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【ことのは100】２４．笑顔
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今日の朝目覚めたのは まぎれもなく昨日のせい
夢みたいなホントの話 君は信じるのかな
珍しくもないけれど たった一つしかない世界
この一瞬に意味がある そんな奇跡を見たんだ
泣いていても 苦しんでても
笑っていても 楽しんでても
おいしいものはおいしいんだし
誰かといれば愛
ダリアの花に水をあげて
【ことのは100】２３．布団の中
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夢の終わりはなんだかあっけなくて
リトルバイリトル 慣れてきたな
そっか、そういう人。
合わないんなら 仕方ないや
そうやっていろんな 誰かに出会って
結局簡単な人を選ぶ これ人生の道示したり
布団の中はあったかい だから世界は冷たい
夢の中でいたかった でも現実はそう甘
両想い
【ことのは100】２２．明暗
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心を本みたいに
開けてあなたに渡したい
そんなことできやしなくて
しなくて
あなたに触れる瞬間を恋しく思ってる
夢の中にいるように
でもそれでもね
あなたを遠ざけてしまうわたしもいる
暗い箱に閉じ込められ
でもそれでもね
混ざり合う二つの明暗が
電話口責め立てるあなたのこえを
わすれられないおはなし
【ことのは100】２０．想い人
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数字で人生が決まる世の中に
感情を運んでちゃ生きてけない
僕らそんなことばっかして
無駄だと呼ばれる時間を謳歌する
面倒くさいから知らないふり
傷つきたくないから見ないふり
そうやってため込んだ人生経験
いつか少年少女を殺すなんて知らずに
「生きればいいことがあるさ。」
「
夢と夜はよく似てる。
【ことのは100】１８．切なさ
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夜の校舎 踏み入れる
上履きを履いて 歩き出す
どこまでも続く 暗闇が
僕の人生の ようだった
木製の机 彫られた文字
「さびしいよ 君がいなくて」
心の穴が ぽっかり空いて
机の縁に すっかり埋まる
何かが足りなくて
孤独を愛せなくて
また息をする 濃度が増す
夢の中では
何者でもない私は
【ことのは100】１７．裏切られた想い
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小さな頃はなんにでもなれると
そう信じて歩いてきた
世界はなぜか 醜いあひるには
時に厳しく 時に激しく
夢の中では何にでもなれた
思い出すのは小さな頃の笑顔だけ
私は悪魔よ
もしも太陽になれたら この存在は光り輝いて
誰かを照らし生物を繁栄させるわ
もしも月に
ルーズ・マイ・リーズン
【ことのは100】１６．希望的観測
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夕焼け色に染まる教室の中
私とあなた口づけた
時間が止まったみたいにそれは
ずっと離れなかった
磁石のS極同士で交わることも
電極のプラスとプラスで交わることも
許されていないこの世界は
私たちを孤独にさせた
こんなにも深く望んでいるのに
たったそれだけができずにいる
糸とオレンジとシフォンケーキ
【ことのは100】１５． 冷戦
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少しずつ歳を重ねて、少しずつ夢を壊していく
そんな君を見てると、切なくなるよ
出会った日を思い出してたの
夕立傘の中二人つながって
結び目は強く、きつくなっていった
あるのが、いるのが当たり前で
時にはすれ違いそうになったけど
なんとか細い糸が絡まらないように丁寧に
LINE
憂を帯びるは桜花
【ことのは１００】１３． 散りゆく
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「お母さん、おばあちゃん、どこ行ったの」
隣に座るわが子が、ビー玉のような目を私に向けている。
部屋に煙る線香の匂い。その中に一つ、桜の香がほのかに匂う。
「お祖母ちゃんはね、桜だったのよ」
「さくら？」
「だから、散ってしまったの。春を過ぎれば散ってしまう桜……」
「
舞い散る
【ことのは１００】１２． 雪と花火
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初雪の日に出会い、花火が散ったとき別れた。
それはまぎれもなく、恋だった。
冬、どこまでも広がる雪原の上、彼女と出会った。
いくばくか他人より表情が乏しく、いつでもぼーっとしているような子。
そんな第一印象だった。
僕は、声をかけてしまった。
「被写体になってほしい」そう
聞いてよ
【ことのは１００】１１．ひとりごと
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雨、やまないね。なんか雨ってなにもやる気なくなっちゃうな。
そうだ、私のひとりごと、聞いてよ。
私ね、昔、歌手になりたかったの。
シンガーソングライターとして、アコギかついで世界一周、なんてやってみせてさ。
夢、だったんだ。
だからいろんなオーディションも受けたし、ライブに
地学室のノート
【ことのは１００】１０． ノート
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地学室、置き去りにされたノート。
そこには、絵が描かれていた。
そのキャンパスのノートの存在を知ったのは、初めて地学の授業があった2年の春。
たまたま机の中に手を入れたら、ノートが置いてあったのだ。
興味本位でのぞくと、そこには多くの絵が描かれていた。
りんごの絵、人の後ろ