「冷や麦」が美味しい季節になりました。今や市場では、太い手延べ素麺を「冷や麦」と呼んでいますが、本来手打ちで作る麺なんですよ!
こんにちは、無類の麺好きDJムッチーです。
気温が高くなってくると冷たい麺が食べたくなりますね😊
最近、お昼には冷や麦を頂く日が増えています。
手延べ素麺ではなくて、手打ちの冷や麦なんです。
子供の頃は、祖母の郷里の四国から手打ちの冷や麦を手に入れることができましたが、今や市場では太い手延べ素麺を冷や麦として売られていて、乾麺の手打ちの冷や麦は通販でしか手に入れることができません。
手打ちの冷や麦は、極細うどんと言ってしまってもよくて、ツルリとした食感と麺としてのシコシコ歯ざわりがあり、汁によく絡み、薬味や付け合わせの料理もうどんを食べる時のものとよく合います。
スーパーで簡単に手に入る手延べ冷や麦は、素麵のように油を使っで作っているので、麺がつるつるし過ぎて触感を感じずらくて、つけ汁に絡まないのであまり好きじゃないんです。
手打ちの手延べ
うどんや、そば、そして冷や麦は、小麦粉、塩などの原料を水と混ぜて手でこね、熟成させた後、綿棒で延ばして包丁で切る「手打ち」と言う方法で作られます。
これに対して、素麺は、原料は同じですが、熟成させた生地に食物油(まれにでん粉)を塗付して手作業で引き延ばす「手延べ」という方法で作られます。
油を使う手延べ麺は、長期保存用の乾麺に適しています。
製麺機が開発されて、素麺も冷や麦も手延べ製法に
明治時代に、製麺機が開発されて作り方が混ざり合って、今ではそうめんと冷や麦は太さの違いで分類するようになってるようです。
製麺機で作る乾麺であれば、直径1.3mm未満が素麺で、1.3mm以上1.7mm未満であれば冷や麦とJAS規格で定められています。 手延べ素麺の場合は太さに違いがなくなるため、表記は手延べそうめん、手延べひやむぎどちらでも良いことになっています。
(規格がある割には、手作業に対して寛大ですね。)
冷や麦には赤や緑の麺がある
明治時代から製麺機で製造するようになった、素麺と冷や麦ですが、冷や麦にだけ、赤や緑の色付きの麺が入っています。
理由は、昔は店先にそうめんと冷や麦が並べて売られていて、区別するために冷や麦に色付きの麺を入れたのだそうです。割と単純な理由ですね。
子供は色付きの麺が好きですよね・・・・
お勧めの冷や麦
冷や麦は、手打ちなので生か半生の麺を湯がいていただくのが本来ですが、お家で手軽にいただくのには、乾麺がおすすめです。
最近は、通販でも「手打ちの冷や麦」を見つけるのは難しくて、あちこち探してやっと見つけて取寄せてみました。味は、祖母の郷里の四国を訪ねた時に食べた「手打ち冷や麦」思い出す味で、美味しかったのでご紹介します。
お勧めは、山形県の小川製麺所 「月山の雪ひやむぎ」250g ¥240 ~です。
大手通販サイトで取り扱いがあるので、検索してみてください。
安くて美味しい手打ち冷や麦です・・・
東北地方には、「切り麦」と言われる小麦で作った手打ち麺があります。
この切り麦を夏は冷やして食べたから、「冷や麦」と呼ぶようになったらしいです、切り麦はうどんと区別がつかないかもしれません。稲庭うどんも切り麦の系譜かもしれませんね。
今でも青森や岩手では、手打ちの「冷や麦」が食べられているようで、乾麺も東北地方の製麺所のサイトで数点見つけました。
ご興味があれば探してみてください。
東京と北海道北見市には冷や麦専門店があります。
店名とリンクを残しますので、お近くの方は是非食べに行って、感想を聞かせてください!
特撰ひやむぎ きわだち
所在地:東京都墨田区太平1丁目22−1 ソラナ錦糸町 102
TUMUGU Labo
所在地:北海道北見市豊地26−26
それでは、今日はこの辺で失礼します。
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