。
娘のお友達と一緒に遊びに来てくれたママ友が、ワタクシの好みとは全然違う、ちょいとブキミなドクロのイラストの袋をプレゼントしてくれた。
「これは使わんな」と内心思ったけど、目の前で「うそ~ん」とか「これはちょっと~」と言うのもなんなので一言だけこう訊いた。
「このテイストのイラスト好きなの?」
するとママ友は「これカワイイよね」というので、ワタクシ彼女の

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2分で読める子育てエッセイ№924『運動会は新アイテムを』

2分で読める子育てエッセイ№924『運動会は新アイテムを』

10月に入った平日のある日、中1の娘の運動会があった。
あいにく天気予報では10時頃から雨と言っており、ワタクシ余計に困った。
「うそーん、今回の運動会は新アイテムを使おうと思っていたのに~」

運動会直前まで散々迷っていたものの、好奇心には勝てず思い切って使ってみることにした。
その新アイテムがこちら!

サングラスカメラ。
画質にこだわる人にはちょっと物足らないかもだけど、自分が観たものをほぼ

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2分で読める子育てエッセイ№905『ご褒美的ななにか』

2分で読める子育てエッセイ№905『ご褒美的ななにか』

夏休みのある日、突然甘~いものが食べたくなった。それは、チョコとかアイスではなく、もっと、こう・・・ご褒美的ななにか。そう、あれだ!
「ケーキ食べたい人!」
と、ワタクシ、家族に声をかけたら
「はーーーーい!」
最近聞くことがなかった、メッチャいい返事をもらった。
だよね。
夏休みの宿題も、この勢いで終わらせてくれんものかね。

移動中の車で
「全員でケーキ屋さんにケーキを選びに行くのはいつ以来

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2分で読める子育てエッセイ№862『さっきは要らないと言ったよね?』

2分で読める子育てエッセイ№862『さっきは要らないと言ったよね?』

ある日、朝食に目玉焼きを作ろうと思った。
「目玉焼きを食べる人!」
と家族に訊いたら、まだ寝ぼけ眼の小4の息子に素っ気なく要らないと言われた。
ふーん。
しばらくして、レタスと目玉焼きを1つのせたお皿をダンナの前に置くと、息子にこう声をかけた。

「みて~、お父さんの目玉焼き、メッチャおいしそうでしょ?」

さらに息子の好きなウスターソースをかけてみせた。その途端、さっきは要らないと言った息子が急

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2分で読める子育てエッセイ№847『作戦会議』

2分で読める子育てエッセイ№847『作戦会議』

夜9時に出張から帰宅予定のダンナをビックリさせようと中1の娘と小4の息子と作戦会議。

ポイントはどうやって迎えるか。
1、全員で迎える。
ふつうすぎて・・・ツマンナイ。

2、ふだんいくら言っても時間通りに寝ない子供たちだけ寝て、なにごとかと思わせる。
うん!これいい、とワタクシ思っていたら、
「お土産が楽しみなのに! 絶対に寝ない」
子供たちの鬼クレームにより却下。

3、母のみ寝たふり。

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2分で読める子育てエッセイ№826『新品だ~』

2分で読める子育てエッセイ№826『新品だ~』

ものすごく感謝しているということが大前提の、今は小学生の子供たちが幼稚園児のころのこと。 
しょっちゅうおじいちゃん、おばあちゃんそして、ダンナがドリルを買ってきてくれた。
「小学生になるまでには、名前くらい書けるように」
「いろんなものに興味をもちますように」
たぶん、そんな願いを込めて。

それから数年後、小6の娘ももう卒業。小3の息子にだってもう全然年齢に合わないのでそのドリルを捨てようと

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2分で読める子育てエッセイ№346 『特技を教えて!』

2分で読める子育てエッセイ№346 『特技を教えて!』

通学路に1か所横断歩道があるので、小1の息子のお迎えを出来る限りしている。男子数人で帰ってくるのだけれども、意外と男子もしゃべる。

『イチ君のお母さん、シーラカンス釣ったことある?タランチュラ触った事ある?』
『自転車補助なしで乗れるんだ。』
『僕、魔法かけられる~!ゲームでね』

それぞれしゃべる内容が ほぼ毎日同じではあるけれど、コミュニケーションを取ろうと努力してくれる姿が微笑ましい。

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2分で読める子育てエッセイ№345 『横取り禁止っ!』

2分で読める子育てエッセイ№345 『横取り禁止っ!』

最近、スマホでパズルゲームしていたら、小1の息子が覗いてきて
『あ!これ面白そう。お母さん、僕やってみてもいい?』
と言って、スマホを取られた。

仕方ないので、今度はマンガを読み始めると、小4の娘が寄って来て
『お母さん、そのマンガ面白いでしょ?どのお話がスキ?』
と話しかけられ、マンガを読むどころではなくなった。

しばらくしゃべった後、そのマンガを娘が読み始めた。

仕方ないので、お茶を入れ

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2分で読める子育てエッセイ№344 『おてんばだったあの頃の仲間に再会?』

2分で読める子育てエッセイ№344 『おてんばだったあの頃の仲間に再会?』

先日、小1の息子のお迎えに行ったら、お友達が転んで膝を思い切り擦りむいた。
『平気だよ~痛いけど・・・』
と我慢して泣かなかった。強いな。

みると、しょっちゅう転んでいるようで、あちこちに傷跡があった。

『小学生の男子っぽ~い!』

その後、学校から帰っていた小4の娘とおやつを食べながら、
『膝小僧から血が出ていて痛そうだった~サビオ持っていればよかった』
と、話すると、娘の頭上に「?」のマー

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2分で読める子育てエッセイ№325 『そりゃまぁ、珍しい事だけどさ~』

だんなは毎朝、小学校の名前の入った交通安全のド派手なベストを着て、
安全パトロールと称して、うちの子供達と、学校の正門まで登校している。

特に小1の息子がゆっくりゆっくりなので、急かす様について行く。

正門で校長先生と挨拶をした後、一言、二言お話した後、さらに
気になる場所をクルリと回って帰宅するのが日課。

『今日は何年生の●●君が、虫を捕まえたって見せてくれたよ』
と、その様子を毎日ワタク

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2分で読める子育てエッセイ№318 『子育て中の1杯』

2分で読める子育てエッセイ№318 『子育て中の1杯』

先日の夜、珍しくタイミングが良く、早い時間に夕飯も済んだので、
風呂上がりにだんなと

『一杯飲もうか?』

と、ビールを飲んだ。

でも、ワタクシあまりにも喉が渇いていたので、小さなグラスでは足らず、

『お代わり~』
と言ったら、残りを飲み切っただんなが一言。

『次は・・・美味しいビールしか残ってないな~』

だったら、ハナからそっちを出さんかい!!

ワタクシ、一体何を飲まされたのか・・・

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2分で読める子育てエッセイ№316 『ギャップがありすぎて・・・』

2分で読める子育てエッセイ№316 『ギャップがありすぎて・・・』

「主婦の給料5兆円ほしーーー!!!」
というマンガがあるらしい、と情報をゲットした。

『5兆円って!それくらいぶっ飛んだ給料くれたら文句も出ないかもね・・・?』

まだ読んではいないけれど、タイトルだけでその発想に超感動し、頭の片隅に引っ掛かっていた。

『そっか~、ワタクシも2人育てているから、5兆円稼いでるのか~』
と、ホクホクしながら、PTAの仕事に出かけた。

本日のお仕事
「過入金され

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2分で読める子育てエッセイ№269 『うっかりが直りません!無理!』

2分で読める子育てエッセイ№269 『うっかりが直りません!無理!』

夏のお昼ご飯。
ダイエット中のだんなが、日本そばを毎日リクエスト。

『炭水化物を減らした方がいい』
と主治医から厳重注意をうけ、日本そばを勧められたらしい。

『血液検査がヤバい!』
と、そばと合わせ技で夕飯を野菜中心にしたこともあり、3週間ほど試したところ、次の検査ではセーフとなった。

『なんか体が楽になってきた~』

すっかり気をよくして、もう1か月ダイエットを続行することにした。

『今

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2分で読める子育てエッセイ№268 『懐かしいけれど、20円は超高い!』

2分で読める子育てエッセイ№268 『懐かしいけれど、20円は超高い!』

お出かけ先で、昔ながらの自動販売機に遭遇した。
(写真はイメージ。実際に見たのはもっと古め)

『これこれ!懐かしくな~い?』
だんなとワタクシ、興奮気味にそれぞれの思い出を語る。

100円を入れ、細長い扉を開けてから瓶を引き抜くタイプの自動販売機。
子供達も、珍しい形に目を輝かす。
『え?ガラスの瓶なの?これどうやって蓋を開けるの?』

自動販売機の正面に埋め込まれている栓抜きで、王冠を取って

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