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映画感想

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新旧問わず、映画館で観た映画の感想を書いています。 あくまでも個人の主観なので悪しからず。
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#成田凌

最後まで観ないとわからないけど、最後まで観るとさらにわからない『くれなずめ』

最後まで観ないとわからないけど、最後まで観るとさらにわからない『くれなずめ』

【個人的な評価】2021年日本公開映画で面白かった順位:58/86
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★★☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】ヒューマンドラマ
青春
佐々木、イン、マイマイン

【あらすじ】優柔不断だが心優しい吉尾(成田凌)。
劇団を主宰する欽一(高良健吾)と

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他愛のない日常が極上のドラマになってる『街の上で』

他愛のない日常が極上のドラマになってる『街の上で』

【個人的な評価】2021年日本公開映画で面白かった順位:26/78
   ストーリー:★★★★☆
  キャラクター:★★★★★
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】ラブストーリー
ヒューマンドラマ
浮気
恋バナ
恋愛相談
下北沢

【あらすじ】下北沢の古着屋で働いている荒川青(あお)。青は基本的に

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原作にない新しいエピソードも追加された『ホムンクルス』

原作にない新しいエピソードも追加された『ホムンクルス』

【個人的な評価】2021年日本公開映画で面白かった順位:69/73
   ストーリー:★★☆☆☆
  キャラクター:★★☆☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★☆☆☆
映画館で観るべき:★☆☆☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】サスペンス
ホラー
漫画原作
ホムンクルス

【あらすじ】一流ホテルとホームレスが溢れる公園の狭間で車上生活を送る名越進(綾野剛)。過

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"普通"になりたい普通じゃない人の話『まともじゃないのは君も一緒』

"普通"になりたい普通じゃない人の話『まともじゃないのは君も一緒』

【個人的な評価】2021年日本公開映画で面白かった順位:27/59
   ストーリー:★★★★☆
  キャラクター:★★★★☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★☆☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】ラブコメ
恋愛偏差値が低い男女
コミュ障

【あらすじ】外見はいいが、数学一筋で〈コミュニケーション能力ゼロ〉の予備校講師・大野(成田

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性別を超越したラブストーリー『窮鼠はチーズの夢を見る』

性別を超越したラブストーリー『窮鼠はチーズの夢を見る』

【基本情報】製作年:2020年
製作国:日本
 配給:ファントム・フィルム

【個人的順位】鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:77/124
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】結婚し、仕事も順調に進んでいた大伴恭一(大倉忠義)。しかし、彼は妻の依頼で興信所から浮気調査をされていた。その担当が大学時代の後輩で

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こんなにも長く人を想い続けられる持続力がファンタジーな『弥生、三月 -君を愛した30年-』

こんなにも長く人を想い続けられる持続力がファンタジーな『弥生、三月 -君を愛した30年-』

鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:36/54
⠀ 感動😭:★★★☆☆
⠀ 笑い😂:★★☆☆☆
切ない🥺:★★★☆☆

『家政婦のミタ』、『過保護のカホコ』、『同期のサクラ』の遊川和彦さんの作品ってことで、ちょっと期待しすぎてしまったかもしれません。。。決してつまらなくはないのですが、彼の映画なら、2017年の『恋妻家宮本』の方が笑いが多くて好きでした。

【どんな映画?】

高校の同

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もはやサイバーテロ映画だった『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』

もはやサイバーテロ映画だった『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』

鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:30/37
スリル😱:★★☆☆☆
⠀ 恐怖😖:★★☆☆☆
⠀ グロ🤮:★★☆☆☆

ううむ。。。なんか、だいぶ前作と変わったなという印象でした。前作のよさがけっこう消えちゃっている感じで、正直イマイチだったかなと。。。

【どんな映画?】

とある山中から白骨化した遺体が見つかりました。警察は「これ浦野善治(成田凌)の仕業じゃない?」ってなるのですが

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映画の歴史にロマンを感じる『カツベン!』

2019年公開映画211本中94位。

映画が好きな人は好きそうな映画です。
映画の歴史を垣間見ることができるからね。

舞台は今から100年前、大正時代の日本。
まだ映画が活動写真と呼ばれ、音がなかった頃。
映画の内容を解説する専任の解説者として、
「活動弁士」なる人たちがいたのです。
本作は、そんな“活弁(かつべん)”を扱った映画。

主人公は、幼い頃から活動弁士になることを夢見ていた
染谷俊

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20年前の自分だったらドハマリしてたと思った『天気の子』

2019年公開映画113本中49位。

ようやく見れました。
新海誠監督最新作。
『君の名は。』がよかったので期待してた。

祈るだけで天気を晴れにできるX-MENなヒロインと、
家出少年の触れ合いを描いた
甘酸っぱさとスリルが入り交じる青春映画。

新海誠ワールドの、少年少女の青春を
独特の世界観でまとめあげる構図はさすがだなと思うし、
天気という身近な現象をこんな形で物語にできる才能はすごい。

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グレーな色恋が懐かしさを感じさせる『愛がなんだ』

2019年公開映画91本中34位。

いい映画でした。
体にじゅわーって広がる感じ。
二日酔いのときに温かいしじみの味噌汁を飲んだときの、
あの五臓六腑に染み渡る感があった。

そう感じさせるのは、
キャラクター設定とセリフの絶妙さがあってこそだと思う。

恋人ではないし、
もはや好きという感情があるかもわからないけど、
岸井ゆきのが成田凌を一途に想い続ける話。

こういう曖昧な関係性というのは、

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複雑な三角関係の『さよならくちびる』

2019年公開映画73本中47位。

三角関係の音楽ロードムービー。
ハルレオという女性デュオの解散ツアーを敢行していく中で、
小松菜奈と門脇麦と、ローディー役の成田凌の三角関係がメイン。

ローディーって初めて知った単語だけど、
バンドをサポートする役割のことを指す人らしい。
本番ではタンバリンしか叩いてなかったから、
何やってんだこの人は、、、と思ってしまった(笑)

三角関係だから、女性二人

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大真面目に大バカをやるのが最高な『翔んで埼玉』

2019年公開映画28本中1位。

笑いすぎて涙出ました。
最後拍手出たし。
終わった後に拍手出る映画なんて、
前夜祭とかで濃いファンしかいないとき以外だったら、
かなり久しぶりな気がする。
(17年ぶりぐらいか?)

いやー、これはね、ずるいです(笑)
日本の、さらに関東における地域格差を題材にしているから、
完全に内輪ネタなんだよね。
でも内輪だからこそ、メッチャ面白かった。
各地域のあるある

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ある意味キラキラ青春映画だった『チワワちゃん』

2019年公開映画11本中3位。

これはね、普通に面白い。
『クリード』や『Fate』はシリーズが好きだったり、趣味だったりして、
今のところ今年のトップ2にしてるけど、
単一の作品でいったら、これ1位だわ。

パリピ界隈に彗星のごとく現れたチワワちゃんが、
ある日バラバラ遺体で発見されたっていう話で、
門脇麦が、みんなにチワワちゃんのことを聞いてまわりながら、
思い出を回想していくという流れな

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アフター青春のその先がリアルで生々しい『ここは退屈迎えに来て』

これは面白かった。
朝8時から映画館に見に行ったけど、
引き込まれちゃってまったく眠くならなかったね。

橋本愛が、卒業以来10年ぶりに、
高校時代の同級生である成田凌に会いに行くって話なんだけど、
物語は2004年、2009年、2013年の3つが並行して進んでいって、
最後にすべてが繋がるという形。

最初はちょっと混乱しちゃうけど、
テンポもいいし、すぐに理解できる。
そして、それぞれの時代に

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