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からだ

身体。肉体。からだ。
 
1.2と1.4が終わった。
プロレスリングNOAHと新日本プロレスの年明けビッグマッチだ。
現地では観ていない。配信を観た。
前者は身内というか親戚の寄り合いというかごちゃごちゃ的なものから逃げれないのに逃げ切って観て、後者は仕事をしながら観た。
どちらにも特にめっちゃ好きな選手がいるかと言われたらそうではない。
どちらにも団体や会社へ思うところがありまくるというか、でも、観る。ツッコんだり怒ったりしながら観る。
 
例によって詳しいことは書かない、個別の感想などは書かない。
めっちゃ好きな選手はいないけれど「●対●」な訳だから勝手に肩入れしたりする「側」は居る訳で、でもそれより(?)、有明やドームの客入りだとか、大会の興行としての作り方持っていき方というかそういうことに、にもめっちゃ注目する。そんな毎回の観方などしながら、いろんなことを考える。
 
からだ。
 
からだはいつも気持ちと一体ではない。
(こともある少なくない)
こうあれれば、とか、こうあらないといけないがあったとしても、あれども、
(業務的に行政的にを含めて)
からだは、からだだから(たぶん)正直で、
心はその「中」に(いいとか悪いとかじゃなく)入っていたり、
ばらばらだったとしても表裏一体だったりする。
「こうありたい」とか「こうあるはず」とか、「こうしなさい」を、
からだは、でも、時に、従わない従えない、
いいとか悪いとかじゃなく、それを通り越して。
だからprofessionalたちは稽古や訓練やトレーニングをする、励む。
外側をつくったり、磨いたり、内側、つまり、中を、からだをつくる口から摂取するものを含めて、管理しようとしたりしながら。
つくり変えたりつくり直したりをする。それもまた、抵抗であり、戦いだろう。
それでもからだは着実に歳を重ねるし、
容れものとしての体は気持ちが走ると気持ちを溢れさせてしまうことも多い。
(それをどうするかどう誤魔化すか、魅せるか。どう緩やかに老いさせるかなど、などを含めて)
 
そうして、闘う。
相手、他者とのかかわりや、衝突や、譲れないもの、許せないものやこと、守るもの、守りたいものを、御見物の前で、からだで、見せる。
 
その場その時という〝舞台〟で、気持ちを。からだで。リングという舞台で。
 
正直、みるのが辛いひとや試合もあった。
また、「仕事(労働)」としてのそれだからこそ自分(家族)の人生を考えた上での決断をする人も居たりして、物事には永遠にずっとなんてないとわかっているのに、勝手にさみしくなったり、考えさせられたりもした。
 
すべては、リングに出る、滲む。
 
そのすべてをみる観客にも、からだと、気持ちと、日々と人生がある。
 
からだ。と、生きていくことと。
 
この何年か、何年も、
ストリップとストリップ劇場に魅了され続けているのは、
やはり、「からだ」だからだと思う。
身体。身体をみる舞台。
それは他のジャンルの舞台だってそうなのだけれど、
でもやはり、なによりとても、大前提として第一に、
身体、身体をみる舞台、劇場。
そのことが、だから、とても、奥深い。身体をみる。身体をみせる。だから、心が満ちる。
 
からだと、心と、生きることと、舞台と、舞台上の人と、客席の人びとと。
 
こんな時代こんなご時世だからこそ、昨日のメインイベント、
勝ったぼろぼろの内藤と、2万7千人の観客と(&共に配信や中継を観ていた人びとと)の「デ・ハ・ポン」大コールは、ああいいな、と思った。
そこまでに繋がる相手選手や最後の乱入ヒールsの活動活躍やそのいろんなファンたちの想いも含めてね。
 

ちょうど1年程前に連載に書いたプロレスの話。
これも自分で思い出した。

(この時オチとして書いたのはスタン・ハンセンですが、最近のわたしは嫌なことがあったら、WWEのロック様を延々観てるよ笑)

酒場話と、
この、誰かにとってのHome話、
2種類連載させてもろてるウェブマガジンtabistoryと
本屋・出発点さんは、
編集長かつ御店主さんの都合で、
今年はちょっとしばらく更新と開店が緩やかになるかもですが、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。(ちなみに酒場話は昨年入稿済✨)
 
今年もあちこちいろいろ、例年以上に気合いを入れ、やっていきます、書いてゆきたい、ゆきます。

あ、去年観に行った武藤の引退興行のも貼っておこう。一昨年のイッテンゴも。
あのときのおっちゃん、元気かなあ昨日も観てたかな、うん観てたよな、きっと。

みんなどうぞ元気で居てね。


◆◆
【略歴や自己紹介など】

構成作家/ライター/エッセイスト、
Momoこと中村桃子(桃花舞台)と申します。

旅芝居(大衆演劇)や、
今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。

普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、
各種文章やキャッチコピーなど、やっています。

劇場が好き。人間に興味が尽きません。

舞台鑑賞(歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス)と、
学生時代の劇団活動(作・演出/制作/役者)、
本を読むことと書くことで生きてきました。

某劇団の音楽監督、
亡き関西の喜劇作家、
大阪を愛するエッセイストに師事し、
大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリー。


lifeworkたる原稿企画(書籍化)2本を進め中。
その顔見世と筋トレを兼ねての1日1色々note「桃花舞台」を更新中。
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詳しいプロフィールや経歴やご挨拶は以下のBlogのトップページから。
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Webマガジン「Stay Salty」Vol.33巻頭に自己紹介エッセイを寄稿しました。

12月Vol.34からは不定期コラムコーナー「DAYS」も書かせていただいています。

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東京・湯島の本屋「出発点」では2箱古本屋もやっています。
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ぜひぜひ遊びに来て下さい!  自己紹介の手書きペーパーもあり!

読書にまつわるエッセイ集(ZINE)、
tabistorybooks『本と旅する』もお店と通販で取り扱い中。

旅と思索社様のWebマガジン「tabistory」では2種類の連載をしています。
酒場話「心はだか、ぴったんこ」(現在19話)と
大事な場所の話「Home」(現在、番外編を入れて4話)。

noteは「ほぼ1日1エッセイ」、6つのマガジンにわけてまとめています。

旅芝居・大衆演劇関係では各種ライティング業をずっとやってきました。
文、キャッチコピー、映像などの企画・構成、各種文、台本、
役者絡みの代筆から、DVDパッケージのキャッチコピーや文。
担当していたDVD付マガジン『演劇の友』は休刊ですが、
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