フラッシュ何切る100問解説
こんくま(挨拶)
麻雀ばかりやってるVtuber、水埜隈一(みずのくまいち)です。
以前作成したサイト「フラッシュ何切る」の問題の解説を載せておきます。
フラッシュ何切る is 何
動画↓
https://www.youtube.com/channel/UC6aKBxBrb5BRC7T_ePZvbnQ
サイト↓
「何切る問題を高速で解きたい」というあまりにもニッチな需要(主に自分)を満たすために作ったサイト。
何切る問題がフラッシュ暗算のように出題される。
このサイトには問題が現在100問の問題が入っていて、それらがランダムに出題される。問題の答えはサイト上で見れるが、解説を見ることができないのでこの記事にまとめておく。
フラッシュさせることで手牌の認知・判断速度を問う(鍛える)前提の問題なので、基本的には簡単な問題ばかりだ(誰がどう見ても一択、という問題も結構ある)。たまに難しい問題が入っている。
逆に言うとある程度のレベルの人にとっては「間違えてはいけない」問題が沢山入っているので、問題に興味がある人はこのnoteだけでも見てもらえると嬉しい。フラッシュさせてくれるともっと嬉しい。
ちなみにフラッシュ何切るのレベル感(完全に主観)としては
・5秒でフラッシュ15問、13問以上正解・・・初心者ではないレベル
・3秒でフラッシュ15問、13問以上正解・・・「麻雀はただの趣味の一つ」と言い張るのにはちょっと無理があるくらいには麻雀してるでしょというレベル
・2秒でフラッシュ15問、13問以上正解・・・明らかにベテランプレイヤーのレベル
・1秒で15問、13問以上正解・・・これは本当にできた人いたら教えてください
・0.5秒で15問、13問以上正解・・・人間ではない(手牌が更新される速度が人間の認知速度を超えているはずなので)
という感じです。では解説。
問題設定
東1局6巡目 ドラ東 場況や関連牌の考慮は無し(すべての問題に共通)
1~10
4mと5mの比較。待ちの枚数は同じだが、4m切りの方が打点が上がる。4m切りは5m切りのほぼ上位互換。
※なお、システムの都合上何を切るかしか答えに出ず、リーチorダマについては表示されない。リーチするかどうかという観点でいうと確実にリーチ。
こういったテンパイでリーチした方がいい問題については以降 ※厳密にはリーチ と書く。
シャンポンに受けるかカンチャンに受けるか。3p1種に受けるよりも2m2pの2種に受ける方がアガリ率が高まる。また、待ちの良さとしても3よりも2の方が端なので強い。よって4p。※厳密にはリーチ
1m、2m、3mが打牌候補。1mと3mはどちらも両面×両面のイーシャンテンを取る選択になる。より安全な牌を残したいので3m切りになる。
また、2mと3mの比較だと、2m切りの方が受け入れ枚数自体は多いものの、16/28で数牌単騎になってしまう為、やはり両面ピンフ確定の3m切りになる。
中膨れ形×2でくっつきのイーシャンテンにする。受け入れ、待ちの良さ、打点(ピンフ確定かつうまくいけば一盃口付)すべてにおいて7m切り。
1m、5m、2sが打牌候補。これらはどれを選んでも受け入れ枚数は同じ。であればピンフが付きやすい分両面固定の2s切りが有利。
いわゆる飛びトイツ形と呼ばれる形。4pや8pよりも6p切りが一番受け入れが広くなる。よって6p。
打牌候補は2m、3s。どちらも受け入れ枚数自体は同じ。であればピンフになりやすい分両面固定3s切りが優位。マンズ部分が連続していて難しいが、567mを抜き出してみると、5問目と全く同じ構造であることに気付ける。
打牌候補は5mか4s。どちらを切っても受け入れ枚数は同じで完全イーシャンテンになる。枚数以外にどこで差がつくかというと赤を引いた場合の形だ。4p切りは赤5m受けがあるが、5m切りだと赤を受けられない。その差があるので4p切りが有利。
ターツオーバーの形。どのカンチャンを落とすか。ソーズは赤があるため除外し、13mと24pの比較。2mと3pだと待ちとして2mの方が端にかかっていて良い待ちなのでピンズを落とす。そこから2pと4pの比較だと、5p引きで3面張の変化があるため2pから切る。
孤立牌を切る。1pと9mの比較。6mがあることで9mにほぼ価値がないため9m切り有利。
11~20
シャンポンより両面。牌効率の理解というよりも、高速フラッシュさせる前提でしっかり牌姿を認識できるかに重きを置いた問題。※厳密にはリーチ
5s切りの6ブロックではなくマンズ切りの5ブロックで進める。5s切りだと七対子を逃すのも痛い。マンズの比較だと赤5が必ず使える。1m切りが有利。
3p切りで完全イーシャンテン(必ず両面になるイーシャンテン)。他の選択だと受け入れが減る。
前問と同じく、7s切りで完全イーシャンテン。
孤立牌の比較。2mよりもタンヤオになりやすい1pを切る。
打牌候補は9m、1p。ターツが揃っているのでどちらも不要牌に見えるが、8m引きの際に一気通貫を見れるので9mには価値がある。よって1pを切る。
打牌候補は2m、赤5m、4s。赤は打点上昇の為に残したいし、ソーズの中膨れはくっつきとして超有用。2mが最も不要になる。
3面張は強い。※厳密にはリーチ
まったく要らない牌なので。
これもまったく要らない牌なので。
21~30
5m引きで両面に変化するためペンチャンよりカンチャンの方がいい。
孤立牌の1sと1pの比較。4pを持っていて受けが被っているため1pを切る。
2mは全く必要ない牌。
打牌候補としては1m、5s、7p辺り。ターツオーバーなので弱いターツを外す。タンヤオを考えると1mのトイツ落としが有力になる。
役牌含みのシャンポンかカンチャンか。打点・アガリやすさ共に役牌含みのシャンポンが有利なので3m切り。※厳密にはリーチ
ターツオーバー形なので弱いターツを外す。3mと8mだと8mの方が端に近い牌なのでカン8mを残す。2mと4mの比較だとより危険な4mから切る。
亜両面の選択。端牌(19牌)はとても良い待ちだ。14mにすると良い方の待ちである1mは既に2枚持ちなので残り2枚しかない。69mにすると良い方の待ちである9mが残り4枚あることになる。よって69m待ちにする。※厳密にはリーチ
くっつきの選択。受け入れも打点も2p切りが最大。
ノベタンか亜両面かの選択。亜両面にするとピンフがつく分亜両面待ちが有利。
1mは全く機能していない牌。
31~40
くっつきの選択。一番弱い1pを切る。
受け入れ枚数・打点共に1mが最大。
2mが明確に不要。
1mは一気通貫、8mは三色のために必要。消去法で2p。
赤5mを活かすくっつきのイーシャンテンにとる。赤5m切りだと亜両面以上が確定するが9sだとリーチのみになる。8s切りでのタンヤオ確定+赤・一盃口での打点上昇のメリットの方が大きい。
3mが二度受けなので12mを落とす。2m引きから9p切りでタンヤオの手順があるので、1mから切る。
形としては7sと4pの比較。赤5pを逃さないように、4pから切る。
打牌候補は南と發。發を重ねてもピンフにならないため、發を切る。
ターツ選択の問題。345三色にすると速度が大幅に下がるため35pを払う。この瞬間に赤5pを引いた場合7s切りで赤5pを使える。よって3pから切る。
ターツ選択の問題。ピンフとタンヤオを見て1mトイツ落とし。
41~50
タンヤオ+両面が確定する9m。
6mを切ることで三色含みのイーシャンテンになる。受け入れ・打点共に6mがよい。
24mか24pどちらを払うかの選択。2pを切っておくと5pツモでのより広いイーシャンテンを逃さずに済む。
5mもしくは6m切りで完全イーシャンテンの形。赤5mを使いきれるように6mを切る。
ターツが十分なので、2sも7sも不要牌だが、6s8s引きで三色があるため、2sから切る。
35sと79pの比較。三色もタンヤオもあるので79pを落とす。79pの比較だと、7p引きでタンヤオ赤1のリーチを打てるので9pから切る。
受け入れ枚数・打点共に3m切りが最大。両面以上確定の待ちに取れて、ピンフ、一気通貫まで狙える。
タンピンに取れる9p切り。
3sと赤5pの比較。5p引きでの西落としや67p引きでの三色があるので、3sを切る。
3mを切ることで完全イーシャンテンになる。3m以外の牌を切ると必ず何らかの受け入れロスが生まれる。
51~60
3p切りで完全イーシャンテン。
3m、3s、6pの比較。3sと6pは三面張になる可能性があるので消去法で3m。
勿論タンピン三面張に受ける。フラッシュ前提の問題。※厳密にはリーチ
ターツオーバーの形。唯一カンチャンである46sを落とす。7s引きでより良いイーシャンテンになるため、4sから切る。
くっつきの比較。マンズは優秀な連続形の為切れない。ソーズは両面変化に期待できる中膨れ形でこれも優秀。消去法で3pを切る。
3444mの部分を使いたくなるが、既に3sが雀頭なので実は扱いにくい。くっつきのイーシャンテンとして考えると、3mよりも6mの方が良い形になりやすく、タンヤオも確定する。よって3m切り。
ターツオーバー形。弱いターツである24pを落とす。4pを持っているメリットが全くない為、危険な4pから切る。
3mと7mの比較。受け入れ枚数は同じだが、ピンフになりやすい分7m切りが有利。
唯一孤立している5sを切る。
タンヤオ確定かつ受け入れが一番広い1pを切る。2手先に一気通貫が見えるが、遠すぎる&不確定のため追わない。
61~70
4pは不要牌。素直にイーシャンテンに取る。
ターツオーバーなので一番弱いターツである12mを落とす。安全度を考えて2mから切る。
赤赤両面文句なしで8m切り。※厳密にはリーチ
ターツオーバーなので一番弱いターツである12pを落とす。安全度を考えて2pから切る。
タンヤオ確定かつ受け入れMAXの1s切り。
7mか4sを切れば完全イーシャンテン。二度受けと三色を考えて7m切り。
9s切りでタンヤオ目のある完全イーシャンテンに取る。
亜両面の選択。14mに受けた方がよりよい待ちである1が多いので、14mに取る。※厳密にはリーチ
受け入れも打点も8m切り。※厳密にはリーチ
36m受けも残り、一盃口や三暗刻などもある7m切りが受け入れ・打点共に最大。
71~80
6mか4sを切れば完全イーシャンテン。二度受けと三色を考えて4s切り。66問目と全く同じ。
2p切りが受け入れ最大。8m切りだとイーシャンテンの受け入れ枚数が減る。ピンズの変化も大きくないので素直にMAXイーシャンテンにとる。5p切りだと一盃口や七対子を逃す。
3mか5pかの比較。三面張になりやすく、赤5pをダイレクトに使える分3m切りが有利。
素直に一気通貫の聴牌にとる。※リーチはしなくてもいい
9mが明確に不要なので切る。
5s切りでテンパイ。フラッシュ前提の問題。※厳密にはリーチ
6sと9mで受け入れは同じだが、タンヤオ確定+5s引きでのピンフ変化で9mが有利。
4m切り。フラッシュ前提の問題。※厳密にはリーチ
2p切りが受け入れ最大。マンズの連続形と6pでのくっつきの形。一気通貫と三色の両天秤。
難易度高め。くっつきのイーシャンテンとして優秀な中膨れ形の6778mだが、3334mがあることで受け入れが被っており価値が下がる。受け入れ枚数自体も7m切りが一番広く、タンヤオ確定で打点も担保され、3メンチャンチャンスもあり全体的に有利。
81~90
ターツオーバー形。イーシャンテンが強い形になりやすい、タンヤオが確定する、高めピンフが付く、といった理由で發落としが有利。
7s切り36s待ちが打点・待ち枚数最大。※厳密にはリーチ
8p切りで横のターツを維持する。12mはいずれ外すターツかもしれないが、この瞬間3mを引けば一気通貫が見える。678三色は不確定かつ赤5mが生かせない形があるので目指さなくてOK。
打牌候補は3p、4p、5p。ソーズが連続形で雀頭ができやすい為、ヘッドレスの形に受ける。
受け入れ・打点共に4m切りが有利。
一番弱いターツである12sを外す。赤5s引きからの6s切りで広いヘッドレスイーシャンテンに受けられる余地+危険度を考慮して2sから切る。
素直に8m切り。フラッシュ前提の問題。
7m切りが受け入れ・打点共に最大。6mツモは全く裏目ではなくテンパイする。
受け入れ・打点(タンヤオ確定)共に1s切りが最大。
赤赤のテンパイにとる。フラッシュ前提の問題。※厳密にはリーチ
91~100
36m切りが打点・受け入れ共に最大。三色を逃さないように6mを切る。
ターツオーバーなので、弱いターツである79m,13sのどちらかを外す。一見差が無いように見えるが、79mは6mを引いても両面に変化しないが、13sは4sを引いた場合両面に変化するため、その分だけ13sが有利。よって79mを落とす。危険度を考慮して7mから切る。
3p、4s、8sで受け入れ枚数は同じだが、ピンフになりやすい分3p切りが有利。
57mと35sをカンチャンとして考えると57mは一枚使っているが打点が高い。また55677mは良形変化も期待できるため、35sを落とす。2s引きで超好形のイーシャンテンになるため、5sから切る。
ターツ十分で打点も優秀なのでイーシャンテンの受け入れを最大化する。孤立している6sを切る。
テンパイ受け入れ枚数自体は6p切りの方が多いが、最低でもノベタン以上の待ちになる7m切りが期待値が上になる。
8s切りだと三色が無くなるが、現状のタンヤオ赤+ピンフで打点は十分。受け入れ枚数Maxに受ける。
受け入れ枚数自体は8m、3s、7sで同じ。ピンフになりやすいのは8m切り。しかし7sを切っておくと三色が付きやすく、愚形リーチのみになるルートが無くなる。よって7s切り。
一気通貫に必要な牌は7mだけ。三色に必要な牌は1sと3p。成立させるのが一気通貫の方が容易なので89mを残す。残ったターツで一番弱いペンチャンである12pを落とす。危険度を考慮して2pから切る。
タンヤオに寄せる1m切り。ソーズとピンズは受け入れの面でも強く、良い待ちになる可能性もあるので触らない。
※作問・解答・解説すべて一人で作っているので、おかしい問題あるよ!解説おかしいよ!的な指摘等はtwitterで教えていただけると助かります。
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