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新規事業を成功させる3つの観点とは?

新規事業が成功する確率は10%以下、なんて話があります。
個人的には1%以下と思ってやっています。でも、何もしなければ、じり貧になるだけ。
どこかのタイミングで新規事業に取り組むことは、経営を続けるために必須です。

社長は新しいアイデアを思いついてワクワクしている!
でも、社員はぜんぜん乗り気じゃない。むしろ、不安が募っている。
というケースは多いもの。なぜ、そうなってしまうのか、考えてみました。

新規事業をやる意味、動機が共有されているか?

何事も目的が重要。さらに上位の「新規事業をやる意味」も考えてみましょう。

社長は、新規事業をやる意味を語っているでしょうか?
なぜ今やるのか? どういう未来を描いているのか? 社長自身の言葉で語ってみましょう。少し恥ずかしいかもしれませんが、言わないと伝わらないです。

指示だけで、意味、目的、動機を語っていないとしたら、社員が動くハズがない。

最近は、パーパス経営という言葉が話題になっています。目的、意味を共有して、さらに共感しているかを確認できるまで、繰り返し伝えることが重要ですね。


新規事業の実現の見通しがついているか?

やれば、できる! と思えれば、ハードルは下がりますが、
そもそもやり方がわからない、できる気がしない、という状況では、不安が募ります。できれば避けて通りたい、というのが本音ではないでしょうか。

誰もやったことがない新規事業では、先生がいません。外部から専門家に支援してもらっても、やるのは自分たち。しかも、すぐに正解が見つかるわけではない。
結局、自分たちで、できる!と思えるかどうかが重要なポイントです。

そのためのプロセスや準備が大切。何を準備して、どういう順番で検討するか。そういったプロセスを支援してくれる、専門家がいると少し安心できます。


お客様はいるか? 関係性がつくれるか?

目的、意味も共有できて、できる見通しもついた!
でも、そもそもお客さんはいるのか?
ビジネスで一番重要なことは、お客様でしたね。

最初のお客さんを見つける。さらに、2、3人と増やしていく。
ある程度、お客さんが見つかった状態で新規事業をスタートできれば理想です。
お客さんがいれば、なんとかなる。最初は、数ではなく、質にもこわだりましょう。
なぜ、お客さんが来てくれるのか、継続して来てくれる理由、新規のお客さんが途切れない理由、そこを掘り下げます。

お客さんをしっかり観察、インタビューして、本当の気持ちを探る。そのための、社内の取り組み、関係性を深める仕組みを考えてみましょう。一般的には、テストマーケティングと呼ばれる領域です。小さく始めて、大きく育てる。お客様との関係性づくりに、終わりはありません。



やったことがない新しいことへのチャレンジ。そこでワクワクする人もいれば、不安になる人もいる。社内がまとまらないと思ったら、そこには多様性があるという証拠。

むしろ、その多様性を強みにして、一緒に話し合うことができれば、他とは一味違う魅力に育つかもしれません。


新規事業がうまく進まずイライラしている社長さん、
どの段階がハードルになっているか、気づいていますか?



この記事を書いたのは、
もうそうビズ企画 代表 川原茂樹
https://mousoubiz.com/
https://twitter.com/mousoubiz


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