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第四巻~オオカミ少年と白薔薇の巫女~①-1
第一話「剣と炎と鍛冶屋の少年」
1
「大漁、大漁~っと。これだけあれば、ナッツパーティーができるね」
ランは大量に買い込んだナッツのお菓子を抱えて、ホクホク顔で歩いていた。
抱えている紙袋の中には、チョコでナッツをコーティングしたものや、ナッツを揚げてそのまわりに水あめを絡めたものなど、おいしそうなものが数種類入っている。
ここは国境の町アスタナ。
ランたちは少し前に、セルデ
第一話「剣と炎と鍛冶屋の少年」
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「大漁、大漁~っと。これだけあれば、ナッツパーティーができるね」
ランは大量に買い込んだナッツのお菓子を抱えて、ホクホク顔で歩いていた。
抱えている紙袋の中には、チョコでナッツをコーティングしたものや、ナッツを揚げてそのまわりに水あめを絡めたものなど、おいしそうなものが数種類入っている。
ここは国境の町アスタナ。
ランたちは少し前に、セルデ