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水木三甫
2024年3月25日 08:53
喜ぶ権利にゃ見向きもせずに悲しむ権利だけ声高に主張する世界一の不幸者だと叫んでみても誰も相手にしてくれないそして一人になったとき道化た自分に笑みをこぼすオレって一体何者なんだ?
2023年12月4日 08:29
幸せの数え方を知ってるかな?幸せは一人、二人と数えるんだよ自分だけでは幸せになんてなれない君を幸せにしてくれる人は必ずいるだから、自分を幸せにしてくれた人を数えれば自分がどれだけ幸せかがわかるんだよ
2023年10月16日 06:19
波が来て、君の足跡をさらってゆく秋が来て、君の面影をさらってゆく僕は一人、誰もいない砂浜に寝そべってうろこ雲の姿態を目で追いかけるああ、夏にはあれほど賑わっていた海よ人は皆、どこに行ったのだろうかそして君は、どこに行ったのだろうかもうすぐ僕は起き上がり、足を砂に取られながら君のいなくなった部屋に帰るだろう波の音も、君の声も消えた一人の部屋に秋のような、空のような寂しい一人の部
2023年7月25日 08:19
僕のことに構わないでくれ今の僕は誰の言葉にも反発してしまうから僕を一人にさせてくれ僕は僕の貝殻の中で眠りたいから僕の名前を呼ばないでくれ僕が僕を嫌いになってしまうから僕の話を聞かないでくれそれはただの寝言と何も変わらないから僕の孤独を壊さないでくれ僕は孤独の世界でしか生きられないから
2023年7月18日 06:47
個性僕は今歩いている。ただひたすら歩いている。まわりの景色は風とともに過ぎ去り、新たな景色が風とともにまた現れる。ビルも人も車も、まわりの景色すべてが僕を無視して消えていく。僕の存在など必要としない世界で、僕はたった一人で歩いている。歩くのをやめたとき、僕はこの景色と同化してしまうのだろう。そして、景色と一緒に消え去るのだろう。だから僕は歩いている。この道の先に何があるのかわか
2023年6月14日 07:54
シングルソング独り身の淋しさを歌にして街角で僕は歌うシングルソング聞いてくれる人のいない孤独なコンサートシングルソングある日若い女性が立ち止まってワンフレーズだけ聞いて立ち去ったシングルソング次の日も彼女は来て最初から歌ってほしいと僕に言ったシングルソング僕の歌を君は最後まで聞いていい曲だけど淋しいねと言ったシングルソング僕は何も言えずにただ頭を下げ、彼
2022年12月16日 09:57
赤い水玉模様の三角帽子と、パジャマのような衣装を身につけ、手と足にはそれぞれ黄色の手袋と靴を履き、顔には赤鼻を付け、まゆ毛は山のように丸く、口紅も口の両端をやや持ち上げて、笑顔を作る。鏡で見ても完璧なピエロ。ただ、舞台には私だけ。観客も誰一人いない。笑ってくれる人は誰もいない。私は孤独なピエロ。楽屋に戻り、もう一度鏡を見る。笑っている自分が見えた。でも、これは作り笑い。
2022年11月6日 17:12
人生って、ずっと戦いだと思ってた。まわりは敵ばかりで、自分の中にも敵がいた。でも、人生は戦いじゃなかったんだ。もちろん、一人で世間と戦ったって勝てるわけないっていう諦めもあるのだろうけど。それでも自分だけは敵にしちゃいけないよ。世の中で味方になってくれるのは自分しかいないんだから。だから、自分を大切にしなきゃいけない。人生で一番大事なのはそれだけって言っても過言じゃない。この
2022年10月16日 06:18
逃げ道ばかり見つけて歩いてきた。逃げ道はいつも最後には袋小路にたどり着いて、結局元の道へ引き返した。いつの間にか逃げ道は入り組んで、元の道に戻ることができなくなった。だから毛細血管のような迷路を歩き続けるしかなかった。何に追われているのかなんて、とっくの昔に忘れていた。それでもとにかく逃げ道を探して歩き続けた。振り返り、振り返り歩いたために、いつしか前に向かって歩いているのか、後
2022年10月13日 09:58
僕は今歩いている。立ち止まる恐怖から逃れるように、ただひたすら歩いている。まわりの景色は風とともに過ぎ去り、新たな景色が風とともにまた現れる。もしかしたら僕は景色になることから逃れるために歩いているのかもしれない。ビルも人も車も、まわりの景色すべてが僕を無視して消えていく。僕の存在など必要としない世界で、僕はたった一人で歩いている。歩くのをやめたとき、僕はこの景色と同化して