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ミホカナシリーズ

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ミホとカナのオリジナル創作会話です。こんな会話ありえない!と思うかもしれないけど、ふたりのこと大好きです。
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2021年6月の記事一覧

どっちが上?

どっちが上?

『ねえ、カナ。地球ってどっちが上だと思う?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

『えーと。北極が上って言いたいところだけど、別に上も下もないってのが正解じゃない?』

『だよね。わたしもそう思ってたんだ。これって地球だけじゃなくて、世の中のものぜんぶそうだよね。お空も、花や木も、それに、このコ

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みかんの仕組み

みかんの仕組み

『ねえ、カナ。みかんって不思議だよね』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

今日は喫茶店のマスターがケーキづくりで余った蜜柑を1つずつくれたから、それを二人で食べようとしてたんだ。

『ん?蜜柑の何が不思議なの?』

『みかんの中に、またみかんがあるんだよ』

ミホは蜜柑の皮を剥いて、その中の1

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運がいいを選んじゃう

運がいいを選んじゃう

『ねえ、カナ。星座占いって好き?』

『うーん。まあまあかな。でも遊び感覚で見るのはおもしろいよね』

『星座占いって順位があるでしょ。あれ、いつも一位の運勢になる方法があるの、知ってる?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

『なにそれ?あやしいなー』

私が笑いながら疑いの目を向けると、ミホ

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過去の変え方

過去の変え方

『ねえ、カナ。過去って変えられると思う?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

『うーん。現実では無理だよね。・・・でもさ、ミホは変えられるって思ってるんでしょ?』

私が話の先を読んで笑いかけると、ミホも嬉しそうに笑った。なんでそんな話をするの?とは聞かない。だって、この会話が大好きだから。わ

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空想旅行

空想旅行

『ねえ、カナ。空を飛んだことある?』

『空?・・・あるよ』

『空って気持ちいいよねー』

『うん。ミホはどんな空が好きなの?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも私にいろんな心の話をしてくれるんだけど、ここ最近の私たちのブームは空想旅行なんだ。

『青空や夕焼けが好きだけど、雨上がりもいいよね』

『わたしもだいたいおんなじ、夜空もステキだよね』

『うん。じゃあさ、今

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くりかえしを楽しもう

くりかえしを楽しもう

『ねえ、カナ。くりかえしって素晴らしいよね』

ミホは道端で拾った、木の葉を嬉しそうに見つめながら、私にそう言った。

『くりかえし?葉っぱの命のこと?』

『うん。今ね、私、くりかえしの素晴らしさに注目中なんだ』

『へー。でも、葉っぱの命はくりかえしじゃなくて、生まれ変わりだよね』

『そうそう。くりかえしってどんなに似ていても、必ず新しいものなのよね。この葉っぱも世界にひとつって思うとまた違

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約束は好きですか?

約束は好きですか?

『ねえ、カナ。約束って好き?』

『約束?とくに好きとか、きらいとか思ったことないけど?』

『私ね、実は約束ってちょっと苦手だったんだ』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな心の話をしてくれるの。

『え?どうして?』

『ほら。約束って、守らなくちゃってプレッシャーとか、ちゃんと守ってくれるかなっていう不安を感じたことない? 』

『あー。それはあるけど、わ

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世界は鏡

世界は鏡

『ねえ、カナ。世界は自分を映す鏡って言葉聞いたことない?』

『あるある。でもイマイチどういうことかピンと来ないんだよね』

『だよね。でも私ね、少しだけ意味がわかった気がするんだ』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

『へー。どういうこと?』

『まず、見た目を映す鏡じゃないってのは当然だとし

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一瞬と永遠

一瞬と永遠

『ねえ、カナ。一瞬と永遠っておんなじことだと思わない?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

『ん? 一瞬は一瞬だし、永遠は永遠じゃないの?』

『まあ、ちがう言葉だからそうなんだけど、一瞬ってさー、ずっと続くよね。ほら、1秒前も一瞬だし、今も一瞬でしょ?』

『うーん。でも同じ一瞬じゃないんじ

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いつも新しい未来

いつも新しい未来

『ねえ、カナ。あしたの休みってなんか予定ある?』

『うんにゃ。ぜんぜん』

『じゃあさ。あした、うちで一緒に映画みない?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

『うん、いいよ。なんの映画?』

『それはね。ヒミツ』

『えー。なにそれー?』

『だって。その方がおもしろいでしょ?』

『まあ。

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あなたも100点、わたしも100点

あなたも100点、わたしも100点

『ねえ、カナ。人ってなんでみんなちがうのかな?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな疑問を投げかけてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

『それは。違うほうが、おもしろいからじゃない?』

『だよね。みんなおんなじ顔で、みんな同じ性格だったら、つまんないよね』

そう言いながらも、今日のミホはちょっぴり浮かない顔だ。でもその理由はわかってる。

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何をするかではなく、どう在るか

何をするかではなく、どう在るか

『ねえ、カナ。在り方ってどういうことかわかる?』

『あり方? こないだ話してた、幸せになるのではなく幸せであるってこと?』

『そうそう、それもそうだけど、テスト前に話した答えの場所の話って覚えてる?』

学校帰りにふたりで寄る、馴染みの喫茶店。
ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。

世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

今日もちょっぴり難問みたい。けどそれが最高に嬉しい瞬

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答えはどこにある?

答えはどこにある?

『ねえ、カナ。答えってどこにあるか知ってる?』

『ん? 答え? 先生の机の中とか?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。今日は明日のテストのためにふたりで勉強してたんだ。

『あ。そうだね。他にもあると思う?』

『他に?先生の頭の中とか?教科書とか?』

『だね。答えの場所っていろいろあるよね』

ミホはいつもいろんな発見を教えてくれる。私は、なんでそんな話をするの?とは聞かない。

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直感を大切に

直感を大切に

『ねえ、カナは、第六感ってあると思う?』

ここは学校帰りにふたりで寄る馴染みの喫茶店。ミホはいつも、私にいろんな発見を教えてくれるの。世界の不思議、映画や恋愛、そして心のこと。

『それは・・・ある人にはあるよね。でも私にあるかどうかわかんないな』

『誰にでも絶対あるよ。カナにもね』

『絶対? ミホは第六感があるって自分でわかるの?』

私は、なんでそんな話をするの?とは聞かない。だって、前

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