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海外に行って学んだことは『言語』よりも、知らない『自分』。

1ヶ月。
ドイツで過ごしたのはたったのそれだけ。
もっと長くいれば、継続できていれば、きっとドイツ語そのものもしっかり学んだな!
という感覚で帰国できたのだろうけど、
わたしが1ヶ月のうちでハッキリと気づいたことは、言葉とは別の場所にあった。

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そもそも、留学前のドイツ語の学力は落ちこぼれのほう。
下手の横好きである。そして英語もまったくできない。中学英語すら微妙だ。
でも、だからこそドイツに行ってわかったことがある。

…わたしには度胸があった!

向こうの授業で発言するタイミングを皆が伺う中、
とりあえずなんとか先生とコミュニケーションをとろう、リアクションとろう、とバンバン挙手した。
一生懸命聴き取って、発言した。
わかんないときは、「わかりません!」て言った。
だって黙ってて何になる?恥ずかしがってる場合じゃない。
喋んなきゃ先生とやりとりできないじゃん。
先生が話しかけてくれてるのに、無視したらあかんやろ!みたいな気持ち。
ジェスチャーとか、拙いドイツ語、知っている英単語もなんとか駆使して、
とにかく伝えたい、わかりたい一心で授業に参加していた。

その結果、留学準備中は日本で特別成績がよかったわけじゃないのに
現地の教室での評価がめっちゃ良くて…ちょ〜びっくりしたのです。嬉しかった…

なんか…日本との評価基準の違いもじんわりと感じた…(もちろん留学にきてるわけだから、その目的に沿った評価という部分もあるだろうけど)。。
わたし自身も、自分がこんなに積極的に行動できるとは思ってなくて。

「誰も何も言わんのか?!やばい!しゃべろ!」て発言し出したら、
語学力というよりは潜在的なコミュ力が引き出された…って感じがする。

いざとなったら出来るじゃん!って自信にも繋がったんだよね。
なんというか、知らない自分に会えた1ヶ月だった。

ドイツ語が話せるようになることも目標ではあったけど、
わたしにとっては割と、100%言葉が理解できなくても、「異国でコミュニケーションがとれる」と体感できたことが
とても印象的な経験になったなと感じている。

異国に限ったことじゃないかもしれない。
知らない世界…新しい世界に飛び込んでみると、
追い詰められてみると、自分の意外な面が引き出されることがある。
いろいろな方向から得るものがあるということを、身を以て知った。

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