マガジンのカバー画像

24
自由気ままにひとり旅。
運営しているクリエイター

記事一覧

茨城旅。 |袋田の滝の氷瀑を見に行く

茨城旅。 |袋田の滝の氷瀑を見に行く

2024年2月。今年最初の旅先は、大学時代の友人と訪れた、茨城だった。

旅の目的は、日本三名瀑のひとつ、袋田の滝の氷瀑を見ること。

そして、日本三名園のひとつ、偕楽園にも足を運ぶこと。

「日本三〇〇」という消費社会の謳い文句に翻弄されているのは意識しつつも、やはり「三〇〇」と聞いたら、制覇したくなってしまうのが人間の性である。

今回は、旅先で撮影した写真とともに、思い出を振り返るnote。

もっとみる
イタリア旅。 |トスカーナをめぐる冒険 〜ピサ・フィレンツェ編〜

イタリア旅。 |トスカーナをめぐる冒険 〜ピサ・フィレンツェ編〜

久しぶりの「イタリア旅。」、今回の旅先は、イタリア中部のトスカーナ州。

秋にピサ、冬にフィレンツェを訪れた時に撮った写真を眺めながら、イタリアの街並みの美しさについて、想いを馳せたい。

大学時代、イタリアで暮らしていたとき、私は肌身離さずに一眼レフを持ち歩き、ひたすら写真を撮っていた。

日本を出発する直前に、「美しいイタリアの街並みを撮るのに、良いカメラじゃないと勿体無い!」と思い立ち、勢い

もっとみる
2024年に行きたい場所

2024年に行きたい場所

年始に、その年訪れたい場所を10個リストアップするのが恒例になっている。

noteに書いておけば、きっとその場所を訪れることができる。そんな願いを込めて。

2024年に行きたい場所

①茨城

今年は、まず茨城に行きたい。大学時代の友人と、2月頭に行く計画を立てている。

目的は、袋田の滝と偕楽園。

袋田の滝は、うまくいけば氷瀑を見られるかもしれない。偕楽園は日本三名園のひとつで、人生で一度

もっとみる
「2023年に行きたい場所」、どれくらい行けた?

「2023年に行きたい場所」、どれくらい行けた?

今年の頭に、「2023年に行きたい場所」というタイトルのnoteを投稿した。

私は日頃から「生涯で行きたい場所リスト」を作っているのだが、その中から2023年に訪れたいと思う場所をリストアップし、計画を立てた。

年の瀬ということで今回は、2023年に行きたい場所リストの達成報告である。

①大阪(USJ)1月、新年早々に行ってきた。小学校高学年の時に訪れて以来、実に十数年ぶりの再訪だった。

もっとみる
視覚を閉ざした食事体験 〜シンガポールのブラインドレストラン”NOX”

視覚を閉ざした食事体験 〜シンガポールのブラインドレストラン”NOX”

今年の9月にシンガポールを旅した中で、最も印象に残っている出来事。

それが、ブラインドレストラン「NOX」でのディナーである。

「ブラインドレストラン」とは、人間の五感のひとつである「視覚」を完全に遮断し、真っ暗闇の中で食事をするレストラン。

視覚がない状態で料理をいただくことで、嗅覚や味覚、触覚など、その他の感覚が研ぎ澄まされ、普段とは全く異なる食事体験をすることができる。

NOXの暗闇

もっとみる
シンガポールの移動は、”Grab”一択!

シンガポールの移動は、”Grab”一択!

海外旅行の不安材料のひとつに、「移動手段をどうするか」があると思います。

飛行機や船、高速鉄道など、事前に予約できる移動手段なら良いのですが、現地のやり方にしたがって、その場で対応しなければならない移動手段は、どうしても不安に感じてしまいます。

特にタクシー。「タクシー=ぼったくり」という共通認識が出来上がってしまうほど、海外のタクシーは信用なりません。

今回は、シンガポールを旅行するにあた

もっとみる
シンガポール旅。 |マリーナベイサンズに学び、水と飲茶に圧倒された

シンガポール旅。 |マリーナベイサンズに学び、水と飲茶に圧倒された

2023年、夏。

私はシンガポールへと飛び立った——。

長かった自粛期間を経て、とうとう海外へ。

大学時代のイタリア留学以来の海外。実に5年ぶりだ。期待に胸が膨らむ。

今回、高校時代の親友とふたりで、シンガポールを旅した。

高校を卒業してからずいぶん経つが、今でも一緒に海外旅行をしてくれる友人に出会えたことに感謝しかない。

シンガポールはかねてから気になっていた場所ではあったけれど、彼

もっとみる
本を持ち、旅に出る。

本を持ち、旅に出る。

私は旅に出る時、必ず文庫本を鞄にしのばせる。

読書において、「どんな本を読んだか」は、言うまでもなく大切だ。

加えて、その本を「誰と、どんな時に、どんな場所で読んだか」も、非常に大切な要素だと思う。

本棚に並ぶ背表紙を、ふと眺めているとき。

この本は、学生時代にあの人から勧められて読んだな。

この本は、旅先の小さな書店で偶然出会って読んだな。

そんな、所持する本にまつわる”自分だけのエ

もっとみる
イタリア旅。 |断崖絶壁に築かれた絶景 〜チンクエテッレ編〜

イタリア旅。 |断崖絶壁に築かれた絶景 〜チンクエテッレ編〜

今回の「イタリア旅。」は、北イタリアの知る人ぞ知る観光名所、チンクエテッレを旅したことについて書く。

季節は冬、12月。

ボローニャで知り合った日本人の友人と、鈍行列車に揺られ続けること約4時間。ようやくチンクエテッレに到着したとき、私たちは満身創痍だった。

イタリアの鈍行列車は、一見すると綺麗だが、実はオンボロであることが多い。

座席はカチカチでクッション性ゼロ。そして私たちが乗った列車

もっとみる
イタリア旅。 |夕景の離島を巡る 〜ヴェネツィア旅 後編〜

イタリア旅。 |夕景の離島を巡る 〜ヴェネツィア旅 後編〜

先日の”イタリア旅”では、ヴェネツィア旅の前編と題して、ヴェネツィア・カーニバルを観たことについて書いた。

今回はヴェネツィア旅の後編として、ムラーノ島・ブラーノ島という、なんともよく似た名前の離島を巡ったことを書く。

ヴェネツィアを訪れる際は、ぜひ本島だけではなく、水上バスに乗って離島にも訪れてほしい。離島ごとにそれぞれ個性があるので、きっと旅の幅が広がるはずだ。

ヴェネツィアを旅する。

もっとみる
イタリア旅。 |カーニバルを観に行こう! 〜ヴェネツィア旅 前編〜

イタリア旅。 |カーニバルを観に行こう! 〜ヴェネツィア旅 前編〜

小学生の頃、劇場版ポケットモンスター作品「水の都の護神 ラティオスとラティアス」が大好きだった。

アルトマーレという街を舞台に、サトシとピカチュウが謎の少女を追いかけるシーンがあり、特にそこがお気に入りで、何度も繰り返し観た。

このアルトマーレ、実はイタリアのヴェネツィアがモデルになっている。私のイタリアに対する憧れは、思えばこのときに芽生え始めたのかもしれない。

今回は、北イタリアの人気観

もっとみる
「里山十帖」宿泊レポ

「里山十帖」宿泊レポ

藻谷浩介さんの『里山資本主義』を読んでいて、「身の回りにある当たり前のものの価値を、再評価すること」が、いかに大切かを学んだ。

地方で暮らす人々にとって、山や川などの自然、余らせるほどに作る新鮮な野菜、近隣住民との温かな繋がりは、生活と密接に結びつく、当たり前のものだ。

しかし、都会で暮らす人々にとっては、それが非常に価値あるものに変貌する。

里山には、近代化・グローバル化の行き過ぎた現代社

もっとみる
イタリア旅。 |時が止まった古代都市 〜ポンペイ編〜

イタリア旅。 |時が止まった古代都市 〜ポンペイ編〜

どこで読んだ文章か忘れてしまったのだけれど、イタリア人に「人が集まる観光地を作るにはどうすればよいか」と聞いたら、次のような答えが返ってきたという。

歴史的景観を大切に保存・管理するイタリアらしい、含蓄に富んだ言葉だと思う。

特別なものは何も要らない。今あるものをそのままの姿で100年間保てば、それは人々を惹きつける、特別な場所になる。

今回は、南伊のポンペイを旅したときのことを書く。

もっとみる
新潟旅。 |美味しいお米を食べにいこう

新潟旅。 |美味しいお米を食べにいこう

2023年、ゴールデンウィーク。

私はあるひとつのテーマ、もとい目標を掲げていた。

「新潟で、美味しいお米を食べる」である。

新潟県は、日本有数の米どころとして有名だ。

昼夜の寒暖差のある気候や、上流から豊富な雪解け水と肥沃な土壌を運んでくる大きな河川。

様々な生育条件が重なり、平野部で美味しいお米がつくられている。

私はこのゴールデンウィークに、新潟県南魚沼市の大沢地区にある宿泊施設

もっとみる