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[理系による「映画」考察] ゴジラ-1.0(2023) ➡"シン・ゴジラ"の後ゴジラを作ったことに賛辞を贈る

冒頭からカッコよく、2時間があっという間に過ぎる、とても見やすい映画でしたよ。

で、自身が賞賛したいのは、映画の内容よりも、"シン・ゴジラ"の後にゴジラを映画として作った山崎貴監督の勇気、になります。

"シン・ゴジラ"と比較されるのはもう明白で、庵野監督と比較されると思うと自身だったら絶対にやりたくないです…。それでもやり切った山崎貴監督に賛辞を贈りたいのですが、さらに、ヒットさせるために庵野さんに試写会でみてもらって、その後の対談をyoutubeで流すということまでやりきっており、そのプロ魂は尊敬せざるを得ないのですが、試写会の上映中は生きた心地をしなかっただろうな~、思われてなりません。

ただ、この動画で山崎監督が高々5つ上の先輩の庵野監督になんでこんなにペコペコしてんだ?、が気になったので考察します。

まあ、ピュアに尊敬している先輩だから、はもちろんあると思いますし、商業的に庵野さんのお墨付きをもらいたい、もあると思いますが、この"ゴジラ-1.0"はエヴァの場面を元ネタにしているところが…

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ここから若干ネタバレになりますので、ご注意ください。
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というか、この映画そのものが色々な映画の場面を元ネタにしています。映画を見ている最中、”あれ、このシーンってどっかで見たような…”、な感覚を受け、後で反芻すると色々思い出されて楽しいです。

詳細はネットで出てくると思うのでそちらにお任せしようと思いますが、ラストシーンにて、綾波の実写化?、と思わせるところがあり、ビデオで見れるようになったらもう一回見て確認しないと、と思わせるところが映画的に良い意味でなんだかにくいのですが、あんなにペコペコしてるのは、隣にいる人の映画のシーンを元ネタにしちゃってるからではないかと。

このご時世、パクるのは悪だ!、な風潮のありますが、庵野さんだって過去にモロパクりをやっており、よく思えば"シン・ゴジラ"、"シン・ウルトラマン"、"シン・仮面ライダー"なんて、パクるというかそのままな気が…

なので、命懸けでやるのであればパクっても構いやしない、と個人的には思っているのですが、この動画で山崎監督はただただペコペコしてるわけでもなく、ツッコむところは突っ込んでいるので、クリエイターとしてのライバル心もちらちら見えて面白いです。

個人的には、山崎監督にナウシカの実写版を作って、庵野監督を唸らせてほしいな~、と思うのですが、そのぐらいVFXはリアリティがありましたよ!

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