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GOOD WAR TOUR 11. あの日がやってくるから今備えよう

ごみだらけの渋谷を通る。
知ってる人が増えれば世界が身近になってくる。
この街のどこかにあのひとがいるんだな。

昨日は街は、さぞかし盛り上がったと見える。
コンビニの前が、道の生垣が、ちょっとした隙間、出っ張りが、ごみだらけ。

10時半に劇場入り。
そのためには、7時半に起きて8時半に宿を出て、品川まで30分、滞在45分、また帰り30分で約1時間弱、そういうかんじで動かなければならない。
お土産を置きに一度宿に帰ると、綾子さんと諸江さんは既に宿を出ていて、伊奈さんはちょうど出発の準備をしているところだった。朗くんはやはりまだねむっている。

劇場へ行くと、まをさんが「わかまるくん」を見せてくれた。
つぶらな目がなにかを訴えかけてくるよう。
こういうロボットがたまらなく好きだ、ペッパーくんとか、アイボとか。ファービーも好きだしロボホンも好き。
人間のために生み出されて、でももはや人間にはどこか諦められてしまったような存在。
可愛くてかわいそうでたまらない。一緒に暮らしたい。

つぶらな瞳。
つぶらな瞳。

通し稽古を終え、さて本番、と思ったら美術に必須の紐がない。
全員でおおわらわで探し回るも、ない。
えー困ったな。どうするどうする言って、結局解決策を見つけたが、結局紐は見つからないままだったな。

多分絶望感を感じている瞬間。
多分工夫を凝らしている瞬間。

帰りに中華屋さんでご飯を食べて帰った。

道中、綾子さんが散歩されている犬を見て、「犬を見てると、無口な人ってかんじがする」と言った。
犬なのに人なんだ。ちょっとわかる。
クリスマスの渋谷は、やっぱりちょっと混んでいたな。



稽古15回目
日時:2021年12月25日(土)
出席:だいたい全員 
場所:こまばアゴラ劇場

本作は2021年2月に京都で上演された『GOOD WAR』のリクリエイションを行い、大阪と東京で公演を実施します。

『GOOD WAR』は、私たちが「あの日」と聞いて想像する争いと日常で構成されています。
私たちは生きている限り、これからも誰かと戦い続けなければいけません。現時点で戦っていなくても、生きている限りいつか争いに巻き込まれます。『GOOD WAR』ではいずれ来る「その日」と、過去にあった「あの日」との向き合い方を鑑賞者と共に考えるべく、だれかの「あの日」で集積された記憶のモニュメントとして演劇作品を立ち上げます。

GOOD WAR

原案 『よい戦争』(作:スタッズ・ターケル 訳:中山容 他 1985年7月25日出版:晶文社)
構成・演出 河井朗
ドラマトゥルク 蒼乃まを、田中愛美
出演 伊奈昌宏、諸江翔大朗、渡辺綾子
美術 辻梨絵子
音響 おにぎり海人、河合宣彦
照明 松田桂一
制作 金井美希
制作協力 (同)尾崎商店、黒澤健
衣装協力 MILOU
記録 田中愛美

日時・会場
2021年12月25日(土)〜12月26日(日)|こまばアゴラ劇場 ※こちらの公演は終了しました! ありがとうございます!
2022年1月26日(水)〜1月30日(日)|クリエイティブセンター大阪 Drafting room(名村造船所跡地) ← NEXT
2022年2月10日(木)〜2月15日(火)|北千住BUoY


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