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どう思います?

今朝、出かけたときのこと。

電車に乗ると、3人がけの優先席の真ん中に一人の男性が座っていました。
30~40歳代で、足が悪いらしく、杖を持っていました。
その座席を連結部分側からA、B、Cとします。
その男性が座っていたのはBです。
AとCは空いています。

私がAに座ると、すぐにその男性は杖をついて立ち上がり、私の前に立ちました。
(私は高齢者で障害者なので、優先席に座る「資格」があると思っているので、よく優先席に座ります)
ぶら下がるように吊り革につかまり、連結部分側のドアに寄りかかりました。
BとCの席は空いています。
「なんでわざわざ私の前に立つの?嫌がらせ?」
電車が揺れるたびに、よろけて倒れそうになります。
依然としてBとCは空いたままなので、私は席をゆずる必要はないと思い、そのままAに座っていました。

15分くらい経ったころ、不自由そうに連結部分のドアを開けて、隣の車両に移ってゆきました。
もう空いている席はありません。
窓越しに見ていると、何度もよろけて倒れそうになりながら、ドアのところに行って、ドアに寄りかかりました。
近くにいた人の中には、「誰か席を譲ってあげればいいのに」という感じで周りを見回している人がいましたが、誰も席を譲りません。
(それはそれで残念なことですが)
そのうちに、電車が大きく揺れて、その男性はよろけて、しゃがみ込みました。
座っていた女性が席を譲ろうと、その男性に声をかけていましたが、男性は手を振って断っているようで、終点までずっとしゃがんだままでした。
終着駅でよろよろと立ち上がり、杖をつきながら、ゆっくりと電車を降りてゆきました。

どう思います?
私はAの席に座ってはいけなかったのでしょうか?
どのような障害があって、どのような事情があったのか、分かりませんが、私が隣に座った途端に立ち上がって、私の前に立ったことが不愉快でなりません。
誰も隣に座って欲しくなかったのでしょうか?
しかし、公共交通機関でそんなことは許されませんね。
私が座らなくても、いずれ誰かが座ったはずです。
明らかに足に障害があって、わざわざ(かどうか知りませんが)それを見せるようによろよろと隣の車両に歩いて行った上に、席を譲られたのに断る。
いったいどうして欲しかったのでしょう。

モヤモヤモヤモヤ。