【妄想インタビュー#5】引きこもりだけどなんか文句ある?無職メンヘラブロガーが生きる希望を見いだした理由
*この企画は、将来的に取材できるライターになりたいという私の思考に基づいた本当にくだらない企画です。
なお、登場人物は全て私の妄想上の架空の人物になります。ほんと、実に頭おかしい企画ですよね。
ただ、今回は世の中が #平和 になったらいいなという気持ちを込めて作成しました。
↓
パワハラ、モラハラ、イジメ、セクハラ……。
近年、大手企業や有名芸能事務所のパワハラ、女性有名人のセクハラ告発が相次いでいる。(セクハラに至っては、 #metoo も一時期話題に)
最近はテレビをつけても某芸能事務所のパワハラ問題、Twitterのタイムラインもそんな感じでモヤモヤしていた。
正直、笑いの世界で笑えないお家騒動ぶちこんで何が面白いっちゅーねん。ええ加減にせぇーっちゅーねんーー!って #東野幸治 風に突っ込みたくなる日々。
こうなったら、全員悪人のアウトレイジ見たほうが面白いんじゃないかという気さえしてくる。
誰が嘘で、善人で、悪人か。
一般視聴者がわからないものを見せられても、誰に味方すればいいのかもわからないし視聴者は混乱するだけじゃないのって思う。
実のところ、これらは数年前ならピーーーーを積めば隠蔽することができ……おっと誰か来たので、少し話を逸らそう。
さて、そんなパワハラやセクハラ騒動が渦巻くなか、OL時代にパワハラを受けて会社を辞めた女性が話題となっている。
彼女の名は、無職レミ(仮名)。
年齢不詳、顔出しNG。レミさんは、現在ブログ「引きこもりの日々」が大人気。なお、アドセンスや広告収入などのアフィリエイトは一切貼っていないそう。
一体、レミさんはどうやって生活しているのか?何で稼いでいるのか?お金は?
レミさんに、引きこもりとは何か、現在のライフスタイルについて迫ることに成功した。
(私)レミさん、はじめまして。
今回はインタビューに応じて下さり、誠に有難うございます。
私、実はレミさんのファンでブログずっと読んでるんです。
(無職レミ)ああ、どうせ読んでないんでしょ。リップサービスとか、そういうのいいから。
どうせ、あんたみたいなウキウキキャピキャピと好奇心で生きてそうなアラフォーには、私の気持ちなんてわかるわけがない。いや、わかってたまるかっっ!!!
わかったようなつもりで「うんうん」って頷かれるの、あれホント腹立つから辞めてね。女子特有のアレ、私大っ嫌い。
(私)す、すいません。実は冒頭しか読んでませんでした。(冷や汗)
(無職レミ)でしょ。フザケンナって感じ。
あのブログは、平和に過ごしてる人が読むのは正直しんどいと思う。
どんな人でもトラウマ抱えるレベルでエグいから。生半可な気持ちで読むと火傷するよ。
(私)ほんと、冒頭からヤバかったです。
ブログのカテゴリーすらやばくて「呪い」「嫉妬」「黒魔術」「引きこもり」って、あっこれ開いたらいけないヤツだって思いました。
下手にクリックすると「キャーー」って悲鳴が出てくるし。これはガチでやばいなって。
レミさんて、まるでネット界の肝試し的存在とか言われません?
(無職レミ)は?どゆこと?
(私)あっ、すいません。失礼なことを言ってしまいました!
あっ、あのっ!いきなり唐突な質問させて頂いても良いですか?
(無職レミ)えっ、唐突?てゆか、質問までの流れ、あまりにも唐突すぎない?
もしかして、インタビュー下手くそ?
マジ、くる前に練習してきて欲しいし、2〜3記事はせめて読んでから来いって感じ。
あんた、それで本当にプロ?ライターでプロとして仕事してるなら、それくらいはして欲しいかな。
(私)すいません!失礼しました……。
あ、あのレミさんに聞きたいことがありまして!
レミさんのブログって、いつも「死にたい」から始まるじゃないですか。
でも、レミさんって死にたいから始まる記事を通算200記事書いてるそうなんですけど、ファンの間で「こいつ死にたい死にたい言ってるけど、いつ死ぬねん!」って話題になってるみたいです。それについて、どうお考えです?
(無職レミ)あー。あれね。
ぶっちゃけ、私死ぬ気なんかないわよ。
あのね「死にたい」って言ってる人ほど、死にたくても死ねないの。本当にやばい人は、それいう前に行動にうつしちゃうでしょ。
私もね、こう見えても何度も何度も人生をリセットしたいって思ったし、死んでやり直したらもっといい人生が待ってるんじゃないかって思うことは何度もある。
でも、その時にふと思うの。
どうせ私が1人で苦しんで人生を終わらせても、その時は誰かが悲しんでくれるかもしれない。
でも、地球はずっと回り続けるし、私を置いてどんどん未来は進んでいく。やがて、私が生きていたことすら忘れられてしまう。
そんなの、せっかくこの世に生まれてきたのに勿体ないって思いません?
それに、このご時世少子化で人口減少。高齢化社会の到来。私にできることって、何かあるだろうか。
そう思ったら、引きこもりでもいいから生きていこうって思ったの。もしかすると、生きていれば何か人の役に立てるのかもしれない。こんな私でも……。ってことは、つまり私は死にたくないんだって悟ったのね。
(私)なるほど、いろんなことを考えてらっしゃるのですね。そういえば、レミさんって何で仕事辞めたんですか?
(無職レミ)ちょっと!これからせっかくいい話をしようと思ったのに、どんだけインタビュー下手くそなのよ!
まぁ、いいわ。
そうね、会社にいた頃「早く結婚しろ」って毎日言われてて、私なりにも色々頑張ったんだけどどうしても無理で。まぁ、会社からすれば事務員は若い方がいいし、私はお払い箱だった訳。悲しいけどね……。
会社的には私に寿退社して欲しかったみたいだけどさ、結婚しろ結婚しろって言われて結婚できる訳ない。だったら、会社がいい男紹介してくれればいいのに。
それに、一生懸命働いてきたのに結婚して仕事辞めろが最後のオチだなんて辛すぎる。四コママンガで例えると、就職→仕事→結婚しろ→無職 みたいな感じ?キッツイよねー。
ふと何のためにこれまで頑張って受験勉強、大学、仕事してきたのかわからなくなっちゃった。
そう思ったら、ふと何もかも辞めたくなったの。
結局、結婚もできないまま会社を辞めてしまった。寿退社じゃないから、退職金上乗せもなかった。
私は事務員として20年過ごしてきたけど、思い起こせば資格も何もない。
再就職?ハローワークで求人見ても、派遣すら見つからない。40歳という年を言えば、ほぼ門前払い。
(私)レジのバイトとか、レストランとか、コンビニとかは考えなかったんですか?
(無職レミ)OLとして正社員として生きてきたし、世間の目も気になるよね。
周囲には、結婚して幸せに暮らしてる友達も住んでるし。
子供と夫と、仲良く手を繋いでスーパーに来るっていうのに、独身40歳無職の私が「いらっしゃいませー」って言えるかなとかアレコレ想像したら、無性に死にたくなったの。
まださ、夫がいて子供がいて「扶養範囲内で」っていうならわかる、わかるよ。でも私は誰も扶養してくれない上に、配偶者も子供も仕事もない。
で、友達から「最近どう?」って、外に出たら聞かれるじゃない。どうって、見たらわかる通りバイトしてるっちゅーねん!って展開になるよね。
だったら、まだ引きこもりの方がいいって思ったの。
それに私はずっと実家暮らしだから、必死に働かなくても生活できる。
(私)なんかそれって、ただ実家に甘えてるだけのような……。あっ、なんでもないです。
なんで仕事してないのに、何の得にもならない変なブログ書いてるんですか?
(無職レミ)心を開けるのが、ブログ。闇を残せるのが、ブログ。唯一の下界との繋がりが、ブログ。
そう、私にとっては生きるための大切なツールなの。
ブログにはイジメ、リストラ、夫からのパワハラを受けて苦しんでいる人から連日のようにメールが来るようになった。
私はそれに対して、ただ受け止めるの。
大変だったねとか、頑張ったねとか、そういう言葉はかけない。
だって、私にはその人の頑張りも何もわからないし、苦しんできた人に気休めの言葉なんてかけたくないのよ。
気休めの言葉よりも、ただあるがままを受け止めて欲しい人は溢れている。そして、私もそんな1人。
私もね、彼らのように時々何もかもリセットしたくなるの。
でも、こうして相談者が来るたびに死んでなんかられないなって思うようになった。まさに、ブログは私のライフライン。生きる希望だった。
なんでもいいから「生きがい」を持つってのは、生きる上で大切なのかもしれないって、ブログが私に教えてくれたの。
あとさ、最近は大人の引きこもりが増えてるみたい。孤独死も増えてる。
でもね、引きこもりだからって希望を失うんじゃなくて、引きこもり生活をエンジョイできる方に考え直せたらいいなと思う。
そのためにも、私がまずおひとりライフをエンジョイしなくちゃって思ってる。私も過去にイジメ、パワハラを受け、最終的には無職40歳なんだけど、何もないからこそ自分だけは希望を忘れないで生きていきたい。
そうしたら、きっと将来に悲観する人が減るんじゃないだろうか。
きっと、多くの方が希望を持って明るい世の中になれるんじゃないかなと思うの。
レミさんの目には涙が浮かんでいた。
きっと今挫折している人も、ちょっとしたキッカケが大きな歪みとなってしまったのかもしれない。レールが少しでもズレていなければ、元気に走り続けていられる人だったのではないか。そう、レミさんのように。
(私)レミさんは、今後どうなりたいかってのはあります?
(レミ)別に。生きようと思たらそれでいいかな。ぶっちゃけ。
(私)ブログ書籍化とか?せっかく人気ありますし。
(レミ)生きてるだけで充分よ。それ以上求めたら、また絶望したくなるだけだからさ。
(私)なるほど。無欲ですね
(レミ)そうそう、何か求めると人と比べて絶望するし、何も求めなければ無になれる。
(私)絶望の定義ですね。他に、読者の皆さんに伝えたい事ありますか?
(私)生きるって大変なこと。生き続けるってしんどいこともある。
それでも、希望を忘れないでいれば違う景色が見えてくるかもしれない。そうやって、少しずつ自分なりに生きる術とか、希望を持つことを忘れないでほしいです。
☆このインタビューは私の妄想で、フィクションです。
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