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令和3年、沖縄の記憶 アダンの下で待っている
まだ暗い朝5時、タクシーで京都駅へ向かう。
人の気配のない道のコンビニの光に安心する。これは文明のあかり。
雨は既に上がっていた。
一人で飛行機に乗るのは初めてだった。
前日まで不安でソワソワしていたのだが、当日はもう眠くて眠くてそれどころではなかった。
バスを待っているあいだ、バスに乗っているあいだ、飛行機を待っているあいだ、飛行機に乗っているあいだ、隙をみては眠る。ハッと起きては不安で心がザ
GOOD WAR TOUR 22. おふろの夢
あれ、明日から上演開始じゃない?
ほとんどPIPE DREAMの気配がないが大丈夫だろうか。
制作の美希さんが「いつも反省するんです。もっと朗くんと話さないとなあって」と言っていた。
学生だった頃は、一緒に過ごす時間・制作する時間が長かったから、言葉にしなくても伝わっている(だろう)と思えることが多かったけど、と。
今年の目標は「もっと言葉にできるように」。
私もそう心がけたい。
GOOD
GOOD WAR TOUR 20. その日
「あの日」っていうのは、人間ならではの感覚なんだろうな。
動物は後悔するのだろうか。本能的に、反省はするだろうけれど。
朗くんが撮った動画を見たら、視点が高くて天井が近くて、そりゃそうだな、身長が違うもの。あたり前なのだが、見えているものがずいぶんちがうんだろうなと思った。
窓から見える椰子の木の向こう、煙突から白い煙がもくもく湧いている。
いま私たちがこういうご時世のなかで生きていて、こうい
GOOD WAR TOUR 15. 杜撰な図面
稽古を1日お休みした間にいろいろ進展があったとのこと。
稽古場で飲むヨーグルトを飲んでいると、「飲むヨーグルト飲んでると、まなみさん二日酔いなんかなって思う」と朗くんに言われた。二日酔いじゃなくても飲むヨーグルト飲むよ?
まずはアップでジャンプ。跳ぶ跳ぶ跳ぶ。
10分間跳んで、稽古開始。
今日は、3人とも服装に統一感があるね。かわいいです。
手を掲げる伊奈さん、大きめの公園にある謎銅像みた
GOOD WAR TOUR 13.ほがらかに
アゴラでの公演後、そして2022年最初の稽古。
北千住BUOYで、生ドラムが使えなくなったとのこと。代わりに電子ドラムを使うという。
ドラムのレプリカ、にせもののドラム。
これまでのGOOD WARでは、ドラムの生感みたいなものが非常に重要だったように思う。
結局マイクで拾った音だったりするのだが、それでも生楽器が存在するということ、それを人が(物理的に)叩いて演奏しているということ、その音の大
GOOD WAR TOUR 12.大雪警報
ケブラー紐は、宿のテレビの下にありました。犯人は朗くんです。
ラスト2公演、やっていきましょう。
宿をチェックアウトして、おっきな荷物を持って劇場へ。軽く通し稽古。一回め、「とてもいいでき」。
昼公演、突然ビデオ役を振られ、急遽受付はお休みしてカメラにつくことになった。カメラのそばにいると安心する。
昼公演と夜公演の間、諸江さんと綾子さんと3人で、帰りの新幹線のチケットを買いに渋谷駅へ向かっ
GOOD WAR TOUR 11. あの日がやってくるから今備えよう
ごみだらけの渋谷を通る。
知ってる人が増えれば世界が身近になってくる。
この街のどこかにあのひとがいるんだな。
昨日は街は、さぞかし盛り上がったと見える。
コンビニの前が、道の生垣が、ちょっとした隙間、出っ張りが、ごみだらけ。
10時半に劇場入り。
そのためには、7時半に起きて8時半に宿を出て、品川まで30分、滞在45分、また帰り30分で約1時間弱、そういうかんじで動かなければならない。
お土
GOOD WAR TOUR 10. 台風の目は無風
諸江さんが死ぬ夢を見た。死ぬ夢というか、死んでいた夢だった。
実は死んでいました、という報告を、公演終了後、朗くんがTwitterに出していた。
じゃあ公演に登場していた諸江さんはゆうれいか?
そういう夢。
一人一人勝手に、各々のタイミングで家を出る。
海人さん、昨晩あれだけ酒を飲んでいたのにケロッとして一番最初に家を出ていってすごい。
洗面所に並んでいるすがたを見ると、俄然「生活」という感じが
GOOD WAR TOUR 9. 私だって私だ
バスを待つあいだ、まをさんの沖縄エッセイを読んだ。
まをさんの文章を読むと、いつもまじめで真っ直ぐな人だと思う。
まをさんの文章と目線は似ている。
生身の身体にくらべての文字情報の薄さ。
私は文字情報のその均一さ加減というか、一律で平等な印象に好意を抱いているのかもしれない。
高速バスに乗ると、朗くんが手を振って出迎えてくれる。
いきなり「まなみさんってゼニガメに似てるね」と言われ、そうかも、