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葛藤と落とし物と言い訳

エンタメが好き。音楽や、ダンス、ドラマ、テレビ、LIVEを見ることが好き。スポーツを見るのも好き。たぶん私は、何かに熱中している人が好きなんだと思う。頑張っている人はカッコ良い。


エンタメは「娯楽」であって、ただ楽しくて幸せな時間を提供してくれるものだ。それだけでいいのに、時折享受するだけの自分が嫌になる。

自分だってやってみたら「カッコ良い人」になれるかもしれない。そう思って、色々とチャレンジしてみたこともあった。メジャーから外れた少しマイナーなスポーツに挑戦してみたり、ギターを買ってみたり、ダンスレッスンに通ってみたり。

でも、どこまでいっても私はカッコ良い人にはなれなかった。それどころか、中途半端な自分が嫌になり、「努力し切れなかった」という後悔ばかりが残った。



そんなことを週に一度ぐらいの頻度で考えている。そして、考えていると必ず、中学時代にクラスの男子から言われた「お前は"中の上"だ」という言葉を思い出す。

何をしてもそうだ。負けず嫌いのど根性を発揮した時だけ猛烈に頑張って、ある程度までは行くんだけど、そこで燃え尽きてしまう。もっと上に、上に、というハングリー精神はどこに行ってしまったのだろうか。


花火みたいな瞬間的な爆発力はあるかもしれない。でも、ロウソクのように小さな火を灯し続けることができない。

成功してる人は、小さな火を灯し続けられる人だ。「天才は99%の努力と1%の才能だ」とエジソンも言っている。


「何かを始めなきゃ」というプレッシャーと、「これ以上頑張らない自分を見て、自分を嫌いになりたくない」と嘆く私が、ずっと頭の中で戦っている。

"自分にしか出来ない事ってなんだろう
終わったって気づかれないような
こんな日々を
明日に繋ぐことだけはせめて
繰り返すだけ 繰り返すよ"

ほんと、こんな感じの今。

"あぁいたずらに過ぎてく
毎日を恨むほどではないけどさ
宙ぶらりまったり
これじゃお話のタネにもならないよ

つまるところ僕ら 魂を燃やせ"

魂を燃やすってなんだ。どうしたらできるの?情熱も、愛も、どこかに置いてきてしまった。それとも、そもそも持ち合わせていなかったのか。


なんて、全部、言い訳だ。

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