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エッセイ的なもの

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頭の中を整理するための文章
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Curtain Call

Curtain Call

たまに、理不尽な暴力に遭うことがある。

今日がそうだった。
詳しくは書かないけど、明らかにあれは理不尽な暴力だった。

世間はそれほどやさしくなくて、自分が悪くなくても謝らなければならないことがある。そしてその後は、何事も無かったかのように元の仕事に戻らなければならない。

新入社員の頃は感情の整理の仕方がわからず、よく泣いたものだ。

少しずつ、時を重ねるうちにようやくわかってきた。

こうい

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ワンピースとミミズ

少し前、平和通り商店街でワンピースを買ってもらった。紺色に沖縄っぽい柄の、涼し気なやつ。部屋着にピッタリで、でもちょっとしたお出かけにも丁度良くて、結構気に入っていた。

そういえば最近そのワンピースを見かけないな、とは思っていた。おそらく、かれこれ2週間ほど行方不明だったと思う。

昨日はとても天気が良かったので、お布団を洗濯して外に干した。最近風が強いなぁ、なんて思いながら、何の気なしに外を見

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葛藤と落とし物と言い訳

葛藤と落とし物と言い訳

エンタメが好き。音楽や、ダンス、ドラマ、テレビ、LIVEを見ることが好き。スポーツを見るのも好き。たぶん私は、何かに熱中している人が好きなんだと思う。頑張っている人はカッコ良い。

エンタメは「娯楽」であって、ただ楽しくて幸せな時間を提供してくれるものだ。それだけでいいのに、時折享受するだけの自分が嫌になる。

自分だってやってみたら「カッコ良い人」になれるかもしれない。そう思って、色々とチャレン

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柔らかい、白になりたい

柔らかい、白になりたい

「SNSはいくらでも装える」というけれど
文章までは装えない、と私はおもう。

noteにも twitterにも
多少なりとも人となりは表れる。

ひとの文章を見ていると、

このひとは白だな
このひとはとうめい
このひとは赤いろ

みたいに、なんとなくだけど
そのひとの色のイメージがわく。

そう考えると、
悲しいくらいにわたしの文章はかたい。
ベッドカバーとは真逆の位置、
コンクリートみたいな

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ありがとう

ありがとう

つい先日会った友人に、「おすすめの曲を教えて!」と言われた。「会ったら絶対聞こうと思っててん!」とまで。

私は自発的に人にオススメするのがあまり得意じゃない。なぜなら、私が逆の立場でオススメされたものがあまり好みではなかった時、反応に困るから。

でも、このアーティストめちゃくちゃ良いのになぁ、みんな聴いてほしいなぁ、とは常に思っている。自発的に言えない私にとって、その友人の申し出はとても嬉しい

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好きな理由

好きな理由

友人に関ジャニ∞にハマったことを話す度に、めちゃくちゃ驚かれる。
わかるよ。なにせ、私が一番びっくりしたから。

その後に決まってくるのが
「どこが好きなん?」
という質問。これがほんっとーーー困る。
困るというか、難しい。

どの界隈のオタクにもあるあるだと思うのだけど、好きな理由なんて一言で表せない。

─かっこいいから。
─おもしろいから。
─見ていて元気が貰えるから。
─背中を押してもらえ

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会いたい人に会う

会いたい人に会う

今まで一体何人の人と出会ってきただろう。

クラス、部活、学部、サークル、会社、趣味、沖縄。出会った全員がそれぞれの人生を生きていて、ある時たまたま人生が交わり、やがてまた離れていく。離れていったあとも親交が続くかどうかはお互いの意思次第である。

学生時代なんて、30数人という限られた教室の中で、1年を共に過ごす友達を見つけるのは、今思えば至難の技だ。

思春期を伴ってくると、まずは男女の壁、そ

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知ることが必ずしも幸せとは限らない

知ることが必ずしも幸せとは限らない

SNSを見ていると、
「○○は絶対するな‼️」
「知らないと損⁉️絶対にすべき○○‼️」
のような煽り文句をよく目にする。

うるさいなぁ、と思う。

辞書を引かずとも、ネットで調べれば滝のように情報が出てくる時代。便利な反面、信憑性を判断するのがしんどい。

例えば、最近ヘアアイロンが壊れた。
5〜6年使っていたのだが、特段良かったという訳でもなかったので、これを機に別のものを買うことにした。

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ゆらり、揺れる

ゆらり、揺れる

わたしたちの脳は 絶えず動いていて
情報を捉え 取り込むたびに 変化する
今考えたことも もしかすると 明日には
真逆の意見になっているかもしれない

そんな中で 自分の言葉を電波に載せ
伝えることの難しさ 責任を 思った

以前の発言とは違うことをしようものなら
「あの時はこう言ってたのに」
と責められる 厳しい世の中

今となっては嘘になってしまった
そうかもしれない
でも
あの時はきっと本

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私にとって『文章を書く』ということ。

私にとって『文章を書く』ということ。

書くことが好きだ。

私は何のために文章を書くのだろう。
好きだから書いている、と言ってしまえばそこまでなのだけど、それはそれで何だか味気ない。

いつか書くことに迷った時に立ち返れるよう、今現在の私の考えを残しておこうと思う。

①頭の中を整理するため

色んな感情が溢れて何を言いたいのか分からない時がある。そんな時、私は頭に浮かんだ言葉をひたすら並べてパズルのように組み合わせて文章にして行く

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全部、自分だ

全部、自分だ

毎日noteを始めて1ヶ月が経った。
ありがたいことに、思いの外友人が読んでくれていて、時には感想を貰うこともある。

すごく嬉しい。どれくらい嬉しいかというと、毎回ニヤケ顔でスクショをとり、いつでも読み返せるよう専用のアルバムを作って保存しているくらい。

当初、このnoteの存在を友人に伝えるかどうか、とても悩んだ。

知ってる人だからこそ言うのが恥ずかしいこと、知らない人だからこそ言えること

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「いいね!」を言葉で伝えることの大切さ

「いいね!」を言葉で伝えることの大切さ

人生で初めて、ファンレターを書いた。
正確には"ファン"レターではないが。
どういうことか。理由は単純明快。ファンではない人に向けて書いたのである。

過去にある大好きなバンドに3枚に渡る超大作のものを書いたことがある。だが結局、送る勇気が持てずに捨ててしまった。そして、ジャニオタとなった今も、ファンレターを書いたことはない。

常日頃、溢れんばかりの愛を少ない語彙力でどうにか表現しようとTwit

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