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人生について

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#哲学

世界の樹。

世界の樹。

まったく知らない土地へ出かけた。

そこに住んでいる人たちは、
見知らぬ私にとても親切にしてくれた。

そんな彼らをとてもステキな人たちだと思った。

だけど、どうやら私の国と彼らの国とは仲が悪いみたいだ。

そう、こんなことがこの世界ではよくある。

上に立つ者同士がなんやかんやで仲が悪いのだ。
だけど、下の人同士はうまく手を組んだりしている。

それはまるで一本の大樹のように見える。

上に伸

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善化論。

善化論。

嘘はついちゃダメと教わって

みんなと仲良くしなきゃダメと教わって

自分勝手なことはダメと教わって

そうして立派な大人を目指したボクだったけど

どうやらダメなオトナになったようだ。

ウソが下手なボクは、
なぜかみんなと仲良くできなかった。

そのせいか、
ボクの犠牲は当たり前のように
受け取られていた。

スマホの中には
立派なオトナになる方法がたくさんある。

それをぜんぶ試しても願いが

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この星は秋を知らない。

この星は秋を知らない。

時代の流れがはやい。
変化のスピードがはやい時代。

今までこんなセリフに、
たしかにそうだよなぁ。
って何の疑いも持つことはなかった。

だけど、
生産主義から離れてみると、

本当にそうなのだろうか。

と疑問を持つようになった。

なぜかというと、

うちのネコは朝5時になれば、
いつも通り私を起こしにくるし、

日が登れば網戸にとまったセミは、
短い命の歌を唄いはじめる。

庭のサルビアは

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2番目に好き。

2番目に好きな人と結婚すると幸せになれる。

こんな言葉がある。

あなたはどう思いますか?

私はなんとなく納得できます。

理由は二つ。

一つ目は完璧じゃないと自分でわかっていること。

一番好きな人というのは、悪いところなんて何一つない、理想を求めてしまいがちになる。

それを2番目ということで、許容範囲が広がる気がする。

二つ目は自分にも少し許容できるようになる。

一番好きな人という

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今を生きるとは、刹那に生きること。

今を生きるとは、刹那に生きること。

刹那主義は破滅と背中合わせ。
誰からも同意は得られない。
だから今を生きる人は孤独である。

大いなる叡智が損得の使役になる。
これがハビこる世界はつまらない。