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日々雑感

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日々思ったこと、感じたことを特にテーマを決めずに書いています。
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#障害者

障害者雇用について

障害者雇用について

私がいる職場には私を含めて3人の障害者がいます。
いずれも精神障害者です。

私はこの職場での社歴が3人の中では最も長いこととずば抜けて年長であることから、お二人の業務の手伝いや、ある意味で、管理をする羽目になっています。

二人のうちの一人は週三日の勤務ですが、体調不良が理由で三日間とも出社できることはありません。
また、考えられないようなことをしてしまうため、複雑な仕事をやっていただくことはで

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どう思います?

どう思います?

今朝、出かけたときのこと。

電車に乗ると、3人がけの優先席の真ん中に一人の男性が座っていました。
30~40歳代で、足が悪いらしく、杖を持っていました。
その座席を連結部分側からA、B、Cとします。
その男性が座っていたのはBです。
AとCは空いています。

私がAに座ると、すぐにその男性は杖をついて立ち上がり、私の前に立ちました。
(私は高齢者で障害者なので、優先席に座る「資格」があると思って

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双極性障害【企業における障害者雇用】

双極性障害【企業における障害者雇用】

反発を招くことを覚悟で書きます。

私は現在、企業の障害者雇用枠で働いています。

これまで働いてきて、また、職場にいる同じ立場の人たちを見て、感じていること。
それは、「障害者だろうがそうでなかろうが、お金をいただくということは厳しいものである」ということです。

障害者雇用とはどういうことか。

私は精神障害についてしか意見を持っていませんが、次のように考えています。

体調に配慮していただけ

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日々雑感【チューリップのアップリケ】

日々雑感【チューリップのアップリケ】

うちがなんぼ早よ 起きても
お父ちゃんはもう 靴トントンたたいてはる
あんまりうちのこと かもてくれはらへん
うちのお母ちゃん どこに行ってしもたのん
うちの服を 早ようもってきてか

1969年、昭和44年発表。
岡林信康。

発表直後から放送が禁止され、おそらく今でも「放送禁止歌」だと思います。
少なくとも、テレビやラジオで流されることはないでしょう。

そもそも「放送禁止歌」というものの存在

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双極性障害【人と比べない】

双極性障害【人と比べない】

あるところで過食に悩んでいることを訴えたとき、こんなことを言われました。

「世界には食べたくても食べられない人たちがたくさんいます。だから、食べられることを喜びましょう。」

どう思いますか?
私はカチンときました。
人の気持ちが分からない人だな、と思いました。

また、こんな言葉を耳にしたことがあります。

「どんな障害がいちばん辛いと思う?」

心ない言葉です。

人の感情は他人のそれと比べ

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双極性障害【障害者とは】

双極性障害【障害者とは】

私は今、障害者雇用枠で働いています。

これまで、障害や障害者関係の書籍を読んできました。
いろいろな方の話を聴いたり、話し合ったりもしました。
そのような中で自分の障害について考えたところ、こんなことを思っています。

障害者を障害者たらしめているのは障害そのものだけではなく、障害者に対する社会の無理解や差別・区別が理由であることもあるのではないだろうかということです。

私の場合で言えば、双極

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夢の太鼓グループ

夢の太鼓グループ

2017年2月のブログ。

『同じ職場に通う半身に麻痺がある方。
私が通勤する朝はいつもバス停から勤務先まで話をしながら歩きます。
私が和太鼓を趣味にしていることを知り、ポツリとつぶやきました。
「僕にも太鼓、出来るかな」
「楽しいんでしょうね」

この言葉を聞いて、ハッと感じるものがありました。
「障害の有無に関わらずみんなで太鼓を楽しむことができないだろうか」と。
私の中で、このような太鼓グル

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双極性障害【障害者雇用ということ】

双極性障害【障害者雇用ということ】

私は今、障害者雇用枠で働いています。

そして、職場が障害者への理解があることにとても満足しています。

他の職場や会社によっては障害者雇用とは言っても、実際のところ、あまり理解されず、休みがちだったり、仕事でミスをしたりすると嫌みを言われるといったことが多々あると聞きます。
しかし、私がいる職場では一切そういうことがありません。
私が休みがちでも、そして、そのために業務が滞ってしまっても、嫌みや

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駅のバリアフリー

駅のバリアフリー

最近、鉄道の駅は橋上化や地下化が進んでいます。

そのいずれも階段があり、エレベータやエスカレータが設置されています。
改札口は中央部分に一ヶ所。
乗客は改札口への階段を登り、改札口を通り、ホームへの階段を降りなくてはなりません。
高齢者や障害者のためにエレベータが数ヶ所設置されているので、電車を利用するのに不自由を感じる人はほとんどいないでしょう。

一方、私が住む地域にある写真のこの駅。
階段

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迷い

迷い

迷い始めています。
今の会社で働き続けるかどうか。

パートとはいえ、私のこの年齢で雇ってくれるところはそうそうありません。
障害者にも理解があり、休んでも、早退しても嫌な顔をされず、心配すらしてくれます。
私の子どもと同じくらいの年齢の社員がほとんどの中でも皆さん親しく接してくれる。
このような点ではこんなに恵まれた職場はないと思っています。
だから、少々嫌なことがあっても、許される限りできるだ

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和太鼓・仁の会のこと

和太鼓・仁の会のこと

私はいっとき障害者施設で働いていたことがあります。

そこに勤めていたとき、毎朝、通勤時に一緒になる身体障害者の方がいらっしゃいました。
その方は足が不自由でゆっくりとした足取りで歩きます。
バスを降りて、一緒に歩き、いろいろな話をしながら職場へ向かいました。
ある日、私が太鼓を習っているという話をしたとき、ポツリとおっしゃいました。
「ボクにも太鼓、叩けるかな」

これが私が「和太鼓・仁の会」を

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まだ働けるのか…

まだ働けるのか…

今日も早退。
もういい加減にして欲しい、と自分で自分に思う。

最近思うこと。
「この体で働き続けられるのだろうか」

思い返してみると、うつ病→双極性障害になってから、まともに働いたことはない。
前職ではほとんど休職していたから、こういう状態で毎日仕事に出るのは今が初めて。
毎朝、辛い思いをして家を出て、重い体を引きずりながら職場にたどり着く。
一旦仕事を始めれば、業務に没頭できることもあれば、

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双極性障害【休職中のこと】

双極性障害【休職中のこと】

私は定年退職を迎えるまで通算5年間休職をした。

休職したまま定年退職を迎える。
そんなことになろうとは夢にも思わなかった。
「部外者」は立ち入りが禁じられている職場での挨拶はできず、会議室で上司から退職の記念品や同僚一同からの花束を受け取った。
また、机の中のものが段ボールで運ばれて来、私物とそうでないものを自分で仕分ける。
惨めだった。

そんな形で定年を迎えたからか、家族からは「ご苦労さま」

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双極性障害【もう働けないのか】

双極性障害【もう働けないのか】

9月中旬に退院してから、疲労感が強く、気分の落ち込みも頻繁になっている。
2週間の入院の後遺症なのか。
だとしたら、いつまで続くのか。

それとも、もう働けない体なのだろうか。
常に頭の重さに悩まされ、まともに働くことができない。
仕事を休んでばかり。
いくら障害者雇用といったって。これじゃ解雇を勧告されたって文句は言えない。
おまけに最近はミス続き。
そのミスを挽回しようとしても、こう休んでばか

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