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夢の太鼓グループ


2017年2月のブログ。

『同じ職場に通う半身に麻痺がある方。
私が通勤する朝はいつもバス停から勤務先まで話をしながら歩きます。
私が和太鼓を趣味にしていることを知り、ポツリとつぶやきました。
「僕にも太鼓、出来るかな」
「楽しいんでしょうね」

この言葉を聞いて、ハッと感じるものがありました。
「障害の有無に関わらずみんなで太鼓を楽しむことができないだろうか」と。
私の中で、このような太鼓グループを作るのが一つの夢になってきました。
しかし、その実現には解決しなくてはならない課題がたくさんあります。
太鼓や練習場所の確保。
練習内容はどうするか。
歩行が困難な方にどうやって練習場所まで来ていただくか。
様々な障害を抱える方々にどうやって太鼓を打っていただくか。
等々。

私一人でできることではありません。
先ずはこのようなことをともに考え、実行してくれる仲間作りが必要です。
そのため、昨日、市のボランティアセンターに相談に行きました。
そして、このセンターが毎月発行している「ボランティアネット」という広報誌に仲間募集の記事を載せていただけることになりました。
どのくらいの方が賛同してくれるだろうか。
互いが互いのことを思いやりながら太鼓を楽しむ。
そんな太鼓グループを作れないだろうか。』

あれから5年。
「和太鼓・仁の会」は毎回10人〜15人の参加者が練習に参加する会になりました。
会員は様々な障害を持つ方やその保護者、福祉施設の職員、その他。
ボランティアで参加してくださっている良き指導者に恵まれ、また、会員の相互理解があって、ここまでやってくることができました。
また、直接参加はできなくてもいろいろな形で応援してくださる方々も多くいらっしゃり、ありがたい限りです。
5年前に描いた理想の通り「互いが互いのことを思いやりながら太鼓を楽しむ」会になっています。
さてさて、5年後にはどんな会になっているかな。