「質」or「量」?「インプット」or「アウトプット」?
昨日の読書中、衝撃的な実験結果に出会いました。
先日ご紹介した「複利で伸びる1つの習慣」を
引き続き読んでいるわけですが・・・ ▽
ちょっと抜粋しますね。
授業の初日、フロリダ大学のジュリー・ユルズマン教授は、フィルム写真のクラスの学生をふたつのグループに分けた。
教室の左側の学生は全員、「量」のグループだと彼は説明した。このグループの学生は、作った作品の量だけで採点される。授業の最終日に、各学生が提出した写真の枚数を総計する。100枚なら評価はA、90枚ならB、80枚ならCという具合だ。
一方、教室の右側の学生はみな「質」のグループになる。彼らは作品の出来栄えだけで採点される。学期中に制作する作品は一枚でもいいが、Aをとるには、ほぼ完ぺきな写真でなければならない。
・・・と、よくある「質か量か」の議論に対する検証ですね。
ここから、どんな結論が導き出されると思いますか???
学期が終わると、教授が驚いたことに、すばらしい写真はすべて「量」グループの作品だった。
ひょえ~!そうなんだ!
「質」グループが、「完璧」についてあれこれ考えている間に、
「量」グループは行動し、
その結果からフィードバックを受けて方法を改善していったり、
新しい技術を習得していったというんですね。
さらに、著者はこうも言っています。
わたしはこれを、意向があることと、行動を起こすことの違いと呼んでいる。
(略)
意向は、ものごとを成し遂げているような気にさせてくれる。
(略)
習慣を身に着けたいなら、大事なのは完璧を求めることではなく、繰り返しから始めることだ。新しい習慣について、あれこれと未来の計画を立てる必要はない。必要なのは実行することだけだ。
ふむふむ、これって、
「インプット」と「アウトプット」議論にもつながる。
最近よく耳にするんですよね。
「インプットはやってるつもりになるだけ」
「インプットの時間を減らしてでもアウトプットを重視すべし」って。
わたしも感覚的にはなんとなく納得して
アウトプット重視になりつつあったわけですが…
今回この言葉を読んで、
ようやく本当の意味で腑に落ちた感があります。
これまた別の本で読みましたが、あの有名な孫さんは、
「考えるのは10秒まで」というらしいですね。
10秒考えてわからないことは専門家に聞けばいい。
10秒考えて結論が出ないなら、とりあえず行動しろ、と。
結局「見聞きして学ぶ」ことは意向にすぎず、
自分自身の改善に大きなフィードバックを与えるのは
「行動」のみ。
そしてその「量」によって「質」が伴ってくる。
そういえば、昨日こんなツイートも見かけましたね。
「憧れ」なのか、「目指す」のか。
「目指す」なら「行動」が吉!!
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