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エッセイ

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#仕事

ただ、祈る。穏やかな日々を。

ただ、祈る。穏やかな日々を。

本来なら、この二日間は旅行に行ってくる予定だった。ただ先月真ん中辺りから、精神的に調子を少し崩していて、旅行をキャンセルさせて貰った。

先週末、ずっと自分には課題だった仕事、実はこれができなきゃ、仕事を辞めようと割と追い込まれていたってのもある。
その課題だった仕事後、
決してうまくいったわけでもなく、
できるようになったってわけでもないけれど、
少しだけ、やっていけそうだ、と思った。
ふと数ヶ

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美術館へ久しぶりに行く。

美術館へ久しぶりに行く。

前から気になっていた美術展に行く。
前から日付を決めてしまうより、朝起きて思い立って、今日行ってきた。
まずは「翻訳できない わたしの言葉」を東京都現代美術館で。

南雲麻衣、ユニ・ホン・シャープ、金仁徳の
(敬称略)のパフォーマンス、映像が興味深い。
この展示会、容易に「コミュニケーション/
ディスコミュニケーション」について考えさせられる、などと書いてしまうと大切なものを見失ってしまう気がする

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生活保護を受けていた頃といま。

生活保護を受けていた頃といま。

ふと思い立ち、書く。
ある時期、生活保護を受けていた。
パニック障害は10代からあって、
気付いたら鬱になっていた。
パニックを起こした日の事は覚えているけれど、鬱は気付いたら、って感じ。
気付いたら飲んでいる薬が増えていき、
その中に抗不安薬、睡眠剤、睡眠導入剤、
ほかに、抗鬱剤も処方されていた。
実際に、身体が動かせなかった。
夕暮れ、つまりこの時間になって、
ようやく少しだけ元気になった気で

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分かり合う事は出来るのか?

分かり合う事は出来るのか?

気付いたら、暑過ぎる夏からあっという間に涼しくなり、いまはもう冬の支度をはじめている。
営みは45年目を迎える。
人生ってのは存外、あっという間だ。
儚くてもろい。
だから美しい。

介助の仕事に就いて、初めて利用者さんと泊まりがけで旅行をした。
写真は間近で見た富士山!。
久しぶりの旅行だった。

対人支援をしていると、たまに自分ではびっくりするような事を言われたりする。
(これはいまの会社の話

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僕の手には魔法がかかる

僕の手には魔法がかかる

もう1ヶ月が経つんですね。
9月の吉祥寺で、BOOGIETOWNという友達のイベントのお手伝いをしてきた。
麓健一さん、アチコさんの素晴らしいシンガーソングライターふたりを招いたイベント。
リハーサルから行き(キッズ用にシャボン玉やら風船やら画用紙を用意して)、
アチコさんのリハーサルからお酒を呑み始めて、ノリノリで踊る。
ふたりのライブはそれはもうとても素晴らしいもので、ついつい呑みすぎてしまう

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日々の暮らし、営み

日々の暮らし、営み

毎年9月6日には献杯をしている。今年もまた。たった1枚だけCDを残して、
それぞれの日々に消えていったバンドの歌にこの季節は耳を傾ける。
「今度、呑みましょう!」という約束の日がいつ来るのかなんて分からないけれど、その日を楽しみにしている。それが空の向こう側だろうと、もしかしたら
いま生きているこの世界でだろうと。
僕は夢想する。彼らのCDが、いつか世界のどこかで、時代さえもこえて鳴り響く事を。

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仕事の精度を上げたい

仕事の精度を上げたい

ある支援現場の帰り道、
夕暮れの、だけど一面が雲で覆われた空を見上げながら、
支援の精度を上げたいな、とふと思う。

現場ではひたすら動き続けながら、
抱えている事務も数えたら10個以上ある。

何かほかのひとに振れる仕事はないか?と
言われて、振れるとしたらこの業務だな、
と渡す。
僕がいちばんやりたかった業務。
ちょっとだけ考える。
そんな時、なんとなく思う。
いちばんやりたいのではあるけれど

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高みがあるならば、見てみたいと思う。

高みがあるならば、見てみたいと思う。

介助の仕事をしていて、きみは本当に現場が好きなんだね、と以前働いていた法人の上司に、
呆れられながら言われた事を思い出す。
いまも7時には始業して、事務作業をして、
8時半には現場に入り、16時過ぎまでずっと動き続けている。
それから17時か17時半、遅い時には、今日は半日会社にいたなぁと思う。

介助と言っても老人ではなく、障害を持った方と働いている。

またもや、あなたが話題になっている新人さ

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好きを仕事には出来なかったけど、仕事を好きになる

好きを仕事には出来なかったけど、仕事を好きになる

今日で44歳になる。
この間の健康診断の結果が返ってくる。
どうやら食事に少し気を使うだけで、
ほとんどの数値が良くなっている。

もう次はないだろうけどねw。

しかし昔読んだエッセイで、
ミュージシャンの楽屋話が、
20代から30代にかけては恋愛、女性の話しが主だったものが、
40代になると健康の話しになるってものがあったけれど、本当にそうだw。

誕生日前に、友達とご飯を食べる。
彼女がご飯

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