マロングラッセ

音楽と書くことが好きな平成5年生まれ 音楽/関ジャニ∞/日常/エッセイ

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最近の記事

ロック厨、関ジャニ∞に惚れる。

はじめにこれは、過去に私が「音楽文」というサイトに寄稿した文章です。 当時の私は関ジャニ∞にハマったばかり。 "今"のわたしが感じたことをどうにか残したい一心で書き殴った完全自己満の文章にも関わらず、沢山のeighterさんから暖かい言葉を頂きました。 しかし、昨年そのサイトは閉鎖され、当然寄稿していた文章も読めなくなってしまいました。 今、事務所は大きな渦の中にあり、関ジャニ∞という名前も変わろうとしています。 メディアでは毎日のように嘘かホントか分からない情報が

    • 声が届いた夜

      2023.2.11(sat) ONE OK ROCK Luxury Disease Japan Tour @京セラドーム大阪 ※セトリバレあります。ご注意を。 3年ぶりのアルバムは更に規模感と壮大さを増して、直前に聴いたSpotifyのライナーノーツではONE OK ROCKがより一層パワーアップしてることをTakaの言葉の随所から感じられた。 (インタビュアーの大抜卓人さんの言葉がとても素晴らしかった。アーティストにリスペクトをもって聞いてるのがわかるし、絶対に良い

      • Curtain Call

        たまに、理不尽な暴力に遭うことがある。 今日がそうだった。 詳しくは書かないけど、明らかにあれは理不尽な暴力だった。 世間はそれほどやさしくなくて、自分が悪くなくても謝らなければならないことがある。そしてその後は、何事も無かったかのように元の仕事に戻らなければならない。 新入社員の頃は感情の整理の仕方がわからず、よく泣いたものだ。 少しずつ、時を重ねるうちにようやくわかってきた。 こういう時は、相手を「可哀想」と思うに限る。 気にしない、なんてことはできない。社会

        • ワンピースとミミズ

          少し前、平和通り商店街でワンピースを買ってもらった。紺色に沖縄っぽい柄の、涼し気なやつ。部屋着にピッタリで、でもちょっとしたお出かけにも丁度良くて、結構気に入っていた。 そういえば最近そのワンピースを見かけないな、とは思っていた。おそらく、かれこれ2週間ほど行方不明だったと思う。 昨日はとても天気が良かったので、お布団を洗濯して外に干した。最近風が強いなぁ、なんて思いながら、何の気なしに外を見ると、誰かのかりゆし(アロハシャツ)が落ちていた。 その横に、なにやら見慣れた

        ロック厨、関ジャニ∞に惚れる。

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        • エッセイ的なもの
          12本
        • photograph × lyrics
          0本
        • 音楽文
          12本
        • 関ジャニ∞
          5本
        • 日常
          3本

        記事

          葛藤と落とし物と言い訳

          エンタメが好き。音楽や、ダンス、ドラマ、テレビ、LIVEを見ることが好き。スポーツを見るのも好き。たぶん私は、何かに熱中している人が好きなんだと思う。頑張っている人はカッコ良い。 エンタメは「娯楽」であって、ただ楽しくて幸せな時間を提供してくれるものだ。それだけでいいのに、時折享受するだけの自分が嫌になる。 自分だってやってみたら「カッコ良い人」になれるかもしれない。そう思って、色々とチャレンジしてみたこともあった。メジャーから外れた少しマイナーなスポーツに挑戦してみたり

          葛藤と落とし物と言い訳

          柔らかい、白になりたい

          「SNSはいくらでも装える」というけれど 文章までは装えない、と私はおもう。 noteにも twitterにも 多少なりとも人となりは表れる。 ひとの文章を見ていると、 このひとは白だな このひとはとうめい このひとは赤いろ みたいに、なんとなくだけど そのひとの色のイメージがわく。 そう考えると、 悲しいくらいにわたしの文章はかたい。 ベッドカバーとは真逆の位置、 コンクリートみたいな濃いめのグレー。 漢字が多かったり 語尾が 〜だ とかが多いからかな。 でも

          柔らかい、白になりたい

          夏の香り

          髪を乾かしている時に汗をかくと、もう夏だなぁ、と感じる。まだ3月なのに、キャミソール姿で窓を開けた状態でも既に汗をかく。 連日、最高気温は25℃。 大阪から帰ってくると、沖縄は夏にさしかかろうとしていた。 沖縄の春は短い。三寒四温で少しずつ暖かくなるでもなく、桜が咲くわけでもない。いつの間にか冬が終わっていて、少し暖かくなりだしたかと思えば、春を認識する間もなくすぐそこに夏の気配がする。 夜の匂いが夏だ。 雨が降った後、窓を開けると、少しかび臭い田舎の夏の香りがした。

          PANDORAの箱

          届きました。 冷凍食品のような、中身の見えないパッケージ。久しぶりにワクワクした。 3月24日に発売した、go!go!vanillasのニューアルバム『PANDORA』。 以下、内容物などネタバレがありますので、ご注意下さい。 ドライヤーを当ててシールを丁寧に剥がす。どこに貼ろう、なんて考えるのも楽しい。 色々入ってるー! アルバムを買うのはいつぶりだろう。 ワンオクか、ヌー以来な気がする。 正直、アルバムを買わなくてもサブスクで聴ける時代。でも、バニラズは毎回

          ありがとう

          つい先日会った友人に、「おすすめの曲を教えて!」と言われた。「会ったら絶対聞こうと思っててん!」とまで。 私は自発的に人にオススメするのがあまり得意じゃない。なぜなら、私が逆の立場でオススメされたものがあまり好みではなかった時、反応に困るから。 でも、このアーティストめちゃくちゃ良いのになぁ、みんな聴いてほしいなぁ、とは常に思っている。自発的に言えない私にとって、その友人の申し出はとても嬉しいものだった。 生きていると、色んなことがある。繊細で、優しすぎる彼女には、私が

          好きな理由

          友人に関ジャニ∞にハマったことを話す度に、めちゃくちゃ驚かれる。 わかるよ。なにせ、私が一番びっくりしたから。 その後に決まってくるのが 「どこが好きなん?」 という質問。これがほんっとーーー困る。 困るというか、難しい。 どの界隈のオタクにもあるあるだと思うのだけど、好きな理由なんて一言で表せない。 ─かっこいいから。 ─おもしろいから。 ─見ていて元気が貰えるから。 ─背中を押してもらえるから。 ─歌が好きだから。 好きな理由なんて、ありすぎるくらいに存在する。だ

          ロックバンドを好きな自分を好きでありたい

          なぜ私はロックバンドが好きなのか、ということについて、ずいぶんと長い間考えているような気がする。不定期的にフッと浮かんできては、少し考えた後にまた沈んでいく。それを何度何度も繰り返しているのだ。 勝手な解釈だけれども、私はロックバンドが好きな人とそうでない人の違いは「音楽に救いを求めるかどうか」だと思っている。もちろんそんな音楽ばかりではないし、そうじゃない人がいるのは百も承知である。 だけど、悲しい時や辛い時に音楽に救われた人は少なくないのではないだろうか。 そもそもロ

          ロックバンドを好きな自分を好きでありたい

          会いたい人に会う

          今まで一体何人の人と出会ってきただろう。 クラス、部活、学部、サークル、会社、趣味、沖縄。出会った全員がそれぞれの人生を生きていて、ある時たまたま人生が交わり、やがてまた離れていく。離れていったあとも親交が続くかどうかはお互いの意思次第である。 学生時代なんて、30数人という限られた教室の中で、1年を共に過ごす友達を見つけるのは、今思えば至難の技だ。 思春期を伴ってくると、まずは男女の壁、そこから更に見えないカースト制度があって、結局のところ仲良くなりたい人というより、

          会いたい人に会う

          最果タヒ展

          詩の展示 というものに人生で初めて行った。 最果タヒさんを知ったのは2年ほど前。 [Alexandros]の『ハナウタ』という歌がきっかけだった。 この曲は[Alexandros]の川上洋平が作曲したメロディに、最果タヒさんが歌詞をのせたもので、東京メトロのCMソングとしてオンエアされていたので、関東圏の方は耳にしたことがあるかもしれない。 朝焼けの海にあわいピンク色が映る中 時折現れる、暗い群青色 繊細で、美しい歌だな と思った。 "きみに触れるたび しみるさみし

          知ることが必ずしも幸せとは限らない

          SNSを見ていると、 「○○は絶対するな‼️」 「知らないと損⁉️絶対にすべき○○‼️」 のような煽り文句をよく目にする。 うるさいなぁ、と思う。 辞書を引かずとも、ネットで調べれば滝のように情報が出てくる時代。便利な反面、信憑性を判断するのがしんどい。 例えば、最近ヘアアイロンが壊れた。 5〜6年使っていたのだが、特段良かったという訳でもなかったので、これを機に別のものを買うことにした。 まずはある程度目星を付けるため、インスタやGoogleなどで検索して『ヘアアイ

          知ることが必ずしも幸せとは限らない

          忘れられない日

          記憶力に自信はないが、一つ非常に印象に残っている出来事がある。 これは、私が今まで一番「他人の優しさ」を感じた、ドラマのような話。 あれは滑り止めの私大の入試の日の事。 その日、私は朝起きた瞬間から気分が悪く、 父に駅まで車で送って貰うことになった。 私の父の運転は荒い。父なりに丁寧に運転してくれたかもしれないが、残念ながら余計に気分が悪くなった状態で私は電車に乗った。 乗った電車は次の駅まで10分弱止まらない快速だった。通勤ラッシュのため座ることも出来ず、立った

          忘れられない日

          ゆらり、揺れる

          わたしたちの脳は 絶えず動いていて 情報を捉え 取り込むたびに 変化する 今考えたことも もしかすると 明日には 真逆の意見になっているかもしれない そんな中で 自分の言葉を電波に載せ 伝えることの難しさ 責任を 思った 以前の発言とは違うことをしようものなら 「あの時はこう言ってたのに」 と責められる 厳しい世の中 今となっては嘘になってしまった そうかもしれない でも あの時はきっと本気で言ってた はずなのに ね 責めたくなる気持ちもわかる 気持ちをぶつける場所

          ゆらり、揺れる