ムササビ魔人

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8月31日 終末

 夏は暦の上では8月までのような気がする。確かそうだった気がする。週末には台風を迎えるらしく、秋っぽさを感じる。何だかさんまを食べてもいい気分になってきた。  こんなところで話したくはないが、9月ともなると仕事の方の雰囲気も変わってくるはずだ。台風の秋というだけあって、人生のシーズンにも暗雲が立ちこめている。冬の時代ももうすぐそこに来ているだろう。  これまでの一人暮らしは夏だからこそ、楽できた部分もあったように思う。軽装の分だけフットワーク軽く家事をこなすことができたし

    • 「AIのべりすと」と書いた文

      「ドスケベとオスプレイって、似ていないかしら?」 「似てない」 「残念ね」 疑問はいつも唐突で、それでいて彼女自身が興味をもっていないようだった。 「難しいわ。日本語」 「ネイティブスピーカーでしょ?」 「きっと、英語はもっと難しいのね」 彼女は、時々そうやって寂しそうな顔をした。これは地顔だと言って譲らないが、眉毛の高さが微妙に変わっていることに最近気がついた。 「わたし、日本人になりたかったのよ」 「日本人じゃん」 「日本人はハンバーガーをそんなに食べないはず」

      • つらつら(めっちゃヘコんでたときにnoteに書いてた文章)

        つらいつらい 辛かった 辛かった 侮辱を受けた。正確には侮辱ではないが、侮辱と受け取られるかもしれない言い方をされた。誤解を恐れずそういうことを言えるってことは、もう侮辱しているのだ。侮辱になる可能性があると気づかないほど、気の回らない人ではないのだ。 ともすれば嫌われていたということになる。5日目だ。その人に会ってから。5日で嫌われるのか、僕は。それもつらい。僕はその人を嫌いなわけではないのだ。 その人に限らず、僕は大体の人が嫌いじゃない。優しい言葉をかけようと思う

        • 「耳かきボイス内のリスクある行動」に関するキモオタの回想

          前置き「耳かきボイス」と聞いて、あなた方は何を思うだろうか。「キモそう」と思うのではないだろうか。正解である。キモいのだ。 「耳かきボイス」を説明するにあたって、まず初めに「耳かき音声」について知っておく必要がある。「耳かき音声」とは、「耳かきされているときに聞こえてくる音」を再現した音声である。ゴリゴリという音がして、まるで自分が本当に耳かきされているような気分になる。 まだキモがるのは早計である。ここで「耳かきボイス」は「耳かき音声」に加え、声優による演劇が挿入されて

        8月31日 終末

          瑛人について

          瑛人って怖(ヒュボッッッ ← 瑛人に消される音

          瑛人について

          「怪物ベンサム 快楽主義者の予言した社会」(土屋恵一郎著)

          ブックオフでタイトルに目が惹かれたので手に取りました。 裏の紹介文に奇人啓蒙思想家とまで書かれていたら、その本を棚に戻すわけにはいかなくなりました。だってすごそうじゃない? 自分は世界史を選択しなかったので18,19世紀くらいのイギリスのインテリのことなど何も知りませんでした。有名な人らしいですね。 知らな過ぎて、秋葉原のラジオ会館でオーディオ系の商品を扱う店に冷やかしに行ったことを思い出しました。全てのものが何に使うのかさっぱりで、マイクっぽいとか、ツマミがたくさんつ

          「怪物ベンサム 快楽主義者の予言した社会」(土屋恵一郎著)

          盛り糞

          タイトルを二度、三度見いたしますと、お食事中の方には全力土下座せざるを得ない今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。まるで、給料日のATMのような、そんな興味が自分にはあります。 地球規模で抱える深刻な疑問にどうしても、狂おしいほどに、寸止めを500回くらったかのように、残酷に、無慈悲になってしまいますが、一体全体どうしてこのように、刺されても気付かない蚊の赤子の針サイズの内容を月へと伸びる軌道エレベータの如く大きく誇張しているのか、先程した全力渾身の土下座の姿勢のままお話致

          巨乳に引き算すな!

          なぜ幼い子にデカい乳を描き足すんだい? お姉さんに描き足すんじゃダメかい? 図と地ってあるじゃない。 騙し絵みたいに、壺に注目すると向き合った顔が背景になって、向き合った顔に注目すると壺が背景になるやつ。 ロリ巨乳だとさ、巨乳が背景になっちゃうのよ。 「デカいのに幼っ!」って。 「デカっ!」ってさせてよ。 「幼っ!」成分いる? 地味眼鏡巨乳もな? 「デカいのに地味眼鏡っ!」ってなるだろ。 「地味っ!」も「眼鏡っ!」も「デカっ!」の邪魔になってない? 「眼

          巨乳に引き算すな!

          「知の編集術」(松岡正剛著)

          「編集」という単語に惹かれて読みました。 自分はnoteで読書感想文を書きがちなのですが、ほぼ書き殴り、手直しをせず、叩きつけるように投稿しています。 こんな調子で書いていては、上手く文章をまとめたり面白い視点や読む価値のある情報を載せたりすることが上達しないんじゃないかと思ってました。 「編集」という概念が自分の執筆過程にあれば、自分の生み出したアイデアの要点をつまんで面白くなる場所に適切に配置し、もっともっと読み応えのある作文を書くことができるのでは、とブックオフで

          「知の編集術」(松岡正剛著)

          「思考の整理術 問題解決のための忘却メゾット」(前野隆司著)

          この前に「思考中毒になる!」(斉藤孝著)という本を読んだのでついでにこっちも読みました。買った本をあらためて振り返ると、自分は思考というワードに囚われすぎている節があります。 この本の著者は慶応の先生でシステムに詳しいそうです。 漠然としてますが、どうやらこの漠然としたものを追いかけてるみたいです。今はもっぱら幸福について考えてるらしいです。 朝日新聞出版だそうです。 この本は知識や情報を頭に叩き込むタイプの記憶力をとってもディスり、これからは問題発見・解決力や大局観

          「思考の整理術 問題解決のための忘却メゾット」(前野隆司著)

          「思考中毒になる!」(斉藤孝著)

          もしこのまま自分の人生が続くとすれば、恐らく独り身、安いアパートの一室、太陽の届かない部屋に切れかけの電球、PCがあれば上出来、という老後を迎えると予測されましてですね。 その孤独に耐えうるには、認知症になるか、深い思考の海に沈潜するかの2択だろうと踏んでおりましてですね。 そんな中ブックオフで見つけたこの本が魅力的に映りました。著者は斉藤孝大先生(皮肉)で、初版が2020年の7月末と比較的新しい本なのではと考えます。 そんな本がなぜブックオフに並べてあるのでしょうか?

          「思考中毒になる!」(斉藤孝著)

          「ヒップホップ・ドリーム」(漢 a.k.a. GAMI著)

          普段はあまり読まないのですが、昨日読んだ「月ノさんのノート」に引き続きエッセイつながりということで、漢 a.k.a. GAMIさんのエッセイも読むことにしました。 彼はいわゆるラッパーですね。日本語ラップのラッパーで新宿育ちのワルなラッパーです。銭湯は入れませんね。風呂場では隠しようがないくらい体に入れ墨、というかタトゥーが入っています。 自分も最近知ったので、聞きかじり見かじりした程度ですが、彼の「紫煙」という曲にハマりました。皆さんもよければ聴いてみてください。ガツン

          「ヒップホップ・ドリーム」(漢 a.k.a. GAMI著)

          「月ノさんのノート」(月ノ美兎著)

          いやぁ、ね。 俺の女が、本を出しましてね。エッセイ?ってのを出したんだと。 俺は読書感想文書くのを趣味にしようとしてるんで。俺の女の本もそりゃあ書くでしょ。 俺の女、月ノ美兎。知ってる?インターネットじゃちょっとした有名人でね。 Vtuber?っての、やってるらしい。Youtubeの画面の奥で色々?雑談とかゲームとか、配信って形でやってるってさ。まぁ、よくしてやってくれよ。俺の女だから、みんなも知ってて間違いはないのよ。 そんなアイツが本出すんだって聞いてさ。でもア

          「月ノさんのノート」(月ノ美兎著)

          「誰がために鐘は鳴る」(ヘミングウェイ作 高見浩訳)

          「たがためにかねはなる」、と読むらしいですが、「だれがために~」でも良くないですか? ダメなの? まぁいいですけど。ヘミングウェイさんはハードボイルドな作風でノーベル文学賞までとった文豪だそうで、「老人と海」の映画版とかは自分も見たことがあります。 そもそも自分は北方謙三というハードボイルドな作家が大好きでして、一時期ドハマりしてまして、その一時期が現在進行中で続いております。 「読書が好きなんじゃない。ただ北方謙三が書いた本を読みたいだけさ」 これは自分の言葉です

          「誰がために鐘は鳴る」(ヘミングウェイ作 高見浩訳)

          映画「花束みたいな恋をした」を観た

          普段なら恋愛映画は観に行きませんが、久しぶりの映画だったので嗜好を変えた新鮮なやつでも楽しめるんじゃないかと思って思い切りました。 確かに思い切りが必要でした。恋愛経験のない僕がそんな映画を観ても共感できず交通費を含めた2千いくらかを払って暗い大きな部屋で2時間くらい良く眠る、という贅沢な休日を過ごす恐れがあったためです。 結局寝てしまったのかというと、実は寝ませんでした。久しぶりの映画鑑賞というちょっとしたゴージャスな甘味的喜びが日常に滴下されることでよく目が開いた点を

          映画「花束みたいな恋をした」を観た

          「快感回路 なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか」(DJリンデン著 岩坂彰)

           僕は気持ちいいことが大好きです。これには異論の余地がありません。  気持ちいいことをするたびに、「ああこれは気持ちいいな」と確認するようなタイミングがあります。この確認から派生して「なんで気持ちいいんだろう?」という疑問が生まれます。  潜在意識にこの疑問があったのか、ブックオフでこの本を手に取ったとき、迷わずレジに持っていってたみたいです。家に帰って何日か経って全てを忘れて、(あの本面白そうだったな)と思い、再びブックオフに行き、(売れてるわ、面白そうだったしな)と肩

          「快感回路 なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか」(DJリンデン著 岩坂彰)