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だれが唐揚げはカリカリサクサクこそ正義だと決めたのか?

【悲報】2023年2月からはなまるうどんの唐揚げは、私が好きだった「鶏千」の唐揚げではなくなりました。今提供されている唐揚げも美味しいっちゃ美味しいのですが、この記事で取り上げた唐揚げとは違うことをあらかじめご了承ください。

最近「はなまるうどん」の唐揚げが熱い。

基本「週5松屋」生活を今も実践している私だが、それでもこんな記録的な寒さの前には暖かいものが欲しくなる。体の芯までガッツリ温まるようなダシとかスープが欲しくなって、そういう時にはいつも決まってはなまるうどんのわかめうどんを頼んで飲むようにかっくらっている。

はなまるうどんも、他のうどんチェーンで主流になった「天ぷらレーン」が設けられた後でうどんを注文するような仕組みになっているのだが、ここでチョイスできる唐揚げが実はすごくうまい。

ここのうどんは、味付けのクオリティが非常に高い。他のお店よりスパイスにこだわっていて、口に入れた時に色々な香辛料の刺激が鶏肉の旨さを引き立ててくれる。結構しっかりめに味つけられているので、優しいお味の唐揚げには非常に合う。夏場になればこれとサラダうどんをセットで食べ、冬場はわかめうどんとこれをセットで食べている。

今じゃ唐揚げ専門店まで林立するようになり、ファミレスもこぞって唐揚げにこだわりを出すようになってきた。だが、そんな今でも唐揚げの主流は「サクサク・カリカリ」というクリスピー食感があるものに限られる。

なんかどこの唐揚げ屋さんでもその2つの要素を売りにしているが、逆にそのせいでどこもおんなじような唐揚げにしか見えなくて、私はちょっと退屈になる。もっと幅広い唐揚げがあってもいいはずなのに、と。


私は、時々無性に食べたくなる
「チープな唐揚げ」を知っている。

実家の近所に、地元じゃまあまあ有名なスーパーがある。保育園の頃から買い物といえば大体そこで済ませていて、学校帰りにも少ないお小遣いを握ってお菓子を買ったりしていたものである。そのスーパーの唐揚げが、なぜか無性にいつも食べたくなるのだ。

その店の唐揚げは、おおよそカリカリやサクサクとは遠い。むしろ、衣は薄くフニャッとしていて歯触りはそんなにない。だが、そんなチープな衣が実は柔らかい地鶏のもも肉と結構相性がよい。しかも醤油ベースの味だからご飯がどんどん進む。よく休日の昼にそのスーパーに買い物に行って、家のあまりのご飯を唐揚げでガツガツ食べていた記憶がある。

思えば、カリカリサクサクの唐揚げを食べることはまず少なかった。せいぜい、家の近所のほか弁で唐揚げ弁当を買ってくる(このせいでいまだにほか弁では唐揚げ弁当が旨すぎてそれ以外を買えたことがない)とか例外こそあったが、あとは冷食の唐揚げもふにゃっと感が強かった。

何度ケンタッキーのチキンを食べようが、チェーン店の洗練された唐揚げを食べようが、自分の心の中が求めているものは実は、あの時食べた4個入り430円のチープでふにゃっとしていて、でも無性に食欲をそそるお惣菜の地鶏の唐揚げなのだ。

まあ、自分で作ればいいんじゃない?って話なんだけど一人暮らしの家で唐揚げ作るのってなかなかの所業じゃない?絶対片付けとかめんどくさくなっちゃうから多分無理。

皆さんはどんな唐揚げが好きですか?
カリカリ?ふにゃふにゃ?それとも他の何か?



おしまい。



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