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ライター西尾克洋

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ライターとしての西尾克洋が行ってきたこと、考えたことを記事にしました。
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#webライター

「足るを知る」と説くか、「諦めなければ夢は叶う」と説くか。

「足るを知る」と説くか、「諦めなければ夢は叶う」と説くか。

「足るを知る」っていうのはいい言葉だと思います。

いやね。
SNS時代になってこの言葉はよく聞くようになったと思うんですよ。

要するに、今あるものに満足して感謝する、置かれた立場や今の状況を理解しようぜ、っていうことなんですよね。

元々は老子が説いた言葉だと言われている訳で、恐ろしいことに人って2000年くらい前から既に同じようなことで悩むことを繰り返しているってことなんすよ。

どんなに便

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右肩上がりが終わった相撲ライターがnoteを始めて得たもの

右肩上がりが終わった相撲ライターがnoteを始めて得たもの

2022年、お疲れ様でした。

相撲ライターとしての活動について初物はある程度やり尽くし、コロナの影響と人気力士の相次ぐ引退で相撲の仕事が激減する中、2022年はどこに次を見出すか?ということがテーマでした。

勿論相撲が嫌いになったわけでも興味がなくなったわけでもなくて、でも一点集中するステップではないことを感じたんですよ。

思えばこの数年は右肩上がりが続きまして、2015年にライターデビュー

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批判記事の書き方、教えます。「一方的な批判は厳禁」な理由とは?

批判記事の書き方、教えます。「一方的な批判は厳禁」な理由とは?

現代ビジネスに大相撲に関する批判記事を掲載しました

もしかすると御覧いただいた方も居るかもしれませんが、今日ヤフーニュースに私が現代ビジネスに寄稿した記事が転載されました。

こちらです。

あの優勝したくて、させたくて仕方がなかった例の力士のお話です。千秋楽の前の日にどうしても勝つ絵が想像できなくてツイッターで作戦会議まで開いたのですが、エロDMが殺到するという衝撃のオチが入ったあの力士のこと

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大手出版社から本を発売しても、状況は変わらなかったという話

大手出版社から本を発売しても、状況は変わらなかったという話

書くことを仕事にすることの現実を知ってほしい最近出会った中でとても多いのが「小説家になりたい」「本を書きたい」というような、書くことを仕事にしたいという方です。

こうして書くことを副業としていて、しかも自分が好きなジャンルのことを書いている訳ですからそれは自然なことだと思います。

不思議なもんで、こういうのって引き寄せるんですよ。なんなんでしょうね。「スタンド使い同士ひかれあう」みたいな。私の

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ライター業を始めても、好きなジャンルだけで生活できないという話

ライター業を始めても、好きなジャンルだけで生活できないという話

なんでみんなそんなにライターに成りたいの?ライターという仕事を初めていただいてから早いもので7年が経過しました。

専業という訳ではなく、また割と仕事のステージがここまでは年々変化していることもあって本当にあっという間だったように感じます。肌感覚で考えると3年くらいの印象なんですよ。

相撲が専門ということもあり、本当に狭い世界なので相撲ファンの方からフォローいただいたり有難い言葉をいただけたりと

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ライターとしてステージ上がると善悪判断がバグりそうでヤバいという話

ライターとしてステージ上がると善悪判断がバグりそうでヤバいという話

立場ある有名人が何故か不祥事を起こすのがよく分からないなんだか香川照之さんが大変なことになっているようで。

真偽のほどはともかくとして、もしあの通りのことを本当にしているとしたら相当問題ですし、CM切られるってことは真実ということなのでしょうか。

よく見る役者の方だったし何より「昆虫すごいぜ!」を楽しみにしていたのでCMの打ち切りはともかくこの番組が終わるのは何より困るなぁという想いなのですが

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相撲ブログを書き始めたら本を出版し、ヤフーで専門家コメント付けてる奇跡の話

相撲ブログを書き始めたら本を出版し、ヤフーで専門家コメント付けてる奇跡の話

ただ、自分のために始めたものだった。
それが結果的に未来のためになるとは知らずに。

2011年、大相撲が八百長問題に揺れる中で私は幕下力士の闘いが面白いということを伝えるためだけに無料ブログを立ち上げた。

「吐合」という珍名力士を面白おかしく紹介していたら、気が付けば幕下の、そして大相撲全体の魅力を伝えるものになっていた。そして大相撲の楽しさだけではなく、構造的な問題に対しても声を上げるように

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ライター業をしていて最も腹立たしいのは一線を超えない中傷という話

ライター業をしていて最も腹立たしいのは一線を超えない中傷という話

ライター業は見返りがあるが割に合わないライターとしての仕事って、特にスポーツライターや相撲ライターという立場だと割に合わないと感じることが多いです。

以前もお話ししましたが、ライターとしての収入って本当に大したことありません。一つの記事で得られる金額って小遣いレベルで、正直なところ週に5日毎日1本ずつ記事をリリース出来ても本業の収入には及びません。

何度かお話ししていますが、私は本業で外資系I

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炎上を未然に防ぐためスポーツライターがしてる3つのことは?

炎上を未然に防ぐためスポーツライターがしてる3つのことは?

炎上は防ぐことができる先日は誹謗中傷対策にしていることについてお話しました。

どうしてもトピックによっては荒れることもありますし、批判や中傷を受けることもあります。

ただ、大事なのはとにかくネットの評判は気にしないこと。自分で悪いところに気づくこと。そんな話をしました。

しかしどういう訳か人はネットに評価を求めてしまう。だからエゴサーチをするし、コメントも見てしまう。

そして、批判や中傷さ

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ライターの仕事を得る方法、教えます。相撲ライターが行う3つのことは?

ライターの仕事を得る方法、教えます。相撲ライターが行う3つのことは?

ライターとしての仕事はゼロを1にするのが難しい冒頭からどうでもいい話。私はこのイラストの人にかなり似ています。

さておき。

私は2015年から相撲ライター・スポーツライターとして活動している。

何度か話しているように、私はもともと2011年に無料ブログ「スポーツナビブログ」で幕下の相撲の面白さを書き連ねることからキャリアがスタートしている。

仕事として相撲記事を書けたらどれだけ楽しいかと考

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ほとんどアマチュアのライターが120000字の本を25日で書いた信じがたい話

ほとんどアマチュアのライターが120000字の本を25日で書いた信じがたい話

本の執筆依頼が来た!でも、本の書き方がわからない! 私は肩書としては相撲ライター・スポーツライターを名乗っているが、元を正すとスポーツナビブログで「幕下相撲の知られざる世界」というニッチなブログを運営していたことが土台にあるアマチュア上がりの兼業ライターである。

そのため特に誰に記事の書き方を教わったわけでもなければ大学でも文学部などに在籍していたわけでもない。ブログのPVがどうすれば伸びるか?

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