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その心理的安全性はどうやって生まれているんだろう
明後日から始まる授業に向けて、準備も秒読みになって来ました。その中でとりわけ心強く感じるのは、運営チームのいわゆる心理的安全性の状態が、とても良いことです。とりわけ、
今のやり方に異論を述べたり、「え、分からない」と言ったりするのを自然にできて、またそれを踏み台により良いものに仕上げていけていること。
それは良いのですが、あと1年で離れることもあり、どうしてできているのか、改めてちょっと考えて
問題意識からサプライズに向かえ
今日は「リーダーシップ開発:授業外への適用」の授業日でした。受講生がそれぞれの現場で見つけてきたテーマの作戦会議をしていて、今日は各人の問題意識にどう周りを巻き込むかを考えていました。
その中で話したのが冒頭のことです。問題意識そのままだと周りの人にもその正しさは伝わっても「面倒だな」とか「難しいし」とか感じられて、なかなか動いてもらえなかったりします。
そこで誕生日のサプライズのような、ワク
論理思考は心から人に動いてもらうためにとても役に立つ
最近、考えて来たことがつながる(connecting the dots)ことがよくあります。そういう時期なんでしょうか。自分的には「おー!!」と思うのですが、人に説明して伝わるのかどうか、でも伝えたい気持ちもあるので、少しずつトライしてみたいと思います。
今日は「やっぱり論理思考は心から人に動いてもらうためにとても役に立つんだ!」という内容です。
僕が関わってきたカリキュラムでは、リーダーシッ
考えがまとまってから話す?まとまっていないからこそ話してみたら?
先日、あるところで対話とかコミュニケーションについてディスカッションしていた時のことです。ある人が「なんとなく感じていることはあるのだけどうまく言語化できていなくて話せないことがよくあります」と言っていました。
だからそのことについて話せない、対話にならない、といったことだと思うのですが、それを聞いて思ったのは、そういう時こそ話してみるといいんじゃないかなー、ということでした。
僕が一緒に仕事
貫いているのは「ものの見え方」を変える考え方をいかに伝えるか
きのうは「リーダーシップ開発:社会人へのトランジション」の授業の後、みんなと食事にいって盛り上がり、帰ってから別の授業の教材を作っていたら朝の3時半になってしまいました。
授業では、ベテラン社会人代表として、高校同期の緒方君と、RMSの桑原さんに来てもらって、学生達が「社会人の世界はどう違い、そこでどんなリーダーシップを発揮すると良いのか」を考えるのを手伝ってもらいました。
いろいろ興味深かっ
話したことなかったのに最初から心理的安全性高いって、なんで?
話したことなかったのに最初から心理的安全性高いって、なんで?
上の言葉は、ちょうど先日、「リーダーシップ開発:授業外への適用」の授業内(ちょっと分かりにくいですね笑)で、ある学生二人の会話に出てきたものです。
心理的安全性を高めるのに自己開示が必須って本当?そのうちの片方は、心理的安全性の高い状態を自分のゼミ内で作ろうとしていて「このためには自己開示が必要じゃない?」と考えていて、その作戦を話
僕らが作る連ドラの最終話を考えよう
今週の「リーダーシップ開発:理論とスキル」では、各クラスでクラスビジョンを考えてもらいました。ビジョンと言っても、かっこいいけど具体的なイメージが湧きにくいキャッチフレーズ的なものではなく映像で目に浮かぶような、もし自分たちのクラスを連ドラに例えるなら、その最終話を考える感じです(もちろんハッピーエンド)。
良い目標設定、心理的安全性、自己調整学習者で、一石二鳥、三鳥になりそうだと、とても楽しみ
真の心理的に安全な場
「心外です」
いつも授業前にミーティングを行っている開発チーム。先週は授業が最終回だったので振り返りを行っていました。その中で、一番印象に残ったのが冒頭の言葉です。
これは開発チーム学生メンバー(CA)の一人が笑いながら発した言葉。何が心外かというと、学期途中で授業運営チームの学生メンバー(TA)から「CAつらそう、楽しくなさそう」と言われたことだそう。
この現象、とても興味深く思ってい
苦手なことを習い事にして見えて来たこと
最近いろいろ発見があるのですが、なかなか考えをまとめている時間がありません。そうこうするうちに時が経ってしまうので、まとまらなくても書いてみようと思います。
今日は、苦手なことを習い事にして見えて来たことです。苦手なこととは運動。習い事とはジムでトレーナーさんに指導してもらっていることです。
運動はずっとあまり得意ではなかったのですが、年齢のためあちこち痛くなってきて「これは体のメンテをしっか
デジタルが良いとは限らないよね
昨日は、問題解決プロジェクトの授業でクラス内予選が行われました。正直、先週までは「間に合うのかな?」という感じだったのですが、みんな驚異的な仕上げで、「おー!」思わせるものに持ってきていました。
チーム間は互いにライバルであると同時に協力者という関係もあるので、フィードバックを送り合います。前期まではこれをSlackでやっていたのですが、今期はCAたち(開発担当学生スタッフ)の提案で、あえて付箋
上司とプライベートまで仲良くなる必要ある?
上の会話は「権限のないうちからやりたいことをやれるようになるには?」というテーマで学生にディスカッションしてもらっていた時に出て来たものです。
「上司と仲良くなっておいた方がいいんじゃないか」「でもプライベートの話とか上司とあまりしたくないし、ましてや時間外まで職場の人たちと一緒にいたくない」という話は社会人の中でもよく出ます。しかし、プライベート抜きで上司と仲良くなることは可能なのでしょうか?
忘れ物・探し物、逆転の対策
(6月から、新たな書き方を開拓しようとライティング・ゼミに参加し始めました。この記事はそのゼミでの投稿記事です。リーダーシップや論理思考とのつながりをあえて言えば、どちらも人に動いてもらったり物事を変えたりするために使うもので、忘れ物・探し物を減らすこともそう、ということでしょうか笑)
ある朝、次男(小6)が学校に行く直前のこと、
「ねえ、俺の靴下知らない?」と次男。
「知らないよ。ないの?」と
マイノリティにして良かった
早稲田大学リーダーシップ開発:問題解決プロジェクト(PBL)の授業が始まって早くもDay3まで終わりました。早稲田LDPはDay8で1科目が終わるので速いです。
そんな中、きのう一番思ったのは今期も「マイノリティ」をプロジェクト課題にして良かったな、ということです。
まずとにかくうれしいのは、みんなが本当に真剣にディスカッションしていること。マイノリティ以前だと、どこか「そんな感じでいいんじゃ
改革は外科手術より指圧と思った方がいい
日本ではもう何十年も「強力なリーダーシップが足りない」と言われています。古くからは少子化問題や、国際競争力低下の問題、最近では新型コロナウイルス対応について、
・不都合な真実であっても現状を正視し、
・困難でも進むべき道を突き進む
ような強力なリーダーシップが必要なのに、それが日本にはない、と言われています。
しかし、足りないのは本当に、強力なリーダーシップなのでしょうか。それがあれば停滞した状
読書メモ「政治学者、PTA会長になる」
読書メモ第2弾です。今回は、
「政治学者、PTA会長になる」(岡田憲治著 毎日新聞出版)です。
別に、PTA運営に携わりたくて参考になった、ということではありません。「絶対おかしいよな、これって」と思うのになかなか変えられないことに直面した時、「こうした方が絶対正しいでしょ」と確信を持っていることを理解してもらえない時、そういう時に何を考えるべきかの参考になる本でした。
ある日突然、PTA会