改めて”成長”ってなんなのか考えてみよう
こんにちは。特別支援学級12年目のMr.チキンです。
そろそろ13年目になるんだなぁ。
成長という言葉のイメージ
さて、今日は「成長」という言葉について考えます。
みなさん、成長というとどのようなことを想像するでしょうか。
いつも通りインターネットで調べてみましょう。
みなさん、こんなイメージではないでしょうか。
未来に向かって、上り一方通行なイメージ。
実際の子どもの成長って・・・
でも、子どもの成長って一方通行でしょうか。
実は、夏休み前に、職員室ではこんな話がされています。
学校での成長は、長期休みでリセットされます(笑)
上の言葉には、こんな言葉(思い)がセットになっています。
子どもたちの成長は、一方通行じゃないんです。
行ったり来たりしながら前に進むんだなって、
そう考えると教員たちは、ある意味のんびり構えています。
後ろに向かって成長したって良い?
もう少し成長について考えてみましょう。
こんな例がありました。
1年生のAさんです。
Aさんは頑張り屋さんです。誰よりも静かに授業を受けるし、
「いやだなぁ。」と思っていても、
じっと我慢して生活しています。
でも、家で思い出してポロポロ涙を流すことがあります。
そんなAさんが、特別支援学級に入りました。
Aさんは、少しずつ変わっていきました。
授業中はうるさいですし、
私が頼んだことに対して、
「Mr.チキン先生がやればいいじゃない!大人なんだから!」
と口答えします。全然可愛げがありません(笑)
Aさんの変化をまとめると、次のようになります。
静かに授業を受ける→うるさくなる
どんなことでも口答えせずにやる→わがままでやらないことがある
どうでしょう。
この変化を教員はどうとらえれば良いのでしょうか。
私は、これを
後ろ向き成長期
と呼んでいます。
私はAさんがうるさくなろうと、わがままになろうと、
おうちの人にはこう伝えます。
本当は
でも、本当は後ろ向きっていう言葉もどうかなとは思っています。
大人は、「こっちが成長の方向」って決めちゃいがちですが、
子どもの成長って、実際は自由な方向に成長して良いんだよなって。
保護者や子どもと一緒に成長を喜んでいきたいな。
せっかく教員やってるんだしね。