水埜隈一

Vtuberの水埜隈一(みずの くまいち)です。麻雀が大好きです。noteに書く記事の…

水埜隈一

Vtuberの水埜隈一(みずの くまいち)です。麻雀が大好きです。noteに書く記事の多くはyoutube動画のテキスト(台本)版です。

記事一覧

初めてチーム制リーグ大会に出場した感想など

麻雀エンジョイスクール(エンスク)というDiscordサーバーで行われるNANAリーグという大会に選手として出場しました。 私の所属しているチーム(そくりーめいと!)は残念…

水埜隈一
6か月前
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麻雀替え歌「テンパイだ」(元ネタ:ヴァンパイア / DECO*27)

あたしテンパイだ いいの?押しちゃっていいの? 「もう無理もう無理」なんて 悪い子だね 試したい南 一発でデバサイ まだ絶対いけるよ 配牌最高 ずっと息殺してる 高…

水埜隈一
10か月前
2

「麻雀は多くても4局に1回しかあがれないから、残り3回の守備が大事」の違和感

私は多分、初心者時代の麻雀の取り組み方が少し特殊な方だったのだと思う。 初心者の頃から、麻雀は知識ゲーだと思っていた。強くなるために大事なのは自分で考えないこと…

水埜隈一
1年前
11

ダニエル・カーネマンと麻雀

※この記事、もっと固い内容で詳細含め書いていたんですが、書いているうちに内容は固いし文章も固いし、結局誰が読むの?という感じになってしまうので、ラフに書き直しま…

水埜隈一
1年前
8

まだ存在していない麻雀用語

麻雀は専門用語が多いゲームだと思う。 「イーシャンテンで先切りして安牌持ってたら、即テンパイ。曲げたら一発でツモった。」 この文章だけで7つも麻雀用語を使ってい…

水埜隈一
1年前
2

「難しい何切る」の2タイプを理解して、何切るを上達に活かす

上級者でも答えが分かれるような、どれを切っても一長一短あるように見える難しい何切るは、実は以下の二種類に分けることができる。 1.同じ評価の軸の比較で済むが、微…

水埜隈一
1年前
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新しい最強のFPSの話をしていたはずがいつのまにか麻雀の戦略の話になる記事

PUBG、フォートナイト、APEXといったバトロワ系FPSゲームが流行ってしばらく経つ。いつ敵に撃たれるか分からない緊張感、敵を倒して装備を回収したときの優越感、チームメ…

水埜隈一
1年前
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何切る問題はよく考えると何切る問題ではない

平面問題(自分の手牌のみの何切る問題)であれ、立体問題(自分の手牌に加え、他家の河や点数状況も踏まえた何切る問題)であれ、何切る問題は「何」切ると呼ばれてはいる…

水埜隈一
1年前
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狂戦士と求道者ー麻雀強者の2タイプー

麻雀の強者たちをよく観察してみると、人によって麻雀の捉え方に大きな違いがあるように思える。ざっくり分けると2つのタイプが存在するように見える。 大抵の強者は打数…

水埜隈一
1年前
8

麻雀を教えている人と、教わっている人へ

強くなりたい?それならコツコツ努力することが重要だ。 結果が運に大きく左右される麻雀というゲームでも、結局のところ強くなるには地道に知識を得たり経験を積んだりと…

水埜隈一
2年前
6

点数状況判断の2つの原則と例外

点数状況によって押し引きは変わる。 これ自体は当たり前のことだが、相手全員の点数パターンが多すぎて、具体的な基準を作ることが難しい。東場と南場での違いまで含める…

水埜隈一
2年前
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なぜ牌効率が最も大切なのか?

麻雀で最も成績に直結する技術は押し引き判断だと言われる。 なぜなら、アガリに結び付く押しや、放銃回避に結び付くベタオリの判断はそのまま成績に結び付きやすいからだ…

水埜隈一
2年前
19

対局中に「考える」ことの難しさを説明したい

牌効率であれ、押し引きであれ、対局中には考えることがありすぎる。それでも、勝つには正しく考える必要がある。他プレイヤーよりも正しく考えて考えて考え続けることで差…

水埜隈一
2年前
4

ダマテン待ち読み

※わざとテンパイしていると条件を付けているのであまり実戦的な話ではないです。そして、あくまで読みの話なので待ちが確定するという話でもないです。これけっこう読めそ…

水埜隈一
3年前
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フラッシュ何切る100問解説

こんくま(挨拶) 麻雀ばかりやってるVtuber、水埜隈一(みずのくまいち)です。 以前作成したサイト「フラッシュ何切る」の問題の解説を載せておきます。 フラッシュ何…

水埜隈一
3年前
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メンタルゲージ管理

皆さんこんくま(挨拶) 麻雀ばっかりやってるVtuberの水埜隈一です。 麻雀を沢山打っていると、思うように勝てなかったり、理不尽に負けたりして、メンタルが崩れること…

水埜隈一
3年前
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初めてチーム制リーグ大会に出場した感想など

麻雀エンジョイスクール(エンスク)というDiscordサーバーで行われるNANAリーグという大会に選手として出場しました。
私の所属しているチーム(そくりーめいと!)は残念ながら1/30の試合をもって敗退となってしまいました。
チームの選手としては大会を終えたということで、良いタイミングだと思うので大会全体の感想などを忘れないように書いておこうと思います。

私はリーグ戦の経験もチーム戦の経験も(

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麻雀替え歌「テンパイだ」(元ネタ:ヴァンパイア / DECO*27)

あたしテンパイだ
いいの?押しちゃっていいの?
「もう無理もう無理」なんて 悪い子だね
試したい南 一発でデバサイ まだ絶対いけるよ

配牌最高 ずっと息殺してる
高くなる打点の果実
No more 発展 1個浮いていても
要らないだけ 危ないだけ

誰かが切れば それはたられば
強がってたって気持ちにゃ逆らえない
あがれていても 感じてるツモ
気になって確かめたら死ねるかも

いいもん 悲しいも

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「麻雀は多くても4局に1回しかあがれないから、残り3回の守備が大事」の違和感

私は多分、初心者時代の麻雀の取り組み方が少し特殊な方だったのだと思う。
初心者の頃から、麻雀は知識ゲーだと思っていた。強くなるために大事なのは自分で考えないことだ。下手の考え休むに似たりという言葉がある。

自分が必死に考える部分は優れた教師や正しい知識を探して精査することまでで、そこまでたどり着いたら後はそれらの教えの言いなりになってプレイしてきた。
そういった環境を作るまでは大変(そもそも最初

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ダニエル・カーネマンと麻雀

※この記事、もっと固い内容で詳細含め書いていたんですが、書いているうちに内容は固いし文章も固いし、結局誰が読むの?という感じになってしまうので、ラフに書き直しました。
意図的にかなり口語で、細かい部分はかなり端折って書いていきます(最後に参考図書があるので詳しく知りたい方はそちらをどうぞ)。できれば今日公開したかったので、多少書ききれない部分がありますが、そのまま公開します。

ダニエル・カーネマ

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まだ存在していない麻雀用語

まだ存在していない麻雀用語

麻雀は専門用語が多いゲームだと思う。

「イーシャンテンで先切りして安牌持ってたら、即テンパイ。曲げたら一発でツモった。」

この文章だけで7つも麻雀用語を使っている。多すぎる。

専門用語が多すぎて初心者の敷居が高いとよく言われる。その通りだ。

一方で、逆にある程度入門し終えて麻雀をガツガツ勉強していくぞ!という人にとっては戦術面では色々な用語あった方がいい。

なぜなら用語があることで、麻雀

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「難しい何切る」の2タイプを理解して、何切るを上達に活かす

「難しい何切る」の2タイプを理解して、何切るを上達に活かす

上級者でも答えが分かれるような、どれを切っても一長一短あるように見える難しい何切るは、実は以下の二種類に分けることができる。

1.同じ評価の軸の比較で済むが、微差なので難しい何切る例えば以下のような問題だ

(※以降断りがない限り問題は東一局西家、ドラ南、6巡目想定)

選択肢としては3m、6p、3sだろう。

これらの選択の差は(良形)受け入れ枚数だ。知識としてノベタン、中膨れ、孤立37牌のく

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新しい最強のFPSの話をしていたはずがいつのまにか麻雀の戦略の話になる記事

新しい最強のFPSの話をしていたはずがいつのまにか麻雀の戦略の話になる記事

PUBG、フォートナイト、APEXといったバトロワ系FPSゲームが流行ってしばらく経つ。いつ敵に撃たれるか分からない緊張感、敵を倒して装備を回収したときの優越感、チームメイトと連携が取れたときの連帯感など、多くのゲーマーを魅了する要素を兼ね揃えたすごいゲームたちだ。

私はFPSはライトユーザーで、たまにやりたくなるけど激弱ですぐ負けてそっとゲームを閉じるタイプの人間だ。

この記事では、そんな私

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何切る問題はよく考えると何切る問題ではない

何切る問題はよく考えると何切る問題ではない

平面問題(自分の手牌のみの何切る問題)であれ、立体問題(自分の手牌に加え、他家の河や点数状況も踏まえた何切る問題)であれ、何切る問題は「何」切ると呼ばれてはいるものの、それを上達に活かすためには何を切るのが良いのかを当てるだけでは不十分だ。

「この状況から何を切る?」という問いに対して、「〇切る」だけで完結させてもあまり意味はない。それだと単に自分の中で1巡経験しただけに過ぎない。

結果的にそ

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狂戦士と求道者ー麻雀強者の2タイプー

麻雀の強者たちをよく観察してみると、人によって麻雀の捉え方に大きな違いがあるように思える。ざっくり分けると2つのタイプが存在するように見える。

大抵の強者は打数や努力量、環境などある程度共通している部分があるが、麻雀の捉え方という根底の部分では少し考え方が異なるように見える。

この記事ではその2タイプを紹介する。

なお、一部麻雀でしか伝わらない書き方をしているが、麻雀以外でも対人ゲーム全般に

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麻雀を教えている人と、教わっている人へ

強くなりたい?それならコツコツ努力することが重要だ。

結果が運に大きく左右される麻雀というゲームでも、結局のところ強くなるには地道に知識を得たり経験を積んだりと、「積み上げる」ことが大切になる。何事もコツコツ積み上げるのが遠回りに見えて一番の近道なんだ、とは何事にも言えることなのだろう。

実際にそれは間違っていないのだと思うけれど、「積み上げる」という言葉には、少し誤解を生みかねない注意点があ

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点数状況判断の2つの原則と例外

点数状況判断の2つの原則と例外

点数状況によって押し引きは変わる。

これ自体は当たり前のことだが、相手全員の点数パターンが多すぎて、具体的な基準を作ることが難しい。東場と南場での違いまで含めると四人の点数パターンは膨大になる。結局はある程度平面的な押し引き基準を設けて、それに点数状況を加味する形で落とし込んでいくことになるはずだ。

だが実は、点数状況判断はたった2つの原則と2つの例外だけを押さえておけば大きくは外さない。勿論

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なぜ牌効率が最も大切なのか?

なぜ牌効率が最も大切なのか?

麻雀で最も成績に直結する技術は押し引き判断だと言われる。
なぜなら、アガリに結び付く押しや、放銃回避に結び付くベタオリの判断はそのまま成績に結び付きやすいからだ。無駄に押しすぎるとすぐ放銃して点数が無くなる。かといってオリ過ぎるとアガリが少なくなりツモられジリ貧になる。
効率的にリスクとリターンを考えて勝負所を見極める判断は、麻雀において最もキモとなる部分だと言える。

しかし、私は(中~長期的に

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対局中に「考える」ことの難しさを説明したい

対局中に「考える」ことの難しさを説明したい

牌効率であれ、押し引きであれ、対局中には考えることがありすぎる。それでも、勝つには正しく考える必要がある。他プレイヤーよりも正しく考えて考えて考え続けることで差がつくようになる。でも、正しく考えるとはどういうことなのだろう。

そもそも何のために考えるのかというと、良い判断をするためだ。何をもって良いとするかは勝つため、楽しむため、見せる為など、人によると思うけれど、とりあえずここでは勝つためとす

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ダマテン待ち読み

ダマテン待ち読み

※わざとテンパイしていると条件を付けているのであまり実戦的な話ではないです。そして、あくまで読みの話なので待ちが確定するという話でもないです。これけっこう読めそうなのでは?と思ったので考えた内容を書きます。

下の場面親である下家はテンパイしているとします。

テンパイしているとすると、何待ちである可能性が高いでしょうか?

※上家1pポン2m切り

個人的には有力な待ちは2パターンある(※twi

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フラッシュ何切る100問解説

こんくま(挨拶)

麻雀ばかりやってるVtuber、水埜隈一(みずのくまいち)です。

以前作成したサイト「フラッシュ何切る」の問題の解説を載せておきます。

フラッシュ何切る is 何動画↓

https://www.youtube.com/channel/UC6aKBxBrb5BRC7T_ePZvbnQ

サイト↓

https://mizukuma.com/flash

「何切る問題を高速で

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メンタルゲージ管理

メンタルゲージ管理

皆さんこんくま(挨拶)

麻雀ばっかりやってるVtuberの水埜隈一です。

麻雀を沢山打っていると、思うように勝てなかったり、理不尽に負けたりして、メンタルが崩れることがある。

メンタルが崩れるとやたら怒りっぽくなってしまったり、やたら日和ってしまったりして麻雀に悪影響を及ぼす。

この記事ではそんなメンタル崩壊に備えるための考え方を書いていく。

ゲージ管理ゲームでよく「ゲージ」と呼ばれる機

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