マガジンのカバー画像

読書

51
運営しているクリエイター

#ピアノ

【読書】『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』

【読書】『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』

雑誌の書評で知った坂本龍一さんのエッセイ『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』はタイトルの秀逸さもあり私をすぐに本屋さんへと走らせました。

口述筆記なので坂本さんが今私のすぐそばで語りかける声が聞こえてくるような気になります。もうお空にいらっしゃるなんて信じられない。そしてこの貴重な声を残してくださったことへの感謝…

第一章にはガンと生きる、と見出しがつけられていてに病院食の味気なさなど切々と綴

もっとみる
稲垣えみ子さんの『老後とピアノ』と『寂しい生活』

稲垣えみ子さんの『老後とピアノ』と『寂しい生活』

牛田智大さんのコンサートのことを記事にした時にいただいたコメントで稲垣えみ子さんを初めて知った。私と同年代で同じ頃ピアノを再開されたことを本に纏められているということで即取り寄せた。

そもそも新聞記者でバリバリキャリアを積んでおられた方なので、ピアノに向き合う姿勢もそこら辺の主婦の私とは段違いであるのは当然だけど、熱意など共感するところも多く、ところどころ大袈裟な表現もまた面白く読めた。

ドビ

もっとみる

「読める」喜び

毎日毎日ピアノに向かっていると当然のことながら楽譜を読む時間も増えてきた。1年と10か月の間にどれほど力がついただろう。まだまだ速くはないけれども少しずつ苦にならなくなってきていることにはたと気づく。

ゆっくりでもいいので読んで音を出すと曲になる。難しいリズムや#、♭が多いものは大変だけれども楽譜さえ手に入ればこれまで聴いてきたいろいろなピアノ曲がいつかは弾ける。もちろん易しいものでも素敵に演奏

もっとみる
100円で買える楽しみ

100円で買える楽しみ

毎週水曜日はピアノのレッスンの日。ハノンとツェルニーとショパンのワルツを今習っています。特に楽しいのが意外なことにツェルニーです。基礎練習でありながら曲としても成立している。子どもの頃は訳もわからず棒読みのように弾いていましたが、今の先生に教わると奥深い上によく練習?するので結構進むのです。ハノンは役に立つし大切ですが残念ながら単調、ショパンは難しすぎて気が遠くなります。この曲がうっとりするように

もっとみる
あまりに覚えられなくて『忘却の整理学』(外山滋比古著)を読んでみた。

あまりに覚えられなくて『忘却の整理学』(外山滋比古著)を読んでみた。

ごきげんママ♡は公言している通りハングル講座を聴き、ピアノの暗譜に励む毎日を過ごしています。大方の予想通り、それらはいずれも難航中。ハングル講座は頭の上を滑り脱落しかけています。ショパンのワルツは二週間計画で覚えようとしていたのを二か月計画に見直しました。下方修正です。

それだけではなくて、さっき測った今朝の体重と体脂肪をスマホに記録しようとしても覚えていない。別の部屋に物を取りに行って何をしに

もっとみる