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「怪物ベンサム 快楽主義者の予言した社会」(土屋恵一郎著)
ブックオフでタイトルに目が惹かれたので手に取りました。
裏の紹介文に奇人啓蒙思想家とまで書かれていたら、その本を棚に戻すわけにはいかなくなりました。だってすごそうじゃない?
自分は世界史を選択しなかったので18,19世紀くらいのイギリスのインテリのことなど何も知りませんでした。有名な人らしいですね。
知らな過ぎて、秋葉原のラジオ会館でオーディオ系の商品を扱う店に冷やかしに行ったことを思い出し
「知の編集術」(松岡正剛著)
「編集」という単語に惹かれて読みました。
自分はnoteで読書感想文を書きがちなのですが、ほぼ書き殴り、手直しをせず、叩きつけるように投稿しています。
こんな調子で書いていては、上手く文章をまとめたり面白い視点や読む価値のある情報を載せたりすることが上達しないんじゃないかと思ってました。
「編集」という概念が自分の執筆過程にあれば、自分の生み出したアイデアの要点をつまんで面白くなる場所に適切
「思考の整理術 問題解決のための忘却メゾット」(前野隆司著)
この前に「思考中毒になる!」(斉藤孝著)という本を読んだのでついでにこっちも読みました。買った本をあらためて振り返ると、自分は思考というワードに囚われすぎている節があります。
この本の著者は慶応の先生でシステムに詳しいそうです。
漠然としてますが、どうやらこの漠然としたものを追いかけてるみたいです。今はもっぱら幸福について考えてるらしいです。
朝日新聞出版だそうです。
この本は知識や情報を
「思考中毒になる!」(斉藤孝著)
もしこのまま自分の人生が続くとすれば、恐らく独り身、安いアパートの一室、太陽の届かない部屋に切れかけの電球、PCがあれば上出来、という老後を迎えると予測されましてですね。
その孤独に耐えうるには、認知症になるか、深い思考の海に沈潜するかの2択だろうと踏んでおりましてですね。
そんな中ブックオフで見つけたこの本が魅力的に映りました。著者は斉藤孝大先生(皮肉)で、初版が2020年の7月末と比較的新
「ヒップホップ・ドリーム」(漢 a.k.a. GAMI著)
普段はあまり読まないのですが、昨日読んだ「月ノさんのノート」に引き続きエッセイつながりということで、漢 a.k.a. GAMIさんのエッセイも読むことにしました。
彼はいわゆるラッパーですね。日本語ラップのラッパーで新宿育ちのワルなラッパーです。銭湯は入れませんね。風呂場では隠しようがないくらい体に入れ墨、というかタトゥーが入っています。
自分も最近知ったので、聞きかじり見かじりした程度ですが
「月ノさんのノート」(月ノ美兎著)
いやぁ、ね。
俺の女が、本を出しましてね。エッセイ?ってのを出したんだと。
俺は読書感想文書くのを趣味にしようとしてるんで。俺の女の本もそりゃあ書くでしょ。
俺の女、月ノ美兎。知ってる?インターネットじゃちょっとした有名人でね。
Vtuber?っての、やってるらしい。Youtubeの画面の奥で色々?雑談とかゲームとか、配信って形でやってるってさ。まぁ、よくしてやってくれよ。俺の女だから、み
「誰がために鐘は鳴る」(ヘミングウェイ作 高見浩訳)
「たがためにかねはなる」、と読むらしいですが、「だれがために~」でも良くないですか?
ダメなの?
まぁいいですけど。ヘミングウェイさんはハードボイルドな作風でノーベル文学賞までとった文豪だそうで、「老人と海」の映画版とかは自分も見たことがあります。
そもそも自分は北方謙三というハードボイルドな作家が大好きでして、一時期ドハマりしてまして、その一時期が現在進行中で続いております。
「読書が好
映画「花束みたいな恋をした」を観た
普段なら恋愛映画は観に行きませんが、久しぶりの映画だったので嗜好を変えた新鮮なやつでも楽しめるんじゃないかと思って思い切りました。
確かに思い切りが必要でした。恋愛経験のない僕がそんな映画を観ても共感できず交通費を含めた2千いくらかを払って暗い大きな部屋で2時間くらい良く眠る、という贅沢な休日を過ごす恐れがあったためです。
結局寝てしまったのかというと、実は寝ませんでした。久しぶりの映画鑑賞と
「快感回路 なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか」(DJリンデン著 岩坂彰)
僕は気持ちいいことが大好きです。これには異論の余地がありません。
気持ちいいことをするたびに、「ああこれは気持ちいいな」と確認するようなタイミングがあります。この確認から派生して「なんで気持ちいいんだろう?」という疑問が生まれます。
潜在意識にこの疑問があったのか、ブックオフでこの本を手に取ったとき、迷わずレジに持っていってたみたいです。家に帰って何日か経って全てを忘れて、(あの本面白そ
敗戦記録 「本居宣長」(小林秀雄著)
遂に読めない本が出てきてしまいました。日本語で書いてるのにね。
敗戦というのはつまりそういうことで、「読破=勝利」の式が成り立っているので、その反作用で敗戦という概念が生まれるのです。
勝利の後の宴の気持ちで読書感想文を書いて、優越感や自己陶酔はアルコールの何倍も気持ちいいんです。そう、トリップに等しい。ともすればこの敗北は典型的なバッドトリップ、ドラッグの話ですが。
でも書きます。お金がも
「質問力-話し上手はここがちがう-」(斎藤孝著)
○○力って名前の本多いですよね。いいことか悪いことか別として。
こういうタイトルの本はビジネスマン(ウーマン)向けの本だと思いますね。やっぱり名前のついてない能力に名前を付けてその力を欲しがる習性が社会人にはあるのでしょうか。
とかくハウツー本(?)や実用書(この呼び方が正しいんでしょうか)のような本は読んでほしい人を想定して刷っているでしょうから、キャッチーなフレーズで本屋またはブックオフに
「スタディーズ 密教」(勝又俊教著)
司馬遼太郎の歴史小説って読んだことなかったんですよね。「竜馬がゆく」とか「坂の上の雲」とか有名な本は多々あるんですけど、巻数あるし敬遠してました。
そんな中で一念発起して読んだのが「空海の風景」って本でした。なんか通っぽくないですか?通っぽいのは魅力なんです。
その本自体はまぁまぁ面白いかな?くらいのびっくりするほど失礼な評価しかできないんですが、密教や空海への興味がすこぶる高まる本でした。密