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医工産学連携の基礎:(5)「学」とは何か 〜大学教員のお仕事④ 大学教員との協働で考慮すべきことは「プロセス・成果の公表戦略」
前回の続きです。ここまでの3記事で、大学教員は
本務は研究。資金繰り→研究→論文発表の無限ループ。
次いで欠かさざる本務が教育。そして学内外連携の研究教育による社会貢献も。
さらに学務・校務。学生と資金を集める広報も大事。
という職業であると解説してきました。
このような職業である大学教員と医工産学連携での技術・製品開発を行う際、大学教員の生態・生存活動を踏まえて考えていただきたい事業戦
医工産学連携の基礎:(6) 共感① 「ニーズドリブン」と「デザイン思考」
この医工産学連携の基礎シリーズでは、ここまでまず医工産学連携のプレーヤーと、その中で一番わかりにくい人種「学者」とは何かについて解説してきました。
ここからは連携による技術開発・事業開発についての私なりの戦略について解説していきます。
まずはその根本にある思想と姿勢から。
信頼を形成するには?信頼の3要素医療製品・事業開発とは直接関係はないのですが、ここではまず私の好きなTEDトークを一つご紹
医工産学連携の基礎:(7) 共感② ユーザからの共感とプロセスエコノミー的アプローチ
前記事ではデザイン思考等でも取り上げられている、製品・事業開発におけるユーザへの共感の重要性について解説しました。
この記事では事業開発におけるもう一つの重要な共感、ユーザからの共感について解説します。
ユーザからの共感がなければ買ってもらえないユーザへの共感に基づき、アンメット・メディカル・ニーズを掴み的確なインサイトを獲得し、それに対する適切な解決策となる技術を持つ製品を開発できたとして、
医工産学連携の基礎:(8) 実例①学会・展示を通じたユーザへの共感の深化と技術の強化
前記事までで、大学研究者の実体、「共感」の重要性について解説しました。
ここからは私が大学研究者として開発に関わった医療関連製品の実例などを元に、
知の開拓と公開が必要な大学研究者との協業のメリット
オープン開発環境での共感の獲得と増強法
を示していきたいと思います。
注) ここで扱う実例は医療関連製品ですが薬事品ではありません。薬事品の場合は規制に対応した特別な対応が必要となりますが、